見出し画像

みんなもう読んだ?漫画『私の幸せな結婚』あらすじ&見どころ紹介

rinです
いつも私のnoteにお越しくださりありがとうございます。

みなさんはアニメや漫画を読むことはありますか?

私が中学生や高校生の頃は漫画やアニメをずっと見ているとオタクなんて呼ばれてちょっと友達から白い目でみられることもありました。

また、ミュージック番組でアニメソングがオリコンに入ると、なかなか冷たい対応をされていた時代でもあります。

しかし、今の若い世代をみてみるとみんな当然のように漫画やアニメに触れており、アニメソングを歌う有名アーティストもたくさんいます。

私はつねづね思うのですが、漫画やアニメがこれほど世間的な認知を得るのに至ったのは、ただの娯楽ではなく、学べることが非常に多いからだと思っています。

実際に大人気漫画の『ワンピース』や『キングダム』を題材にした自己啓発本は人気があります。

これらの本は漫画の中のキャラクターのマインドをピックアップして、今を生きる人たちのためになるようなメンタルハックに落とし込んでいます。

その他にも世の中には、学びを得られる漫画やアニメはたくさんあるのです。

今回はそんな漫画の一つ『私の幸せな結婚』について1巻を読んだのでレビューしていきたいと思います。


↑漫画の詳細ページに飛びます↑

『私の幸せな結婚』あらすじ

『私の幸せな結婚』の原作は顎木あくみさんが書く、大正時代の日本をモチーフとした世界で繰り広げられる純愛小説です。

小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿され富士見L文庫によって書籍化されました。今期にはアニメ化もされ、まさに今話題の作品です。

主人公の美世は、父親の再婚によって家庭では虐げられ続け、まるで召使のような扱いを受けていたことから、心を閉ざして生活していました。

それでも美世は一応は名家の血筋です。そのため、19歳になったときに家の外に嫁に出されることとなりました。

嫁ぎ先の久堂家は美世の実家である斎森家以上の名家ではあるものの、当主である清霞は冷酷無慈悲とも噂される人物でした。

清霞は見目麗しい美男子ですが、これまで嫁いできた女性たちは全員3日たたずに追い出されています。

美世の実家にとっては、名家とのパイプを強くでき、さらに不要な美世を追い出すための政略結婚でした。

久堂清霞は最初こそ美世に冷たく当たりますが、これまでの高飛車で傲慢な女性とは違う美世に惹かれ徐々に心を開いていきます。

美世も清霞の優しさに触れながら、実家での辛い経験を癒し、明るさを取り戻していくという流れでストーリーは進んでいきます。

1巻では美世が実家である斎森家から久堂家へ嫁ぎ、初めて清霞と出かけるまでが描かれています。

いわゆるシンデレラストーリーなので、きっと多くの人が楽しめるお話になっています。


美世の性格

美世は長年虐げられ続けてきており、表情は暗く目はうつろ、きている服はボロボロでとても名家の令嬢とは言えないような見た目です。

性格は生きることすら諦めており、引っ込み思案を通り越していつ消えるかばかりを考える希死念慮を持っていました。

しかし、美世は実家での使用人のような扱いから家事全般が得意で、久堂家の使用人以上に清霞の生活を支えようとします。

その生来の優しさが、清霞の心を開くきっかけとなります。


病んでる人こそ読んでほしい

『私の幸せな結婚』は『ワンピース』や『キングダム』のように向こう見ずで底抜けに明るい主人公が活躍する漫画ではありません。

むしろ全く反対で、自分に自信がなく常に消えることを考えているような女性が主人公の漫画です。

しかし、美世はどんなに辛い仕打ちを受けても、周りへの献身や愛情を持ち続けた強い女性です。

自分のことよりも周りを優先することから、失敗も多いのですが、結果的に自らが率先して相手に与えることで、相手からより多くのものを与えられるようになりました。

以前私のブログでも、誰かに愛させるためには「愛されたい」を辞めることが大切だと話しました。

美世は、自分が愛されないとわかっていながらも、周りへの献身を続け、ついには名家の超絶美男子の心を射止めるのに至ったのです(羨ましい!)。

何事も、与えることが先であることを、改めて教えてもらった漫画です。

また、人生には長く辛い時期が誰にでも訪れます。

今キラキラして見えるような人たちでも、昔苦労していたりこれから苦労することだってあるのです。

美世をみていると幸せになってくれー!という気持ちが枠のと同時に、よくぞあの辛い環境を耐え抜いた!と尊敬の念も生まれます。

この漫画は王子様である清霞の強さや魅力が描かれることが多いですが、主人公の美世の精神面の強さも魅力です。

元気をたくさんもらえる漫画なので、ぜひ皆さんも手に取っていただけたらと思います。

珍しく、漫画のお話でした!

↑漫画の詳細ページに飛びます↑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?