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終わりながらはじまっていく

箕面のファーストピースサークルが終わった。

輪にいた人々は、誰かが寂しい気持ちになるのを見過ごせない人たちだった。誰かが辛い気持ちなら、自分を差し置いてでも何かしたくなる人たちだった。誰かのために自分の平和を後回しにしてしまう人たちだった。

だから私たちにはFirst Peaceの知恵が必要だった。

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「何かのため」を思う時私たちは、何かをすること、何か言葉をかけることが大事だと思ってしまいがちだ。目の前に現れる力になれそうな人、困っている人、助けを求める人、サポートを必要としている人。そこに自分ができることがあると思おうと、自分の平和を後回しにして言葉をかけたり何かをしたりしてしまう時がある。

だけどその結果思うような結末にならなかったり、自分が疲れてしまったりする。それは根本的に、矢印の向きが違うから。

じゃあどうしたらいい?

人に大丈夫なふりをさせたくないなら、大丈夫なふりをしなくていい自分でいるといい。
人に安心してほしいなら、まず自分が一番安心していたらいい。
人に自由でいてほしいなら、まず自分が自由でいたらいい。
人にあなたは最高だと知ってほしいなら、自分が最高だと知っていたらいい。
人に輝いてほしいなら、自分が輝いていたらいい。

あなたはわたし、わたしはあなた。矢印の力は最初に自分に使う。あなたにあげたいものがあるなら、わたしにまずあげる。わたしの内なる平和に私の力を使うこと。この言葉は簡単で、それを生きるのに私たちはみんな、ヨチヨチ歩きだ。この道を歩く練習は、毎日のくらしの中で。知恵は学ぶためじゃなくて、生きて歩くためにある。

会が進むにつれて、ひとりひとりのやさしさに、力と意志がみなぎっていった。「わたしなんて」や「どうせわたしは」みたいな霧が晴れていく様は、わたしの内側に希望の鐘を鳴らしまくった。みんな美しい。みんなかわいい。みんなかっこいい。愛すべきかわいいへんてこな人たち!!

毎日の中では、自分の光が信じられなくなる時もある。そんな時いつでも時間をジャンプして戻れる場所を私たちは心の中に手に入れた。みんながそれぞれの平和のために自分を捧げた、あの輪に戻ろう。「わたしたち」の感覚を思い出して、みんなで行こう。

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このファーストピースサークルは、ひでと2人でリードしてきた。相棒ひでは最後の最後のビーズの輪ですら、また一歩境界を超えていった。ファーストピースの知恵を生きる道を歩くと決めてるこの人に、「そつなく」は存在しないのだと隣でふるえた。いつも自分からはじまってゆく。なんて勇気のある相棒とやってるんだ。超かっこいい。ひでのことが、そしてそのチャレンジを隣で見守れるわたしが誇らしくて、わたしは泣いた。

私たちがそうやって一歩を踏み出しながら生きていく限り、同じような願いと祈りをもつスピリットたちが一緒に渦になり波紋になってくれるのだ。諦めずに手を握ろうと差し出し続けていれば手は握り返される。箕面の輪のみんなが教えてくれた。

ありがとうありがとうありがとう!!完了は新しい物語の始まり。私たちの道は続く。

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みんな、これからも、やろうぜ!!!!

Earth Partner 平田里菜

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