虹の画像

6月のテーマが虹であることに今更気づいて、考えてみたら結局理科っぽい感じになってしまった

こんにちは。「人も歩けば理科に当たる」ということでちょっとした理科の知識を理科のことをよく知るモテないと有名な工業大学の大学生ベルヌーイが虹についてカップルの多いカフェでボッチで書いてみました。

 虹を題材にした小説を書こうと思ったのですが、「虹ってきれいだな」ってところで止まりました。我には、やはり数式であらわせないものについて書くのは無理なのかと感じました。

 ところで、理系の人が虹にまつわる話と聞くと思い浮かぶのは、虹をモチーフにした感動的な小説よりも、ニュートンの分光の話ではないでしょうか。ただ、理系でない人も光の三原色という話は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 プリズムに太陽光を通すと Red , Green , Blue (赤、緑、青)という光の三原色に分けられるという話です。

しかも、地球上の光はこの3つの光の組み合わせにより作ることができるというのが、一般的な光の三原色のイメージではないでしょうか?

 ここで、一つ理科の初歩的な知識を皆さんにお教えしたいと思います。光の正体は波です。波には山と谷があります。山と山の距離のことを、我々は波長と呼んでいます。人の見ることのできる光のことを可視光といいます。可視光の中で波長が長いとき「赤色」に、波長の短い光のとき「紫色」に見えると表現します。

 待ってください!!って思いませんですか?波長による違いってことは、光の色って無数にあるはずじゃないですか?(波長が少し違えば、光が違う=波長は長さなので数であらわされる=波長のは無数にある=色は無数にある)本当に光の三原色だけであらわせるの?

 今日はこのことについて考えてみましょう。

 物理学上は確かに光の三原色ですべての表せません。ここで、光を認知するのは、目であることを思い出してください。目は、一種のセンサーです。このセンサーは、一つのセンサーからなっているのではなく3つのセンサーからなっていると感じてください。一つが赤色の光を感じるセンサー、一つが緑色の光を感じるセンサー、一つが青色の光を感じるセンサーです。人は、この3っつの光しか感じることができないのです。逆にこの光が入っていれば光として認識できるのです。

 でも、黄色とか見れるじゃんって思いません?黄色は緑+赤色ってとらえることにより、感知しているわけです。だから人間の見る色は、光の三原色を混ぜることによりすべて再現できるわけなんです。

 虹の色が七色と決めたのは、ニュートン。音楽ではド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの7音階が基調となっているので、その「7」に彼がこじつけてしまったという説があります。ニュートンは物理学者で純粋に美しいものを追っていた。だから、美しい虹という現象に出会ったときに自分が美しいと感じる音楽にリンクさせてしまったのでしょう。そして、ニュートンは虹の色も七色にしてしまったのでしょう。

 七色の虹をみて、「ああきれいだな」って思う人の中にかつて、偉大な物理学者であったニュートンもいたことを思い出してもいいかもしれません。

雨上がりの虹を見れることを願って、今日はおしまい。

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