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【腰痛のお悩み】 〜うわっ…私の多裂筋、硬すぎ?〜

※旧ブログサイトからの転載です(2018年4月1日)

こんにちは。 Body Healing 凛-Rin-の店主でございます。 いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

腰痛とひと口に言ってもイロイロとありますので、参考にという感じでお願いします🎶

今回の焦点をあてる腰痛に特に該当しがちな方は…
スポーツマンさんでしょうか(ˊᗜˋ*)
もちろん女性も含みます。
かつて運動をしていた方も、現在進行形の方も含みます。

そして、とくにカイセン系のスポーツです。

回線?!
海鮮?!
回船?!

かいせん、出てこないぞiPhoneさん。
回旋です、これです。
体幹部をひねるといいますか、ねじるといいますか・・・そういった動作です。

野球とか、ゴルフとか、テニスも、サッカー、バスケも、、、。
ダンス系の動作全般にも当てはまります。

回旋動作を全く伴わない運動の方が少ないかもしれません。
身体が回旋することで生まれる運動エネルギーは、直線的だったり部分的なそれよりも大きいのでしょう。

スポーツクラブなんかに通われてるのなら、各種エクササイズにも回旋動作が、きっと取り入れられていることでしょう。
もし私がインストラクターだったら必ず入れるんじゃないかなぁ???

体幹部をひねるというのは、複数の筋肉の伸展を伴う複雑な動きともいえます。
全身のバランスを整えたり、美しくしなやかな身体を作るのに効果的な動作の一つが回旋でもある、ということです!

ならばいっぱいやればいいじゃない。
とにかく回旋すればいいんじゃない。

いえいえ。
ただやみくもにやればいいってもんじゃありません。
もしかすると、安易な回旋動作が腰痛につながっているかもしれないからです。

というのは、本来回旋を担当したい(させたい)部位は胸椎なのです。
腰椎ではないのです。
しかし胸郭が可動制限されていると、(極端に言うと)腰椎だけで回旋してしまうのです。

腰というのは、もともと強固な骨や靭帯が少ないので、運動時の負荷が多くかかりがちになっていますし、進展とか屈曲が本来得意とする動作です。

ところで。
今回のサブタイトルにもなっている
Q.多裂筋(タレツキン)とは、なんなの?どこにあるの??

A.体幹のインナーユニットのひとつです。深層筋とかインナーマッスルとか呼んだりもします。脊柱に(首から腰の椎体をまたいで)付着している小さな筋肉で、大きな運動はしませんが、脊柱の安定に重要な役目を果たしており、進展・回旋・側屈なんかにも関係しております。

多裂筋は、体幹回旋時に作用する筋肉なのです。
先ほどの話と統合していくと

回旋動作(スポーツ等)+腰部多用+過負荷or頻回or経年→腰部多裂筋へのダメージ→腰部多裂筋の活動性低下→パフォーマンス低下or腰痛

というフローが描けそうです。

慢性腰痛症の人の多裂筋の硬さ(左右差も)を調べた論文もありまして、以下は引用です。
「健常群に比べ,腰痛群の筋硬度は疼痛側,非疼痛側共に有意に低値であった.腰痛群では非疼痛側に比べ,疼痛側の筋硬度は有意に高値を示した.疼痛側の多裂筋は筋スパズムを発生させ疼痛が生じ筋力低下と筋萎縮を呈しており,非疼痛側の多裂筋は代償的に弛緩しているため,疼痛側だけでなく非疼痛側へもアプローチする必要があることが示唆された」(生方瞳・霍明・丸山仁司,2014,p. 101-104)
と定義されております。

平たくいうと、
「腰痛の人は、多裂筋が痛んでいて硬く、血流も悪くなっていて、痛みを避けようと動かすことを嫌煙するので筋力低下していくことに加え、さらに凝り固まっていってしまう。するとまた動作をした際に痛むので、より動かさなくなっていく悪循環な状態といえる。
また凝り固まった多裂筋にも左右差があり、痛めている方とそうでない方では状態が違うので、どちらにもアプローチしたほうが良いと思われる」
という感じです。

身体の機構は連携し合ってるので、もちろん多裂筋のみに限定された話ではないでしょうけれど、
腰痛と多裂筋(をはじめとする深層筋たち)が密接に関わっているというのはご理解いただけたでしょうか???
構造的にも作用的にも。

そんな多裂筋(をはじめとする深層筋たち)にアプローチするには
トレーニングに加え、ストレッチも有効です\( ˙▿˙ )/
※タイ古式はストレッチも得意です

ただし、痛み具合によっては逆効果にもなり得ますので専門家にご相談のうえ行ってくださいね(≧∀≦)

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