ピクシブ株式会社サマーインターン体験記

はじめに
夏も終わり涼しさが気持ちよくなってきたと同時に寂しさも感じることがあります。
はじめまして。僕は今大学3回生でして、夏休みは様々な企業のインターンに参加させて頂きました。その中で今回は、9/12~9/19(9/20)まで参加させて頂きました、ピクシブ株式会社のビジネス職サマーインターンの感想を書かせて頂きます。

参加に至った流れ
経済学部三回生の夏ということもあり、僕は4月頃からサマーインターンに向けて動いていました。目的はざっくりと「様々な企業や業界について知る」というものと、「自分のことを見つめ直す」というものでした。その中でピクシブを見つけたのは前期が終わる頃の7月末でした。ある程度の面接が終わった中で面白そうな企業はないかなと就活サイトを見ていると、ふと目に留まったのです。
目に留まった理由はまず3Ⅾ関連技術について取り扱うというものでした。サマーインターンの二つの目的に合わせて見たとき、自分自身この分野についてなじみがあまりなかったため、現場がどういう風になっているのか知りたいという思いがありました。おまけの理由としては、交通費・宿泊場所・日当が出て、人数も10人以下というかなりの気合いの入れようではないかと思ったこともあります(実際かなり力が入っていると感じました)。
ピクシブは有名企業ですが、知らない人は知らないのではないでしょうか?僕自身は、中学生くらいの頃に色々とイラスト探しに使わせて頂いたこともあり知っていたのですが、正直に言うと最近は使っていなくて提供サービスが増えているということは知りませんでした。知らない人のために補足させてもらいますと、「イラストや漫画を中心にしたソーシャル・ネットワーキング・サービス。自分の作品(創作・二次創作の両方)をアップロードし、他のユーザーの作品をブックマークすることで、同じ嗜好の人々がつながることができる。」といったサービスを提供している企業です(Wikipedia参照)。詳しくは、https://www.pixiv.net/ などから見ていただけるとよいかと。このような二次イラストコンテンツ特化のプラットフォームサービスに特化している企業はなかなかなく、非常にユニークな会社と言えるかと思います。
説明が長くなってしまいましたが、内容や知っていた企業ということもあり、インターンに興味が湧いて応募させて頂きました。選考は書類と面接でした。今回は、インターン体験記ということでここら辺は割愛させて頂きます。

インターン開始
場所は東京千駄ヶ谷。東京でありながらも人がそこまで多くない地域というのは、人込みが好きではない僕にとって良かったです。そしてオフィスの階に入ってみると目に付くのはイラスト。オフィスの中に入ってもイラストがたくさん描いてあり、漫画もたくさん並べてありました。全体は突き抜けとなっており、机や椅子などもカラフルで長時間いても疲れにくいような空間となっておりました。一言でいうと楽しいです。他のインターンで窓のない暗めの場所で一日過ごして、きついと思っていた僕としてはこの空間は非常に素晴らしいなと思いました。ビジネス職で5日間インターンをすることになっていたのは僕を含めて8人でした。まず初めに(今でも)思ったのは個性が強い、ということでした。高専生がいたり、韓国でイラスト系の仕事をしていたり、酒が好きでブログを作っていたりと各々好きなものを持っていて、それを全力で楽しみ熱中していました。面白いなと思った反面、特殊な人たちの中でやっていけるのかなという不安もありました(笑)インターンの初めのプログロムは全体会議への参加でした。ピクシブは週に一回全体会議を行っているのです。□の一辺がモニターになっており、他の辺が三段ほどの階段になっています。その階段と真ん中に人が座ります。200人ほどの人が一か所に集まって話すのですが、極めてラフな感じでなんとなくアメリカのIT企業みたいだなと思いました。その会議の中では報告会が行われます。僕たちは報告会をした後、自己紹介をさせてもらい全体会議を終わりました。その後は、お世話になる社員の方と学生で自己紹介をします。一人持ち時間が二分だったのですが、全員どう考えてもオーバーしていました(笑)先ほども言ったような感じで全員オタク気質なところがあるため、話しだしたら止まりません。また悪いことにその話が面白かったのです。そうして時間が少しして押してしまい社員の方は短めで、ということだったのですが、なんやかんやで社員の方も同じような気質の方が多く、削りながらもボリュームのある自己紹介をしてくださりました。自己紹介でこんなに盛り上がり、その人や会社の雰囲気がなんとなく分かったことは今までありませんでした。ある人に言わせれば効率性に欠ける部分があるかもしれませんが、こういった部分はクリエイティブさに繋がるのではないかと思います。そうして自己紹介を終えた後、一日目と二日目のプログラムは学習中心です。(ちなみにピクシブはニックネーム制度を導入していますが、僕は思い浮かばなかったので普通に下の名前にしました。)

いざ、学習の時間
今回のテーマは3Ⅾということでまずは3Ⅾ技術に触れる機会を頂きました。実際にVRヘッドセットとVRoid Studioについて教えてもらいながら体験しました。VRについて興味はあったのですが、手を出すことはなかったので非常に面白かったです。体感として没入感がすさまじかったです。使っていると酔いが来るのですがこれはリアリティがあるのに、現実とギャップがあるためにするとのこと。確かにVRヘッドセットの質が上がるとかなり気持ちよく使えるようになりました。これからどんどん技術革新をしていくと日常に溶け込んでいく可能性があることを肌で感じました。VRoid Studioについては、信じられないというのが最初に思ったことです。VRoid Studioとは、ピクシブが無料で提供している、だれでも気軽に3Ⅾキャラクターを作れるサービスのことです。僕自身本当に絵を描くのに非常に苦手意識を持っているのですが、ひな形がしっかりとしているためある程度形になるので楽しいです。製作者の方曰く、キャラクターの命は髪と目だということでそこに力を入れながら、各々がパーツのパラメータをいじってオリジナルキャラクターを作ることが出来ます。まだリリースされたばかりでアップデートを続々考えている様子でしたので非常に楽しみです。このVRoid Studioは初心者でも簡単にできるというのが大きな魅力だと感じました。僕のように一度苦手意識を持ってしまうと、何かを作ろうという意識を呼び起こすことは非常に難しいです。そんな苦手意識を払拭できそうなサービスは素晴らしく、可能性に満ちていると思いました。また、使いこなしている人は「どうやって作ったんだ?」といったキャラクターまで作成しているため、無限に上達したり新しいことを試せたりするため、ハマる構造が出来ていると感じました。

(VR体験)

議論が白熱の座学
その後、ペルソナ分析やカスタマージャーニーマップについて学びました。経営学部ということもあり、一度は触れたことのある内容だったのですが、現場での使用方法を絡めて教えていただけたのは非常に勉強になりました。やはり、知識として学んでいるだけでは顧客の具体的なイメージを深いところまで潜れていないと感じました。重要なのは場面場面での感情の波を想定して、その気持ちになりながらも客観的であることなのだと思いました。
次にフックモデルについて学びました。これは人間の習慣を作るためのフレームワークなのですが、講師の方が分かりやすい具体例を出して頂きながら、時には自身の見解や批判も混ぜて話してくださったので、本に収まらない理解が出来たように感じます。学生のほうでも多くの質問が飛び交い、中々前に進まないというマイナス要素をはらみつつも立ち止まって考えることで深いところまで潜れたような気がします。講師の方が嫌な顔をすることなく、それぞれの意見を拾ってくださってとても素晴らしい方だと思いました。上で述べたように、各自がオタク気質を持っているため、効率的とは言い難くも物事を深く探索できるというのは、他の会社のインターンでは味わえないものだと思いました。
そしてその後に学んだのが、「イシューからはじめよ」という本をもとにした内容です。これは物事を始めるときには、最初に行う問題設定が大事だと書かれている本なのですが、その問題設定を作るのが非常に難しかったです。問題設定をうまくできないということは、自分がこれから何を解決しようとしているのか核が分かっていないということなのだと実感させられました。自分では、高校生に現代文を教えていたり、学校で経営学について学んでいたりと文の構成や、話の主題を考えるのは得意だと思っていたので驚きました。何度も何度もイシューを確認してもらい、修正するというのがこのインターンで特に印象に残っていることの一つです。このイシューの設定というのは普段から意識するようになりました。

(座学)

ついにワーク開始
学びの時間が終わればワークの開始です。ワークの内容はVRoid Studio及びその関連技術を使った新サービス提案、もしくはプロモーション立案でした。ワーク自体は個人でするものでした。この理由を伺ったところ、グループにするとチームまとめに意識を集中してしまい今回の目的と逸れるとのこと。確かにそうだなと思いました(笑)。とは言いながらも、社員の方は複数人常に近くにいて、アドバイスを頂け、学生同士でも意見交換していたため完全に一人でするといったものでもありませんでした。僕がしたのは3D 技術を用いた新サービス提案でした。VRoid Studioに乗っかった形ではなかったのですが、三つほどイシューを考えてみて、意見を伺ったところ一番面白いと言っていただけたものです。実際にイシューを練ってみると、自身があるものでも足りない部分や、逆に過剰で軸がぼやけているものが多く、サービスを考え出してから修正したものも入れると10回は練り直しました。自分一人では2,3回、少なければ1回で終わっていたのだろうと考えると、相談に乗って頂くことで僕の問題意識をかなり明文化することが出来たと思います。イシューを考えた後は、サービスの内容を作っていくのですが、それに対しても的確なアドバイスを頂けました。僕の考えていたサービスの対象ではない方も、実際の使用シーンを具体的に想像し、問題点やいいところを教えてくださいました。これは最近思っていることなのですが、優秀な人というのは他人の考えていることを理解することに長けているのだと思います。普段からユーザーの役に立ちたいと本気で思っているピクシブの社員の方だからこそ、ユーザー目線で本当に使おうと思えるサービスの条件を想像できるのだと思いました。また、雰囲気も温かいものであったため自分にない意見を取り入れやすかったように思います。

(いつでもアドバイスを頂ける環境)

最終発表
そんな感じでサービスを作り、中間発表もはさみながらいよいよ最終発表の時間がやってきました。最終発表ではCXOの方々や他の社員の方々20名近く聞きに来てくださっていました。やはりこのインターンに対して会社として力を入れていると思い、最終発表の意気込みが増しました。なんとか発表は時間内に終わり、質問タイムが来ました。質問の時間では、サービスの意義や他の使い方、成長するにはどのようにすればよいかなど僕が見落としていた重要なものが多く勉強になりました。それぞれの質問が、サービスをよりよくするためにはどのようにすればよいかという肯定的なものであり、質問も多くして下さり嬉しかったです。他の人の発表内容はそれぞれの斬新なアイディアを出しており面白かったです。中には直前で練り直した人もおり、土壇場のエネルギーがすごいと感心しました。

(最終発表)

まとめ
とのように5日間ピクシブにお世話になりました。最初のほうにも書いた通り独特の企業雰囲気が印象的でした。正直にいうとこれでよくこの規模の会社が回ってるなと思ったこともありました(笑)。他の会社には真似できないところでピクシブの強みだと思います。参加していたインターン生も他では合うことがないであろう人たちでとても面白かったです。インターン中はワーク以外にもご飯に連れて行ってもらったりし、その時に多くの社員の方とお話しさせて頂きました。一つの会社で話す機会があった社員の方の人数では断トツでした。皆さんエピソードを持っておりとても面白かったです。このインターンを通して、働き方の形にはいろいろあることや、サービスを考えるときの深堀の仕方などをはじめ多くのことを学べました。また、こういったこと以外にも雑談をしたりゲームをしたりすることがありとても居心地がよかったです。ここまで読んでくださった皆さん、そしてピクシブの方々、一緒になったインターン生の皆、本当にありがとうございました。

(最後の打ち上げ)

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