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目が合ったから。

近所にラーメン屋がある。

この街に住んで15年。その店舗の場所は、店がすぐに入れ替わってしまう。ところがこのラーメン屋はもう4年は続いている。若い男性が一人で切り盛りしていて、決してお客さんが多いとは言えない。もちろん、4年も続いているのだから、常連客もいるらしいし、すごく儲かっているようには見えないけれど、それなりに商売繁盛しているのだろう。

ところが、今日の夕方、ラーメン屋が、タバコを吸いながら店の表でしゃがんでいた。そして、目が合ったのだ。わたしは会釈した。向こうも会釈した。

家に帰ると、オットとムスメがお腹をすかせて待っていた。「ラーメン屋さんと目が合ってしまった。」とオットに言うと、「目が合ったんなら仕方ないねえ。行くか」という運びになった。

ラーメン屋で注文をしようとメニューを見る。そうだった。わたしはダイエットをしているのだった。どれもこれも高カロリーメニューで、避けようがない。

ラーメンを食べながら、オットが「明日はランニングの日だ」と娘に言っているのをちらっと聞いた。歩きでもいいから、大濠公園を2周しろとオットが言う。

もしも明日、わたしが原稿を書かないで1日が終わっていたら、それはとんでもない疲労か、ケガだと思っていただきたい。






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