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多過ぎる迷惑メールを考える

今日は一日中雨なのかと思っていましたが、私の職場付近では昼前には上がり、その後降ってきませんでした。助かりました。

さて、……。

あなたは今もメールを使っているだろうか? 変なことを聞く人だと思われたかも知れない。ちなみに私の場合、使ってはいるのだけど、それは専ら会社業務においてであって、私用ではほとんど使わなくなっている。

そのため家で自分のPCのメールをチェックすると、半分は会員登録したサイトのキャンペーンかバーゲンセールのお知らせ、或いはメルマガかクレジットカード利用時の通知であり、残りのほとんどが胡散臭い迷惑メールとなっている。

迷惑メールは、送信者がやっていることの不誠実さに比べて内容の精度が上がってきている。正直なところ、文面の日本語がかなりこなれてきているのだ。もちろん、まだまだではあるのだけど、慌てていると引っ掛かる人も出てくるレベル。

せっかくなので一つ引用してみる。

カード年会費のお支払い方法に問題があります。
カードの利用を一時停 止しました。
年会費の支払い方法を更新してください。

▼ご利用明細のご確認はこちら

私が受け取った迷惑メールの一部

この文章について一々突っ込んでみたい。

まず私の感覚では「カード年会費のお支払い方法に問題があります」は回りくどい。「カード年会費の引き落としができませんでした」と明快に書くべき。また、そういう場合に「一時」とわざわざ時間を限るのも変。

次に「カードの利用」は「カードの利用」と書くべきだし、年会費の支払い方法については「更新」の前に「ご確認」を求めるべきだろう。

ちなみに、年会費の話題なのに「ご利用明細のご確認はこちら」も変。また敢えて引用文から外しているけど、「ご利用明細のご確認はこちら」のリンク先が当該カード会社と全く関係ないドメインなのも整合が取れない。

留めとして、本来カード利用による引き落とし先と年会費の引き落とし先が異なることなどあるだろうか。今まで引き落とされていたのであれば、自分が直前に何か身に覚えのあること(口座解約等)をしていない限り、強い確信を持ってこれは嘘だと判断してよい。

しかしながら、AIは日進月歩で技術が進む。普段から、メールからのリンクではなく元のサイトから開く癖をつけておく必要はあると思っている。

私はまだ大丈夫だと思っているが、娘世代は意外とメールには疎いかも知れず、少し心配している。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。