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文単が好きだという話

文単はご存知だろうか。英語学習者の方であれば、知っている方が多いかもしれない。文で覚える単熟語と言うシリーズである。

今日、たまたまパス単に関する記事を見かけたので、思い出して、書いてみる。私は英検準1級と1級を受験した際には、パス単と文単の両方をそれぞれの級で購入した。

しかしながら、私にはパス単よりも、文単の方が合っていたようで、結局文単ばかりやっていた。その時の私の活用法を今日は紹介したいと思う。

文単ではジャンル分けされたパッセージと、それぞれのパッセージに対する単語リストが掲載されている。

1.単語リストで、単語の意味や発音例文を確認する。

まずは文を読む前に1通りの単語をチェックする。これによって文を読んだ際にスムーズに理解ができる助けになる。この時に必ず音を使って発音もチェックしながら練習する。また定義の丸暗記ではなく、例文を読むことで使い方やニュアンスなんかも把握するようにする。

2.パッセージを読んですべて理解する。

次に、パッセージを前から順に読んでいき、全体を理解する。わからない単語があればリストに戻り確認をする。リストにない単語であれば、辞書を引いてみる。また、日本語訳と照らし合わせて理解を促進する。すべての文や単語の意味が理解できるようになったら、次のステップに進む。

3.1文ずつリピートする

次に、パッセージの音声を1文ずつ止めて、リピーティングしながら最後まで読む。この時に音を真似しながら読む事はもちろんだが、同時に意味も理解しながら読むようにする。そして日本語に翻訳しながら読むのではなく、英語を英語のままで意味理解できるように心がける。日本語訳しないと難しい場合と感じる場合には、何度も何度も意味が頭に入ってくるまで練習を繰り返すことで、徐々に日本語訳をするステップを排除していく。

4.オーバーラッピング、シャドーイングをする。

リピーティングで意味が理解できるようになったら、次はオーバーラッピングを行う。オーバーラッピングというのは、文を見ながら音を聞いて、音と同時に自分も声を出すという練習方法だ。これは先程のリピーティングとは違い、1文ずつ止める必要はない。難しければ、初めは区切っても良いが、できるようであれば、パッセージ全体を通して行うと良い。

オーバーラッピングができたら次はシャドーイングだ。シャドーイングはオーバーラッピングと異なり文を見ないで行う。音声を流して、その音声を聴きながら追いかけて自分も声を出すという方法だ。これができれば、あなたはもう完璧にそのパッセージを聞き取ることができるということだ。

オーバーラッピングとシャドーイングでも、英語を英語のまま意味を理解するということを忘れずに行う。どういうことかというと、ただ音真似をするだけではなくて、自分が声に出している英文の内容をきちんと理解しながら行うと言うことである。この時に日本語訳を介さずに理解するということが大切である。

5.リスニングを繰り返して忘却防止

ここまでのステップを行えば、もうあなたは完璧にそのパッセージで使われている単語を覚えてしまったと言えるだろう。しかし、人間は残念なことに忘れてしまう生き物である。だから一度理解したパッセージを何度も何度も繰り返して聞き、そのたびにきちんと意味が理解できているかを確認することで、忘却を防止しよう。

思い出せない単語があれば、再び戻って確認してみると良い。文の中で覚えた単語であれば、文脈とセットで記憶することができるので、記憶にも残りやすい。文単では非常に面白いトピックの文章がたくさんあるので楽しんで学習することができる。

最後に

私もこの記事を書いていて、久しぶりにもう一度文単を開いてみようと思った。英単語を暗記するのが苦手という人にオススメの方法だ。ぜひお試しあれ。

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