僕は約3年前の大学1年生の頃から
「いつか自分のピアスブランドを持ちたい」
と思い、あれこれ行動して来ました。

これまで全くピアスに興味を持たなかった自分が、なぜそれほどピアスに魅了されたのか。

それは、世界的スーパースター「BTS」のJUNG KOOK(ジョングク)が理由だ。

BTSを知ったきっかけは「DNA」という曲です。
どこかしこでも流れており、また日本のTVでもパフォーマンスしたことで話題となり、それを機に僕はarmyになりました。

「何だこのイケメンは！？！？」

と、初めてBTSを見た時の衝撃を今でも覚えています。

それ以来、美容院に行けば必ずBTSの写真を見せて「韓国ヘアでお願いします」とお願いし続けていました。
メンズメイクにもハマり、一時は色んなメイク用品を買い漁って研究していました。

そんなこんなですっかりarmyとなりBTSにハマった訳ですが、日本のアイドルと違うのは新曲がリリースされることを「カムバック」と表現する文化があること。
その度にメンバーの容姿はガラリと変わり、時にEXILEのような男らしい容姿になったり、時に女の子っぽい可愛らしい容姿になったりと、1秒たりとも彼らに目が離せません。

そんな中JUNG KOOKの目立った変化としては、年月が経つにつれピアスの数が増えていく点です。そこで、ピアスという物が僕の中の世界に入り込んできて、「僕もつけたい！！」と思ったその瞬間から、僕とピアスの物語が始まります。

JUNG KOOKはついに耳だけでなく「眉毛」「唇」にもピアスをするようになって、ピアスの奥深さを知りました。
僕も一時眉ピアスをしていたのですが、流石に痛すぎるのといつまで経っても馴染まなかったので今は外しました。

ピアスにハマった僕は、日本のファッションサイトてJUNG KOOKが着けているような少し太いフープピアスを探す訳ですが、なかなか思ったようなデザインのピアスがない訳です。(泣)

いいデザインがあってもめちゃくちゃ高かったり海外のものだから日本から買えなかったりして、JUNG KOOKがつけているようなピアスをつけたいけどつけられない日々が続いたある日、

「ん？売ってないなら自分で作ればよくね？」

と思いました。

そんなこんなで立ち上げた僕のピアスブランド「LUXER MOON」は、グローバルに活躍される画家の方にロゴをデザインしてもらうまで成長しました。

紆余曲折あり今は販売を中止し、新しい作品のために動いていますが、やっぱり制作にはとんでもない金額がかかるため、なかなか上手くいきません。

それでもめげずに常に情熱を注いでピアスに向かえるのは、JUNG KOOKがピアスの素晴らしさを僕に伝えてくれたから。

BTSはいつだって夢をみしてくれます。
自国語で制作された曲でもグローバルにリーチできること。
アジア人でも欧米で熱狂を生み出せること。
何者でもない僕らでも、大きな夢を捨てる必要はなかったこと。

韓国アイドルの方々は、自身の影響力を日の目を浴びないブランドのために使うことが往々にしてあります。BTSも例外ではなく、
「彼らが着けているブランドはなんだろう？」
というスタートラインから知ったブランドは少なくありません。

僕もいつか、自分で作ったピアスが彼らに届けばいいなと思いながら、今日も制作を頑張る。

兵役、本当に頑張って下さい。
またいつか、元気な姿で7人のステージが見れる日を願って、今日はこの辺りで終わります。

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