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韓国のホルモン、良味屋


一旦ホテルに戻って、着替え直して再び街に出る。
ここは連れて行きたいといち推ししていただいた、大統領も御用達だという老舗ホルモン屋。


水キムチやレタス、アボカドに見えて実は瓜など。
レタスはなんだろう。なんか生肉と同じ皿にいたよね?っていう嫌な生臭さがあった。



何を隠そう、私はお肉を食べないしホルモンは好きではない。
しかし韓国を代表する料理のひとつであることと、老舗であり(創業年は後日調べてみたが不明)大統領も来店する名店ということで、経験のひとつとしてご相伴にあずかった。
良味屋、南大門店。
本店は2021年に火事で全焼してしまったらしい。


ミノとマルチョウ
よくこの臓物を食べようと思うなあ。
グロテスクな姿にしか見えない。


店員が手際良く網の上に並べて、転がして、小さく切ってくれる。蓋をしてしばらく置いたり、タレに絡ませて2度付けしてまた焼き直したり。
我々は眺めていればok



この席を担当してくれた店員の女性の肌が、つるっつるぴかぴかで、透明感があってとても綺麗だった。さすが韓国と唸りたくなる綺麗さ。
男性陣はずっと韓国語でぺらぺらと話し、店員の女性にチップをこっそり渡したりしていたので、その綺麗な肌の秘訣を訊いてもらえばよかった。
ホルモンかな?パックかな?キムチかな?アカスリかな?なんだろう。今さら気になる。


あんなにぷりぷりと大きい塊が、焼くと縮んで
コロコロっとした姿に。



マルチョウはぷりぷりして、噛むとじゅわっと脂が口の中に広がる。すっきりした、たとえば芋焼酎のソーダ割りとか、お酒と合わせたら最高だろう。

ミノは最初に口に運んだひとつめが、噛みきれないほど弾力が凄まじく、さながらゴムのように、ただでさえ牛達、それも彼らの内臓を食べている私に対する嫌悪感があるのに、まあまあ大きい一口がひたすら口腔内に居座り続けられることに限界を感じて、こっそりペーパーに出してしまった。目に涙が浮かぶ思いだった。


ただせっかく連れてきていただいているのに、私の箸があまり進んでいないことを心配させて悪いので、もうひとつミノを食べてみる。
さくっと切れ味良く、美味しかった。
あの最初に選んだひとつがたまたま不運だったんだな。


小皿のタレに千切りにされた青唐辛子を入れて、ミノやマルチョウと食べる。なかなかこれが美味しい。お酒はビールとチャミスルをひたすら飲んでいた。


〆に冷麺。
韓国の焼肉屋で冷麺を食べることも、やりたいことリストのひとつだったので嬉しい。
麺は糸のように細い。さっぱりしてほんのり甘さがある。


私は〆に冷麺を、男性陣はテンジャンチゲを食べていた。
この時点で結構おなかがいっぱいで、彼らが大絶賛するテンジャンチゲをひとくち、ふたくち貰ったが、なんせ写真にも撮らず、満腹であまり記憶がないのが残念だ。


お店を出て、明洞の繁華街へ向かう。


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