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大葉の種から発芽、第二世代育成中

今日も無事に終わりました。本当に大局観が持てていないなあと自嘲しています。

さて、……

今回は単なる我が家の家庭菜園のお話。しかも、どちらかと言えばマイナーな大葉についてである。ゆえに、ご興味がある方だけお読み頂ければ幸い。

実は、昨年妻がプランターで大葉を育てていた。幸い、そこそこの量を収穫することができた。

その後、大葉は小さな花を咲かせた。大葉の花は、ちょっと良い料理屋さんに行くと薬味として付いてくる。やがて秋が深まり、大葉は枯れた。

しかし、我が家の大葉の命は、それで尽きたわけではなかった。春になってふとプランターを見ると、そこにはたくさんの芽が出てきていたのである。しかも、プランターの外の敷き砂利の下からまで芽が出ていた。

大葉の花は全部収穫していなかったことから、恐らく花が終わった後にできた種が土の上に落ち、更に敷き砂利にもこぼれたものと推測される。それらが春になるのを待って芽を出してきたようだ。 

こういう場面に出くわすと、つい立松和平調で「我々が生命の神秘を感じる感動的な瞬間です」と言いたくなる欲を抑えられない(このネタが通じる人ももうかなり少ないだろうと思うと、ちょっと寂しい)。

忘れずに水をやるよう心掛けてきたところ、結構育ってきた。それで先日、一部の葉を収穫して食べてみた。

意外なことに、去年より今年の方が香りが立つ感じがする。特に何かをしたわけでもない。それでも風味が明らかに良くなっていて驚いた。採れ立ての大葉の瑞々しさという表現には若干無理があるものの、十分食用に耐える。

また別の意味で驚いたのは、なぜか敷き砂利の下から芽を出した個体の方が良く育っていること。どう考えても敷き砂利の下の土に肥料分はないはず。プランターの土の方が栄養豊富なはずなのだけど、結果が逆転している。

「大葉は痩せた土の方が育つ」とは、栽培情報について書かれたサイトにはいずれも記載がない。この現象は不思議だと思っている。

大葉は、どうしてもメインの野菜とはなり得ない。あくまでも薬味である。それでも刺身にあれば嬉しいし、これからの季節は素麺と一緒に食する等活躍の場も広がっている。

食卓を豊かにする脇役の1つとして、これからも大事に育てていきたい。もちろん、食べるのだけどw

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。