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憎みながら愛すること

人を好きになるということは、よく「何もかもを好きになること」
と誤解されがちだけど、実際は違う。

好きだからこそ、他人なら許せることが許せなかったり、
自分の理想を押し付けてしまったりする。

よその人なら気にならないような些細なことで
喧嘩をしてしまったりもする。

だから本当に好きということは「憎みながら愛すること」なのだ。

そしてその状態を越えると、
凪のように静かな心で相手を受け入れられるようになる。
そこまで行って初めて、ずっと寄り添った相手だといえる。

何もかも乗り越えた関係はちょっとやそっとでは壊れない。
それぐらい強い絆で結ばれているのだ。