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若者にお伝えしたい私なりの「選挙に行こう!」

朝から曇っていて、洗濯物を干せるかと悩みましたが、天気予報で雨とまでは言っていなかったので、それを信じました。結果は「信ずる者は救われる」でした。

さて……。

今週のある日、帰宅した時にいつものように郵便受けをのぞくと、実家からの郵便物が転送されてきていた。何だろう? と思ったら、明日投票が行われる統一地方選挙のお知らせであった。

こちらで何回もお話ししてきていることだが、母は施設に入所している。足の骨を折って以降歩行も困難で、とても投票所に足を運ぶことができない。つまり、投票権の行使ができないのである。

私の母のような事情によって、投票所に足を運べない人は他にもいるはず。それも、昔に比べれば間違いなく増えていると推測する。老人の数が増えている以上、身動きが取れない人もそれに比例すると考えられるからだ。

一方で、若年者の数は相対的にも絶対数でも減っている。このことを考えると、若者の選挙離れが投票率低下の要因とされるが、身動き取れない老人の増によるやむを得ない棄権もその要因の一つになり得ているのは確かである。

身動きとれない人の投票についてちょっと調べると、「不在者投票管理者を置く施設」として自治体から指定を受けている施設であれば、そこでの投票は可能らしい。でも、そういう施設はあまり多くはないはず。

また、家族による代理投票は認められていない。それはそうだろうと納得はするけれど。

そして、郵送での不在者投票というのも制度としてはある。でも、これはかなり面倒くさい手続きを踏まなければならない。詳細は以下のリンクをお読み頂きたいのだけど、申し訳ないが私はこれをやる意欲が湧かない。

かくて、間違いなくわが家の一票は棄権となる。似たようなことが全国各地で起こっているのは間違いない。

でも、これは見方によっては若い人の投票価値が高まっているとも言える。老人が上記ように制度上の理由により選挙権を行使できない(それはそれで問題なのだけど)分、若い人が投票所へ一歩足を進めることで、その意思を政治の場に反映させやすくなっているのは間違いない。

若者の選挙離れという言葉が叫ばれるようになって久しい。しかし、自分がそのキャスティングボートを握っているかも知れないと分かれば、選挙に興味を持てないだろうか。そうすることで行動も変わるのではなかろうか。

諦める選択は、いつでも誰でもどのような時でもできること。そうであるならば、とりあえず明日の選挙には投票所まで足を運んで自らの意思を表明してはどうだろう。

余計なお世話かも知れないけれど、諦めるのはその後にもできることなのだから。

お読み頂き、ありがとうございました。

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