音楽、未来を繋ぐ

10代から20代前半は、気力なし時代で。
実家の方で衝撃的な事件があったので仕方ないよなぁと今は思う。当時は、気力がわかない自分自身に苛立っていた。

実家に戻る選択はしたくなかったので、必死だった。大学は2年の冬に中退した。

派遣だったり、コンビニでバイトしたり、最低限のお金を稼ぎながら暮らしていた。
それ以外は完全に家に引きこもっていて、ひたすらラジオを聴いていた。ラジオはね、いろんな音楽に触れることができるので、私にとってキャンドルの灯火みたいな存在なのだ。

その頃、私は郵便物の倉庫の日雇いバイトもしていて。その時に親しくしてくれた方が、今でも私のこと気にかけてくれている。本当にありがたいことだ。

私が、音楽企画をしていた時ね、「こんな内気な子が音楽企画するなんて、びっくりしたよー」と言われた。そうなんだよね、私は内気すぎる子。
でも、どうしても音楽に感謝を伝えたかったから、吐き気を催すほど緊張しつつも分からないなりに企画していた。

「音楽企画またするのなら教えてね」って、ついこの間もメールくれて。更には私の音楽企画で知ったアーティストさんのライブに今も通ってくれている。

私はしばらくライブハウスから離れてしまっている身なので、語るのもなんだかおこがましいのだけど、純粋に音楽企画をしてよかったなと思った。主催としての色々なやらかしはあれど、誰かの心に繋ぐことができていたのなら、それだけで幸せなことだ。

1人でもそういう方がいることは続ける力にもなる
。今のところ、全く予定はないのだけれど、「またいつか」とは思っている。

今は少し別の分野に興味があって、それが自分にできることなのか全く分からないのだけど、とにかくチャレンジしていこうと。
向いていないと思ったら潔く辞めるつもりだ。音楽も関係することではあるので、もし自分に馴染むものであれは、何らかの形でそれも繋ぐことができたらと思う。

どうなるのか分からないけど、
未来を想ってとっても楽しい心地でいるのだ。

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