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明洞で飲み明かす

明洞の繁華街は大変な賑わいだった。


デザートを欲して、ふと見つけたかき氷屋で韓国語で注文してみる。

「マンゴー ハナ チュセヨ」


冷凍マンゴーは部位によってはいまいちな味だったが、ゴロゴロとカットマンゴーが乗っていて、生クリームとマンゴーシロップとがかかった粉のような氷は美味しかった。






「ワインを飲みに行こう」
と近場でバーを探す。


エレベーターのない雑居ビルの階段をせっせと登り(確か3階)

他に客はおらず、我々が退出する最後まで
貸切状態だった。
2軒目3軒目と酔った状態で行くバーだろうから、
飲んだ体にあの階段はきついかも。


空間は洒落ている



マリア様のキャンドル
頭に火をつけて頭部から溶けてゆく?
かわいいが燃やしちゃっていいのか、マリア像


赤ワインとウイスキーを飲み続けた。
相変わらず男性陣は韓国語で熱く議論しているので、私はふうんって訳もわからずこの空間を楽しんだ。


バーの店員は20代半ばくらいの女性ひとりだったが、我々が滞在していた途中から男性がやってきて(オーナー?)パソコン作業していて、たまに我々の席の注文をとりにきた。


次へ行こうと店を変える。



しっぽりと洒落たバーの次は、終電を諦めたような若者で賑わう居酒屋へ入る。


チャミスルの類は得意ではないので、私はここではおそらくほとんど飲んでいない。



惰性でつまみを頼む。


うさぎの餌のようなにんじんがカットされたものが
お通しに出され、
もしかすると私のほうが上手く焼けるのでは?と
疑う卵焼きに
サザエのような貝が入ったパジョリ
こちらもハサミで小さく切っていく


ホルモンの夕食から時間も経ち、この頃にはまた小腹が空き始めているので、私のほうが上手く焼けるぞと自負する卵焼きでさえも妙に美味しく感じてぱくぱくっとつまむ。


さすがに男性陣のひとりは、眠気と酔いの限界がきたようだ。


今日はお開きにするかとホテルへ戻る。


明日はソウル滞在最終日だ。

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