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【リンパって何??】後編(まじめに解説その1)

※旧ブログサイトからの転載です(2018年4月17日)


こんにちは。
Body Healing 凛-Rin-の店主でございます。
いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

リンパ後編です。
比較的まじめに解説していきます。
よろしくお願いします( ̄▽ ̄)

前編は「リンパの中の人」がいると仮定して2ちゃんねる風に質問形式でやってみました。
※ご存知とは思いますが念のため・・・
“2ちゃんねる”というのは、インターネット上の掲示板サイトのことです。

後編は、いきなり結論から申し上げたいと思います。

結論というのは、私がリンパについて調べた上で皆様にお伝えしたかったことです。
それは・・・
・リンパのこと勘違いしていませんか?
・ストレッチやりましょう、運動しましょう!
この二点です。

どうでしょう。
唐突の提案、ご納得いただけるでしょうか。

違和感があるのは、とくに“ストレッチ”の部分かもしれません。
「認識が180度変わることは多々ありうる」
「運動には、血流をはじめリンパの流れを促進する効果が期待できることは容易に想像がつく」
という感じでしょうか?

同感です。
私もその一人でしたので。

参考までに、私のかつての認識を列挙してみます。
・リンパは、詰まりやすい
・リンパは、浮腫みの原因
・リンパは、流せば“ドバドバ”流れる
・リンパは、流すときは「痛い」
・リンパは、強く触っちゃダメ
・リンパは、なんかあると腫れる
・リンパは、ガンが転移したらやばい
・リンパは、あの透明なやつ

「あのテレビではこう言ってたけど、この雑誌は真逆のことを書いてある」
というようなことがありますよね。
リンパに限らずです。
なので結局のところ混乱したままデータベースばかりが蓄積します。

「一体何が本当のことなのか、よく分からない」

だからもし「リンパを流したい」と思った時に・・・
・その道の、経験と知識が豊富なプロにお願いして
・シロウトには到底出来ないであろう特殊な手技で
という発想につながるのかもしれません。

「よく分からないことは、詳しい人にお任せすれば良い」

それはとても賢い選択だと思います。
何もかも全てあらゆることを、自分で調べて検証して実行しなくてはならないだなんて無理があります。
余計にストレスも溜まりますし。

でも、それと対極にあるのがストレッチかもしれません。
なぜなら・・・
・自分のペースで、自分のできる範囲でOK
・日常動作の延長というくらいカンタン
・浅いリンパは自分でさするだけでOK
だからです。

こちらは自分が主役なのです。
ちょっとコツがあるだけで、資格や専門知識は不要です。
辛い・痛い・苦しい思いもありませんし、コストもかかりません。

どちらを選ぶかはご自分しだいなのです。

ところで。
なぜリンパは流れるのでしょうか。

逆流しないというのは前回お話しましたが、
でもその推進力はどこから来るのでしょうか。
高低差?圧力差?

血管だと、心臓という分かりやすいアイコン(まんまポンプ)があり、分かりやすくてよいです。
しかし主にポンプ作用にて運搬しているのは動脈で、静脈はその限りではありません。

その点で静脈とリンパ管は、構造が似ています。
つまり、リンパ管は
・管自体の収縮作用・蠕動運動
・筋ポンプ・呼吸ポンプの作用
によるものなのです。
昔はないと思われていた平滑筋、ちゃんとリンパ管にもあることが分かっています。
※毛細リンパ管以外
※他要因もありと考える方もいますが省略します。

血管・リンパ管の類似点を挙げたついでに、血液とリンパ液についても比較してみます。
〈体循環の速さ〉
・血液は、40秒程度で1周
・リンパ液のそれは、8~12時間位(足先から静脈角)
〈体循環量〉
・血液は、私なら3.8ℓ程度(体重の約1/13で求めます)
・リンパ液は、1日2~4ℓ静脈への流入
というかんじ。
※リンパのデータは信州大学大橋俊夫教授談を引用

似ているようで違い、違っているようで似ているところは面白いです。

リンパ液は、非常にゆっくりとした流れながら、しっかりと循環していることがわかります。
ゆっくりゆっくり流れる中で、いくつものリンパ節をしっかりと通っていく・・・
理由は明白です。
免疫機能の白鷺城のごとき鉄壁さには、ほとほと感服いたします。

身体の仕組み(設計や摂理)というのは一切矛盾や無駄はなく、常に完璧です。
しかし、それを授かったはずの、中身である私達は、常に未熟かつ無知だと痛感させられます。

つづく

※旧ブログサイトからの転載です(2018年4月17日)
こんにちは。
Body Healing 凛-Rin-の店主でございます。
いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

リンパ後編です。
比較的まじめに解説していきます。
よろしくお願いします。

前編は「リンパの中の人」がいると仮定して2ちゃんねる風に質問形式でやってみました。
※ご存知とは思いますが念のため・・・
“2ちゃんねる”というのは、インターネット上の掲示板サイトのことです。

後編は、いきなり結論から申し上げたいと思います。

結論というのは、私がリンパについて調べた上で皆様にお伝えしたかったことです。
それは・・・
・リンパのこと勘違いしていませんか?
・ストレッチやりましょう、運動しましょう!
この二点です。

どうでしょう。
唐突の提案、ご納得いただけるでしょうか。

違和感があるのは、とくに“ストレッチ”の部分かもしれません。
「認識が180度変わることは多々ありうる」
「運動には、血流をはじめリンパの流れを促進する効果が期待できることは容易に想像がつく」
という感じでしょうか?

同感です。
私もその一人でしたので。

参考までに、私のかつての認識を列挙してみます。
・リンパは、詰まりやすい
・リンパは、浮腫みの原因
・リンパは、流せば“ドバドバ”流れる
・リンパは、流すときは「痛い」
・リンパは、強く触っちゃダメ
・リンパは、なんかあると腫れる
・リンパは、ガンが転移したらやばい
・リンパは、あの透明なやつ

「あのテレビではこう言ってたけど、この雑誌は真逆のことを書いてある」
というようなことがありますよね。
リンパに限らずです。
なので結局のところ混乱したままデータベースばかりが蓄積します。

「一体何が本当のことなのか、よく分からない」

だからもし「リンパを流したい」と思った時に・・・
・その道の、経験と知識が豊富なプロにお願いして
・シロウトには到底出来ないであろう特殊な手技で
という発想につながるのかもしれません。

「よく分からないことは、詳しい人にお任せすれば良い」

それはとても賢い選択だと思います。
何もかも全てあらゆることを、自分で調べて検証して実行しなくてはならないだなんて無理があります。
余計にストレスも溜まりますし。

でも、それと対極にあるのがストレッチかもしれません。
なぜなら・・・
・自分のペースで、自分のできる範囲でOK
・日常動作の延長というくらいカンタン
・浅いリンパは自分でさするだけでOK
だからです。

こちらは自分が主役なのです。
ちょっとコツがあるだけで、資格や専門知識は不要です。
辛い・痛い・苦しい思いもありませんし、コストもかかりません。

どちらを選ぶかはご自分しだいなのです。

ところで。
なぜリンパは流れるのでしょうか。

逆流しないというのは前回お話しましたが、
でもその推進力はどこから来るのでしょうか。
高低差?圧力差?

血管だと、心臓という分かりやすいアイコン(まんまポンプ)があり、分かりやすくてよいです。
しかし主にポンプ作用にて運搬しているのは動脈で、静脈はその限りではありません。

その点で静脈とリンパ管は、構造が似ています。
つまり、リンパ管は
・管自体の収縮作用・蠕動運動
・筋ポンプ・呼吸ポンプの作用
によるものなのです。
昔はないと思われていた平滑筋、ちゃんとリンパ管にもあることが分かっています。
※毛細リンパ管以外
※他要因もありと考える方もいますが省略します。

血管・リンパ管の類似点を挙げたついでに、血液とリンパ液についても比較してみます。
〈体循環の速さ〉
・血液は、40秒程度で1周
・リンパ液のそれは、8~12時間位(足先から静脈角)
〈体循環量〉
・血液は、私なら3.8ℓ程度(体重の約1/13で求めます)
・リンパ液は、1日2~4ℓ静脈への流入
というかんじ。
※リンパのデータは信州大学大橋俊夫教授談を引用

似ているようで違い、違っているようで似ているところは面白いです。

リンパ液は、非常にゆっくりとした流れながら、しっかりと循環していることがわかります。
ゆっくりゆっくり流れる中で、いくつものリンパ節をしっかりと通っていく・・・
理由は明白です。
免疫機能の白鷺城のごとき鉄壁さには、ほとほと感服いたします。

身体の仕組み(設計や摂理)というのは一切矛盾や無駄はなく、常に完璧です。
しかし、それを授かったはずの、中身である私達は、常に未熟かつ無知だと痛感させられます。

つづく

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