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アイハブアニューバイシクル。

自転車を買ってもらった。以前、自転車がボロボロになって、ついにブレーキのワイヤまで切れた話を書いた。愛着があって、手放したくない。できれば修理でなんとかしたい、と思っていた。

先週末、オットと一緒に自転車屋へ行った。自転車屋の話はこうだ。「ペダル、ブレーキワイヤ、後ろタイヤの交換なら、10,000円くらいですね。ただ、この自転車は、ハンドルロックがかかるタイプで、この中を開けて見ないと、構造上、これからも使えるかどうかは不明です。ハンドルのグリップやギアチェンジの部分も、すでに溶けてベタベタになっていますし、買い替え時かもしれませんね。」

致し方ない、と思った。今後の修理や、耐久性を考えて、新しいものにすることを決めた。オットが誕生日のプレゼントに買ってくれる、と言った。

ところが昨日、5kmくらいの道のりを乗ってみたら、新しい自転車は、慣れないだけでなく、わたしの体に合っていなかった。試乗は店の前をくるっと一周しただけで、サドルの感じや、ハンドルの高さとのバランスなど、あまり検証せずに決めてしまったのだった。いつもそうだ。人に買ってもらう時、吟味することができない。お金を払う人を待たせるのが嫌なのだ。じっくり選びたいが、「どう?決めた?」という人が放つ、無自覚のプレッシャーに弱い。

特にオットは厳しい。「これは、重そうだ」「こっちはデザインが」と言うと「文句の多いやつだ」と返事が帰ってくる。購入して帰るときにも、「そうだ。このロゴのステッカーを剥がして、違うステッカーに張り替えてみてもいいかも」と言ったら、「文句ばかり言うヤツだな」と言われた。

そんなわけだから、口が裂けても「前の自転車の方がよかった」とは言えない。オットには、別れた男の方がよかった、と聞こえるに違いない。

とはいえ、とにかくお尻が痛くて、もう乗りたくないくらいなので、思い切ってオットに「サドルが合ってないみたいで、お尻がすごく痛いんだ。」と言ったら、「自転車屋で調整してもらってきたらいいじゃない」と。え。自転車のサドルって、高さ以外に調整できるんですか?知らなかった。なんという無知。知らないって、ほんと恥ずかしい。

そこで今日は自転車屋さんでサドルの角度を調整してもらって、帰ってきた。「サドルはもっと大きいものに変えることもできますが、値段が上がります」と言われた。ああそう。お尻のサイズの問題なのか。少し体重を落とせば解決するのか?さて、いつかニューバイシクルとの相性がよくなる日がくるのだろうか。


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