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「結婚相手早く見つけて、親に孫の顔見せなよ」の私の対処法

「結婚相手早く見つけて、親に孫の顔見せなよ。親を安心させてあげな。」
30代以降、帰省すると色んな場面でこういう会話になる。

ふうっと一呼吸おいて、まず、私はこう答えた。
「私の父を思いやってくれて、ありがとうございます。」
これね、嫌味ではなく、本当そう思うんだ。
私は、子供時代のことで父にそういう思いやりを抱けないから、代わりに思ってくれてありがとねと、娘として感謝する。

次に、こんな話をした。
「例えばの話をしてもよいですか。私というわけではないですが、病気などで子供を持てない人がいます。また、純粋にそういう選択をしている人もいます。その他にも様々な事情のある人がいます。理解はしなくていいのですが、父を思ってくださるように、そういったことにもほんの少しだけ思いやりをいただけると嬉しいです。」

まぁ、冷めた空気になる…(笑)
それに、小賢しい言い方だなと自分で思う。
たぶん、愛想笑いしての対応が1番無難なのかもしれない。

女性は出産のタイムリミットもあるからね、急かす気持ちは分かる。私の故郷の場合は特に、結婚や子供が大きなステータスになっていて。

帰省するたびに思う。空は広く美しいけれど、型にはまらない人間に対して閉鎖的な部分があって、私はその景色と人の差に切なくなる。

私の場合は、結婚に強い願望があるわけでもなく、日々生きてるうちに今の私がある感じだ。

型にはまらないことに関して、若干の申し訳なさを感じてしまうのも真実。
それでも、これが私なんだよと逞しく思っている。

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