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主婦のひとりごはん

ずいぶん長いこと、卵かけごはんを食べていないなあ。このイラストを見て思った。美味しそう。簡単だけど栄養まんてん。その手があったか。

卵かけごはんに必須なのは、「新鮮なたまご」と「アツアツのごはん」、そして「おいしい醤油」だ。わが家には、卵と醤油はあるが、「アツアツのごはん」がないことが多い。炊飯ジャーがないからだ。そもそも今も「炊飯ジャー」って、言うの?何か別の呼び名になってない?(例えば、ジャージがスウェットに、スパッツがレギンスになったりするような。)

ごはんは「土鍋」で炊く。1回に3合だ。それで1~2日はもつ。炊くのはたいてい、晩ごはんの時だ。家族が全員そろい、せーの、で食べることができるのは、夜だけだから。それでもオットが残業したり、ムスメが部活からなかなか帰ってこなかったりするので、食べるタイミングに合わせて炊くのは難しくなってきている。それに、炊きたてのごはんと、おかずが用意されていたら、卵かけごはんの出番はない。残ったごはんは土鍋の中でゆっくりと冷えていく。

翌朝は、ムスメがトーストを食べている間に、蒸してごはんを温め、お弁当を作る。わたしは、ムスメの残したトースト半分とか、お弁当の残りのおかずなどを食べて朝は終了。

問題は昼だ。主婦のランチと聞けば、小洒落たカフェやレストランでママ友たちとおしゃべりしながら、ご褒美ランチをデザートまでいただく、みたいなイメージがあるかもしれないが、実際にはそんなことは稀だ。わたしは年に2〜3回、の頻度だ。(人によって全然違う。)

冷えたごはんを一人分温めるのも面倒だ。うちには電子レンジもない。そこで「お茶漬け」が重宝する。インスタントのお茶漬けもいいが、前日のおかずの残りや常備菜を物色して、お茶漬けにしても良さそうなものを選んでぶっかける。今日は鶏そぼろだった。

そうめんや冷やし中華など、麺類を食べることもある。しかしそれも、麺をゆで、ハムやキュウリを刻む一手間かかるわけだから、気力がないと作らない。何も食べずに生きていけたらいいのに、と思っているものの、実際には食べずにいたらイライラするし、目が霞み、足がふらつく。

さて。鶏そぼろのお茶漬けを掻きこみながら、絵に描いた餅ならぬ卵かけごはんを眺めつつ、もうちょっとマシな食生活を送らねば、と思っているところだ。

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