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ZX-25R(2024)の慣らしとショートツーリングの話

納車されてから二週間と少し経ち、走行距離はまもなく1000kmに到達しようとしている。
納車日に月内で1000km行くだろうからと月末に初回点検の予約をしていたところだったが、行こうと思っていた遠方の天気のアテが外れたので思ったより走行距離が伸びないままでこの日を迎えてしまった。
一旦リスケしようかと思い一度カワサキプラザに電話してみたところ、その時点での走行距離の820kmほどでも特に問題はないでしょうとの事だったので点検とオイル交換に行くことにした。

慣らし中、400kmを超えた時点で回転制限はなくなり「穏やかな走行をしてください」の領域に入る。
とはいえ公道しか走ってないので交通に合わせたそれなりの走行しかできないのが実情、そこまで回したくても回せない。
エンジンの特性上、10000回転くらいからパワーが出るので一瞬その領域に入るとエンジンが咆哮し、もっと回せ!と言われている気分になるが、その速度で走ると免許か命のどちらかを差し出さないといけなくなるので自制せざるを得ない。
もっと速度を出したければサーキットに行くのが常識であろう。

ちょっと前が詰まったりした時に5速6速で4000回転まで落ちると確かにパワーが上がってくるまでは少し時間がかかるが、3速4速まで落として再加速すると、それはそれは乗っていてとても楽しいエンジンだと感じる。
以前まで乗っていた600cc大型スーパースポーツのような下からでも来る加速感は当然ないけれど、こちらだって公道で回すなんて事は出来ないパワーを持っているわけで、自分にはサーキットに行く趣味や習慣があるわけでもないので、スタイルで買って十分に満足出来るバイクと思っている。

そんな時に友人から声がかかり、ちょっと走りにいきませんか?と言う。
この彼はこの間大型免許を取得し、いつか乗りたいと大型バイクを夢に見る男、今はCBR400Rから乗り換えてCBR250RRに乗っている。
お互いのバイクを乗り換えてみようと話していた事もあり、短めのツーリングに出る事にした。

目的地は千葉の習志野にあるコーヒーショップ。
これは以前自分がYoutubeで見た世界一のコーヒーバリスタの店。
一度ここのコーヒーを飲んでみたいなぁと思っていたので、距離と時間を考えても丁度良いなと思ったのである。

合流して昼にラーメンを啜り、それから走り出した。

まずは途中までは普通に走り、途中の道の駅でお互いのバイクを交換した。
CBR250RRはとても軽い、ZX-25Rとは重量差が30kg近くあったはずだ。
低速からでドドドドと力強く加速する。
ZX-25Rと比べると回転が上がってきた時のあの滑らかな加速感はない、しかし2気筒ならではの低速から上がってくる時のトルク感を感じられた。
お互い持っている特性が異なるバイクなので得意な領域が異なるのもあり、高速での移動が多いなら25Rの方が楽だろうし、下道でビュンビュン走りたいなら250RRの方が性に合っていると思う。
どちらを選ぶのかは購入者の使い方次第。
両バイクを所持してない状態でどっちを買おうか?となったらこれはとても迷うだろうなという話をした。
相手方にはアクセルを一定以上捻ると音が変わってくるところがあるから、とりあえずそこまでは回してみてくれと言っておいた。
普段乗っている自分のバイクとの違いを楽しんでいたようだ。

そんな中でZX-25Rは手首に結構来るという話題を出したところで、25Rの方が明らかにハンドルの角度が下がっていると言われ、見比べてみたところ確かに25Rの方が垂れ角がどう見てもきつかった。
CBR600RRから乗り換えるとこんなもんだろうと思っている事に気付けないもんなんだなぁと思ったりもした。
そもそもちゃんとニーグリップで乗りなさいという話なのである。

あと決定的に違う点がひとつ。ウインカースイッチの位置。
ホンダのスイッチはホーンが上、ウインカーが下にあり、カワサキやその他メーカーのウインカースイッチは上にある。
つまり急に乗り換えたら間違えるのである。
国産車と輸入車のクルマがウインカーとワイパーのレバーが逆についてるみたいな話だ。

で、コーヒー屋に到着。

片道1時間半くらいのツーリングはお散歩気分で楽なのも良い。
遅くならない時間に帰ってきた解散した。

走行距離は920kmまできた。
1000kmまでは今週中に行くだろう。



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