見出し画像

異世界を覗き見る気分…い~かげんな歌舞伎ファンのワシだが、気が付けば澤瀉屋三代見てることに…逸材と言わねばなるまい、市川團子「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」新橋演舞場 わし流 芸術の春2024②…むかし「オグリ」か「八犬伝」のときバッタリ劇場で会ったH君、元気ですかッ

実はワシ、先代猿之助のスーパー歌舞伎「オグリ」や「八犬伝」は見ているのですが、「ヤマトタケル」は未見でした。
が、最近NHKのBSで90年代ぐらいの再放送をしていたため、これで「予習」。歌舞伎の筋はよくわからず見ていることが多い、い~かげんなファンであるワシも、今回は安心して? 長時間の観劇ができました。

で、この役ですが、ズバリ言って当時の猿之助、團子のおじいさんですね、このときよりも現在20歳という團子の方が役に合っているといっていいんじゃないでしょうか? 若く、力があるがゆえに慢心してしまう、という役なので。
それにしても市川團子、おそるべし! 冒頭のめまぐるしく変わる2役、声まで変えているので本当に2人いるのでは? と思うほど。
立ち回りのスピードや優雅さ、もちろんラストの宙乗りも素晴らしい。

去年1年間3階席から双眼鏡を使いつつ見ていた国立劇場は「江戸時代の浮世絵が動いている」ように見えたのですが、同じく3階席から(こちらは新橋演舞場)の今回は「きらびやかな異世界を覗いている」感じがしました。


こちらもよろしく▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?