「郷里の言葉で…」

「夕霧。」

「なんでありいすかぇ。」

「おまんは、わしと同郷じゃったにゃー。」

「あい、土佐の出でありいす。それがどうしなんした?」

「おまん、ちっくと郷里の言葉で話してくれんがかよ。」

「主さん、何をいいなんしかぇ?わちゃ、郷里の言葉を話すわけにはいきなさんす。」

「わしの頼みでもいかんがかよ。わしは、おまんと国の言葉で話したいがじゃ。こんとおりやき。」

「主さん、頭をおあげなんしな。」

「…頼むきに…」

「はぁ…今宵だけですきに。」

「夕霧!」

「おまさんが何時までも頭をあげてくれんから、仕方なく使っちゅうばあやか。勘違いしやぁせきおせ。」

「分かった、分かったきに。夕霧、しょうまっことおおきにじゃき。」

「ほき、どがな話をしたいがかぇ?あしの話すことらぁてたいしたことはないきねよ。」

「たいした話じゃのうてもええきに、おまんの好きな話をしとおせ。」

「ほんに我が儘なお人やき。そうやき、ほいたら、あしの好きな海の綺麗なところの話をしゆうかね。
おまさん、寝物語に聞いとおせ。」

「夕霧、わしはゆるりと聞いちょったらええがかよ?」

「おまさんは、なんちゃーじゃ喋らき、黙って聞いとおせ。何か問うたらあしは話すがをやめますきに。廓(さと)言葉に戻りますきにね。」

「ほりゃあいかんが!分こうたちや、わしは黙って聞いちゅうきに。約束じゃ。」

「ほいたら、お話しするがでね。」

「ああ…。」

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さて、今回は土佐弁変換アプリやら、なんやらを使ったり、調べたり(笑)

あしの力不足はよぉわかっちょる。けんど、頑張ったがよ。

良かったらやってみとおせ(;A´▽`A

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