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私がお土産を買うもう一つの理由

今日は晴れて涼しい一日でした。昨夕庭に蒔いた水は帰宅時にまだ乾いておらず、庭木の命を繋ぐのに一役買っていました。

さて、……。

今日は月曜日、週の初めである。朝のミーティングを終えると、同じ課の後輩の子がお菓子の箱を抱えてやってきた。「辻さん、休日に遊びに行ったのでお土産です」。

もちろん丸々一箱ではなく😅その中で好きなのを選べということであったのだけど、ありがたく頂いた。こんな感じでコミュニケーションが取れているのも良い職場の証だと強弁しておく。

改めて言うまでもなく、私もお土産を買っていくことはある。もちろんバカ高いものは無理だけど、さりながら年齢相応の質のものを選ぶようにはしている。

ただ、それを実家近くで買うのと出張先で買うのでは、買う動機に違いがある。

もちろん、職場の皆さんに美味しいもの、珍しいものを食べて欲しいという純なる思いがある。そして、たまには買っていかないと沽券に関わるかもという不安も買うのを後押しする。ここまでは、どこで買おうと変わらない。

ただ出張先の場合、私は事業所のある町に少しでも金銭的に貢献したいとの思いがある。基本的に地方は経済的に厳しいところが多いので、それを少しでも緩和したい、それによって事業所の生活環境の維持にも役立てるのではないかという思いがある。それがお土産を買うもう一つの理由となっている。

「何を大袈裟なことを」「菓子折り一つで地域経済に影響など与えられないでしょ」という声はごもっとも。多分、私の買った一個だけではほとんど効果はないだろう。でも、そういう思いが幾つか重なればどうだろうか。

もしかしたら何個か売れたことでお店の「もうちょっと頑張ってみよう」という意欲を引き出すのに繋がっていたかもしれない。「買って応援」というのは、こういうことだと思う。

個人でできることには限界がある。だから自分が全てを背負いこむ必要はない。でも、できる範囲でやっていくことで思いが少しずつ力に変わっていくかもしれない。絶対ではないにせよ、そんな感じでユルくても支える側に回っていたいと願っている。

金は天下の回りもの。でも店が一つ去り、二つ去っていくと回る繋がりが切れて滞ってしまう。そうなると、事業所員の生活環境も悪化する。

そんなことを考えるのも、年を取って世の中が少しわかるようになったから。そしてわかったからにはまずできることからやってみる。それが大事だと思う。

お読み頂き、ありがとうございました。

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