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書籍「80歳の壁」が売れている理由

お世話になりありがとうございます。
Kaigo戦略クリエイター
小川利久(りきゅう)です。

今日もニュースレターを開封いただきありがとうございます。

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加齢をエイジング
介護をKaigoと表記して
エイジングとKaigo情報の
noteをお届けしています
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精神科医の和田秀樹さんをご存知ですか?
1960年大阪市生まれ、1985年東京大学医学部卒業
高齢者専門総合病院である浴風会病院の精神科など歴任

今の医療界、医師、マスコミなどに対して
ストレートな表現で厳しい表現をすることで有名な医師です。
ゆえにテレビなどのマスメディアへは登場することはなく
YouTube「和田秀樹チャンネル」などで情報発信をされています。

和田医師の評価はさまざまです。
これまでの常識を尊重し忖度する人と
常識を疑っている人では和田医師情報に対する評価がハッキリ別れます。

私が注目している点は
和田秀樹医師の書籍が売れているという事実です。

「80歳の壁」(幻冬舎信書)は53.5万部
2022年間ベストセラー総合1位

ちなみに「70歳が老化の分かれ道」(詩想社新書)は31万部の売れ行きで
Amazon全体1位となりました。

なぜ、売れるのか?
私なりに考察してみました。

書籍「80歳の壁」は
高齢者の健康、長寿
そして高齢になっても充実した生活を送るための心構えや方法について述べています。
そのため、以下のような読者層がそれぞれの立場で興味を持ったと考えられます。

〔中高年層〕


自身の将来や老後の生活に関心を持つ中高年の男女
特に、健康維持や生活の質を高めたいと考えている方が注目したこと。
私はその中の一人です。

〔高齢者〕


80歳を迎えることに関する心構えや
高齢になっても健康で活動的でいるためのヒントを求める高齢者自身の興味

〔高齢者の家族〕


高齢の親や祖父母を持つ人々が
健康や幸福を支援する方法について学びたいと考え、この本に興味を持ったこと

〔医療・福祉関係者〕


高齢者の健康管理やサポートに携わる方が
専門的知見や新しい視点を得たいと思っていること。
私もこの中のひとりです。

〔健康・長寿に関心のある人々〕


健康維持や長寿に関心のある幅広い年齢層の人々が
具体的なアドバイスやインスピレーションを求めていること
これこそが、長生きの時代のトレンドです。

今まで、このようなテーマの本が売れることは多くはありませんでした。
これは著者である和田秀樹医師の自己分析と一致しています。

自分が向かうエイジングを知りたい!
病院の医師が行う診断内容が腑に落ちない人も増えているはずです。
情報が溢れている時代ですが
自分のエイジングに必要な情報を取捨選択し
自己判断することは簡単ではありません。
老い=病気
治療=生活制限
その先にある介護
お世話が必要な人=役割の喪失
老い=行きたくない未来
という結論を引き出してしまいがちな
これまでの残念な方程式
多くの人が持ち始めた違和感

その方程式に入れた数字は誰の平均値ですか?
和田医師が指摘するように
若い人の数値をベースにした「解」が導き出されているとしたら
それは老人にとって「誤診」になるかもしれません。
そこにある壁
長生きの時代になった今
それは「80歳の壁」として行き先に立ちはだかっています。
その壁の高低差は
「70歳が老化の分かれ道」
エイジングする人たちが求めているのは
判断するために必要な適切な情報のようです。



上記の状況も踏まえながら
日本ウエルエージング協会ではエイジングする人によるコミュニティの創設を目指しています。「ウエル・エイジング・センター」としてアクティブシニアを講師とする講座

「エイジングする人はつなぐ人」
おばあちゃん仮説とおじんちゃん仮説を実装する社会を作りたいと思います。

Podcast(stand.fm)を「ながら聴取」していただければ幸いです。



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