見出し画像

EMPTY

インクトーバー2022  14日目 お題は『からっぽ』
これまた昨日のお題である。

虚無、という言葉を最近よく聞く。流行ってるのだろうか。使い方が気持ち悪い。「虚無、ってなった」とか「虚無だよね」とか。そもそも虚無って、口語文にマッチしてない気がする。まあ、頭が硬めになってきたおばさんの戯言なので、お気になさらず。

この頃、気分的にグレてて、文章がうまく書けなくなっている。いや、上手に書こうということではなくて、「思ったように書けない」という現象だ。
ずっと若い頃は怒りを原動力にして書いていた時もあったし、斜に構えて書けば溜飲が下がった時もあった。が、今は全然ダメだ。

素直に書きたいのに、書けない。わたしの中にはまだフツフツと燃えるような怒りや、谷底に突き落とされたような悲しみがあるのだが、それをぶちまけるように書くのは、大人として失格のような気がしてならない。大人はもっと、穏やかに、スマートに、余裕を持って、…みたいな思い込みがあるのかもしれない。

おばさんも、悩む。悩みの壺は、まだまだからっぽにはならない。

サポートいただけたら、次の記事のネタ探しに使わせていただきます。