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シャツワンピースで春の制服

お久しぶりの更新。

ここ最近、仕事も多忙だったりアロマの勉強とかもしていてなかなか服まで意識がいかない状態。
でも、スカートを購入したので春に向けてトップスを考えなきゃなあとは頭の片隅でちらほらと考えていた。

そんな中、ようやく一枚のシャツワンピースを購入し春の制服ができそうだ。

これは、シャツワンピースを購入するに至る長い思考の記録。

CABaNのスカートに何を合わせる?

劇団四季「キャッツ」を初鑑賞の時。

思い切って購入したCABaNのスカートで本格的に出かけたのは、劇団四季の「キャッツ」を観に行った時。
襟ぐりがレースになった黒のブラウスがあって、ドレッシーだしあまり着ないしなと思いながらレースが綺麗だしなあと断服せずにいたことが功を奏してこの日は黒とこのスカートを合わせた。
トップスを外に出すと寸胴になってバランスが悪いので、インして着用。それはそれで寸胴なのは同じなのだけど、メリハリがついて見たことのない自分がいて驚いたのを覚えている。


しかしながらこれからの時期、黒は若干重い。あとやっぱり裾をインすると寸胴が強調される感じがしたのでショート丈でウエストが細めになっているシャツやカットソーがあったら裾を出してバランスよく着られないかと妄想していた。

イメージはこんな感じ。これは裾インしてるしスカートは無地だけど。

ZOZOTOWNやいろんなサイトなどを見て大体のイメージをつける。
で、昨日は休みで時間が取れたので近くのショッピングモールへ服を見に行くことにした。
その前に、黒のインナーがぴったりしたタイプだったのでそれを着てCABaNのスカートに合わせてみる。
合っていたらユニクロやGUでシンプルなTシャツやカットソーを見繕ってもいいなと思ったのだ。

しかし。

理想の私は理想の中にしか存在しなかった。

「おおぅ…」

鏡を見て出たのは悲痛を帯びた嘆息だった。
トップスとボトムのバランスが悪い。まあこれはトップスの長さの問題だ。バランスのいい丈があればいい。でも、何よりバストがバーン!となっていてよろしくない非常によろしくない。
自分が思う以上に私はLサイズである。そう認めざるを得なかった。
理想的なコーデの私は想像の中にしか存在しなかったのだ。
しかしスカートを履いていかないと合うトップスは見つからないのでとりあえず黒のレーストップスを着て裾をインする。寸胴は気になるけど、元鈴木さんのコルセットを巻いて若干見た目は良くなったような気がしながら春休み中の娘と出かけることにした。

いざ試着の旅へ@イオンモール

といっても私の住んでいる市内には百貨店はないのでイ〇ンモールの専門店を見て回る。店内は春物に切り替わっていて、華やかだけどなかなかしっくりくる服がない。コットンのレースを施したブラウスなども候補に挙げていたけれど、こちらもピンと来るものがなかなかない。
こんな調子で服が見つかるのだろうか。やっぱり百貨店へ足を延ばさないとだめなんだろうか。
でも4月に名古屋へ出かけ、さらにmmm茉莉華さんのポップアップへお邪魔する予定だ。自分らしい春の制服でお会いしたい。気持ちは焦る。
そうだ、ぴったりフィットのカットソーがだめならショート丈のニットはどうだろう。春らしい色合いのクリーム色やベージュなら…と思ってたところ、一枚のニットを見つけた。

私の好きなVネックでラメもありキラキラしている。色合いも優しいし、丈も短めだ。これならこのスカートに合いそうと鏡の前で当ててみる。うん、悪くない。

以前の私ならそれで試着せずに購入するか、やっぱりやめとこーなどの二択であったが、やせても枯れてもJJGのはしくれである。今日は思い切って店員さんに試着したい旨を告げた。快諾いただき、早速試着室へ。

「おおぅ…」(2回目)

鏡を見て出たのは2回目となる悲痛を伴う嘆息だった。
それほどぴったりとしたニットではないが、バストがバーン!となっていてよろしくないますます非常によろしくない。
やっぱり自分が思う以上に私はLサイズ。ますますそう認めざるを得なかった。

試着で挫けなくなった

試着してよかった、あきやさんの教えを守るJJGでよかったと思った。
こういうニットは私の体型には合わないのだ。
それがわかっただけでも大成功だ。
下着はよれよれだし体はぷよぷよしていることが試着室のライトにより更に可視化されて現実を突き付けられたけれど。
じゃあ私には何が合うんだろう…即座に頭を切り替える。

筋トレやダイエットをした方がいいことはもちろんとして、とりあえずウエストを強調するファッションやニットは今の私には思った以上に似合わないということだ。
じゃあ何がいいんだろう。どうしたらいいんだろう。
もちろん体型を気にせず、好きなコーデを楽しむ手もある。背筋を伸ばして堂々としていればいい。
けれどそれをしたいと思わなかった。何だかそれは違う気がした。そこまで私は自分の体型を愛していない。
どうしよう、今日はもうあきらめて自問自答タイムを取ろうか。
その時、脳内にリトルあきやさんが降臨し「隠しちゃってもいいんですよ」とささやいた。(まだお会いしていないあきやさんが降臨する件)
隠しちゃっていいんですね…と私の中で何かがすとんと落ちる。
理想とするスタイルやコーデはあれど、今それを実現するのは難しい。それならば今の自分に似合い、かつ納得できるコーデを模索するしかない。

想像ではなく、現実の私に似合うファッションは?

そこでふと、シャツワンピースはどうだろうと浮かんだ。
あきやさんはCABaNのスカートをワイズのロングシャツと合わせて着てらした。私はこんな着方もできるんだと目からうろこが落ち、かわいいなあと思ったことを覚えている。
そして私は気づいた。今の家着がシャツワンピースであることに。
それはしまむらで購入したもので、レーヨン生地で乾きやすく、下にレギンスやジーンズ、チノパン、綿のスカートを合わせてもいいし初夏ぐらいなら一枚でも着られる。
何といっても乾きやすく、夜洗濯したら朝には乾いているので仕事の日でも出勤する時間まで着用して家事ができるので重宝している一枚だ。

この記事でナチュラルな私にさよならしたけど、自宅では気楽な格好でいいじゃないかといつの間にか家時間の制服になっている。
まあでも何というのか、この頃のナチュラルな私とはまた別なのだけど。

そこでアイテムをシャツワンピースに切り替え、改めて店内を見て回ってみたがめぼしいものはなかった。帯に短したすきに長し妥協はしたくない。
それこそもう名古屋へはこの黒のトップスで出かけて百貨店巡りをして店員さんにアドバイスもらったりしながら試着をしようかな…と思いながら店を後に。
そして買い忘れたものがあることを思い出し、別のショッピングセンターへ向かった。
そこは食料品がメインのスーパーで、衣料品も販売されているが年齢層でいえば中高年層だ。ハイブランドと行かずともそこそこの高級婦人服店が入っていたりもするが、しまむらのようなプチプラで買いやすい衣類もそろっている。いわば地方独自のショッピングセンターである。
目的は衣類ではなかったけれど、せっかく来たからと衣料品コーナーものぞいてみることにした。年齢層も高めだしブランドの流行を取り入れて(真似して)みましたよ…的な服も多いので、めったなことでは購入しないのだがダメもとだ。
そこで出会ったのがこのシャツワンピースだった。

ノーブランド品で値段もプチプラ。
この手のシャツワンピでよく見かける丸襟ではなく、レギュラーカラーだ。色も真っ白ではなくクリーム色に近い白でスカートの色とも合っている。サイズはフリー。物は試しとばかりに試着室へ駆け込んだ。

いつも家で来ているレーヨンのシャツワンピと違う綿のシャツは大きめで着やすい。少しウエストが大きいがベルトなどでアクセントをつけても良さそう。何より体型が気にならないし、スカートと合っていた。
高級なシルク生地とプチプラを合わせていいものか迷ったけれど、不自然ではない。

というか。

いい感じだ、何となく。
何となくだけど、いい感じ。
この感覚が私には大事だった。
無地だからどんなアクセサリーも合わせやすいだろう。

その時、不意に先日編んだかぎ針編みのポーチを思い出した。
あれを編んだのは、最近娘と歩きに行くことがあるのでその時にスマホを入れるポーチがあればいいなと思ったのがきっかけだ。
歩数を数えるピクミンブルームのアプリを入れているので、スマホも持ち歩きたいがパンツのポケットに入れておくとちょっと歩きにくい。
肩から下げられるポーチがあるといいんだけどなと考えていた時、ふと「かぎ針編みで作ってみようかな」と思った。

かぎ針編みは趣味と言われれば趣味になるだろうか。複雑な編み図や編み方は苦手なので、コースターやアクリルたわし、巾着ぐらいしか編んだことがない。インスタを眺めて自分の下手さが嫌になり、休止した。
あと、作品を編んでも使いどころがないというのも大きかった。この頃はクラシカルで洗練された魔法使いになりたくて、その魔法使いの服にかぎ針編みは合わなかったのだ多分。

私が着たいと思う服にかぎ針編み作品合わないな…?

でも最近はアロマテラピー、アロマアナリーゼも勉強を続けているけど仕事もバタバタしていたり、実父がコロナに感染したりで慌ただしい日が続いていた。そんなこともあり何も考えずに編針を動かす時間が懐かしくなったのかもしれない。
そんなわけで、編み図を検索してみると松編みのスマホポーチが見つかった。動画も公開されていて、編み図を使いたい人はストアーズで購入できる。私は編み図を見たいタイプなので早速購入した。


ちょっと編み図の見方で悩むところもあったけれど、まほやくのメインストーリーをフルボイスでオート再生しながら編み進めていくのは久しくなかった楽しい時間だった。編み方も長編みと細編みの繰り返し。それだけで模様ができるのだから編み物は不思議である。

ポーチの色を決めたのは義母から譲り受けた革バッグに合わせることを考えたというのもある。
革バッグは自問自答ファッションを知るまでしまいっぱなしだったけど、あきやさんやJJGに褒められてからは出番が増えた。そしてコンセプトを決めこのスカートを購入してからは自分的には最高の組み合わせだと思っている。

が、しかし容量が少ない。ハンカチと長財布、バッテリーとスマホ、エコバッグを入れるといっぱいになる。またスマホなどをパッと取り出しにくい。
そこで肩掛けのポーチがあると使いやすいなあと思っていた。
ただ、編んだポーチを実際に合わせてみるとちょっと合わない。
またしょせん素人仕事でもあるのであらも目立つ(気がする)
けれどそれは黒のトップスとの相性が悪いというだけで、このワンピとバッグの組み合わせなら合いそうな気がした。
(でも肩紐は痛い…)

コンセプトとすり合わせてみよう

そして自分のコンセプトを考える。
そう、あろうことかコンセプトを置き去りにしていた。
「本と香りの杜に暮らす凛としていて軽やかな魔法使いマダム」
このコンセプトの魔法使いマダム、という言葉にはいろんな趣向が含まれている。精油を扱う人や銭婆婆のように自分のおしゃれをしながら暮らしを楽しむ人だったり。
多分、銭婆婆なら編み物もするだろう。かぎ針編みのストールも合いそうだ。そうだ、編みたければ編めばいいのだ。
そして精油を扱う人だから、たまにはオイルをこぼしてしまうこともあるかもしれない。そんな時、このざぶざぶ洗えるシャツなら大丈夫そうだ。生地が厚めだからスカートの上にこぼしてしまう心配もない。
中に履くスカートは軽くて動きやすく、足さばきもいい。
椅子に座って精油を扱っている自分が想像できる。

あの花柄シャツと黒スカートが街へ出てきた魔法使いなら、この姿は森の一軒家でアロマと本の店をやっている魔法使いだ。

試着をして鏡を見つめる間にこんなことを考えていた。まるで走馬灯のごとく流れていく思考。
ああそういえばこないだのアロマアナリーゼ練習会で、ペパーミント精油を選んだ私に伝えられたメッセージは「思考の整理」だったっけ。
この一枚でめちゃくちゃ思考が整理された。

そんなわけで来月の自分のお小遣いから出すこととし、シャツワンピースを購入した。

アクセサリーはどんな感じか

帰宅後、ふと閃いてペンダントを合わせてみる。
青いペンダントは立木染、下のペンダントはヒノキ。
両方とも母の実家がある紀州のお土産屋さんで購入したものだ。ヒノキは間伐材を使用していて、購入当初からしばらくは良い香りがしていたけれど今はごくわずかだ。自分のアクセサリーの好みが変わっても、なぜか処分せずに残していたので良かった。

チェーンを綺麗にしたけど、もう少し長めのも欲しいかも。

指輪もつけてみる。可愛いとキラキラは大事。

湯婆婆の指輪とパタリーは定番。

素朴な自然系のアクセサリーもいいけど、パール(フェイクパールも)やキラキラしたアクセサリーもつけたい。そうだ、滋賀の長浜にある黒壁スクエアで昔父が買ってくれた桜のネックレスも合いそうだ…。

この気持ちを忘れずに


とまあ、こんな感じでうきうきと語っているけど、いざ街へ出たら自信を無くしてしまうかもしれない。所詮はプチプラだしなあ、とか。
それでも、好きなアクセサリーをつけて好きなバッグを携えて好きな靴を履いて堂々と街を歩きたいと思う。
周りと比べて凹みそうになったら、今日書いたこのnoteを思い出そう。
私は、私の決意でこの服を選んだのだ、と。

ここまでお読みいただいてありがとうございました✨

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