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運転免許更新

運転免許証を更新する時が来た。普段、運転免許証をまじまじと見る機会はないが、更新手続きの長い列に並んで待っている間、5年前の自分の写真を見た。髪型も体型もそんなに変わってはいないのだけれど、やっぱり5年分は若いように見える。ただ、白いブラウスの肩のあたりにちらっと見える湿布薬が痛々しい。というか、文字通りイタイ。5年前も十分に歳をとっていることがバレる。すでに5年前から肩の調子が悪かったんだな。確実に老朽化しているんだな。はー。

試験場の壁に貼ってあるポスターもなんとなく見た。これだ。

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暴走族はこれを見て怒るんだろうか。それとも「あるある」と笑うんだろうか。かっこ悪いと自覚していたら暴走族をやってないか。

手続きのあと、30分間の講習があった。これまでの経験上、講師は男性だと思っていたら、女性がやって来た。ものすごい早口で滑舌よく、話は聞き取りやすかったが、指定された動きをするロボットみたいだった。

講習が終わって新しい免許証を受け取って愕然とした。頭頂の髪がグチャッとおかしな形になっている。そういえば、写真を撮る寸前に、斜めがけしていたショルダーバッグを外したから、そのストラップが引っかかったのだろう。言ってくれれば、と思った。撮ってくれたのは女性だった。「この人の髪型は、こんなもん」と思っていたのだろうか。これを5年間持っていなければならないのはショックだ。しかし、考えてみたら、特に人に見せることもない。

そう思って安心していたら、今日、TSUTAYAの会員証更新で「身分証明書を見せてください」と言われてしまった。見せた。店員はちらっと写真を見たが、何も言わなかった。いいや、わかってる。笑っちゃいけないって、そう思っているんだよね。はー。

運転は得意じゃないけれど、まあまあ好きだ。人が運転すると酔うのに、自分が運転するときは酔わない。不思議。


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