同性婚制度化に向けた民法改正案提出について思うあれこれ

『立憲民主などが同性婚を認める法案を提出した』(下記参照)というニュースを見て、「議員立法での成立件数ってめっちゃ少ないよな・・・」という思いはあるものの、「これで議論が少しでも進むのであれば大事な一歩だ」とも思った。

提出された改正法案がどんなのかなと思って新旧対照法を見てたら、旧の方が現行法じゃなくて民法の一部を改正する法律(選択的夫婦別氏制)による改正後の規定、になってて一瞬「うん????」ってなった。単純に現行法との対照表だと思って旧と思わしき方見てたから「いつのまに選択的夫婦別姓成立したんだ」と思ったけど違った。(改正法案の内容等については下記参照)

現行法がどうあれ、同性婚制度化に関する民法改正案提出の記事を見たときに「仮に同性婚が制度化したとしても別姓が認められていなければ弊害が多いよな」と思っていたので改正法案にそれが盛り込まれてるのを見て安心した。だって、別姓が認められてない状態で同性婚した場合そこには「カミングアウト」するリスクが伴うし、カミングアウトする可能性は非常に高いってことですよね。

同性婚が法的に認められたとしても、カミングアウトするか否かはまた別問題だと思うんですよね。法的に認められたとしても受け入れられない人はいるだろうし、そうすると結婚して姓を変えなければならないとなると「なぜ姓が変わったのか」を説明する必要性が生まれるわけで、ということはカミングアウトしないといけなくならない?とすると、別姓可とする規定になっていなければならないと思うので、この改正案はそれを盛り込んで入るので、ひとまずホッとしたというところ。

日本の婚姻を取り巻く法制度は何とも古臭い感じがするので、本当にもうさっさと変えてくれよ・・・というのが本音。

因みに、先月台湾で同性婚法可決・施行となったけど、台湾は別姓については98年の民法改正から認めているので、その点についての問題はもう存在してないので議論も同性婚に絞ればいいという点でやりやすかった面はあったのかなと思ったり(門外漢なので実際のところはわかりません、あくまで想像)

今回提出された法案についてどれだけ議論がされるかわからないけど、少しでも前進するような議論が展開されることを祈ります・・・野党提出法案ってどうしてもないがしろにされるし・・・議論・・・してくれ!

※調べつつ書いてはいますが、誤った記載等がありましたらご指摘ください。


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