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ブラック企業に勤めてました。

どもども。
スギタ(@coppe61318)です。

今はフリーランスだけど、会社員時代もあったわけで。
今回はそんな会社員時代を振り返ってみたよ。

私が勤めた会社は、いわゆるブラック企業が多い。
新卒で入った会社も、今思えばブラックだった。

さて、ブラック企業にもレベルがある。
私が所属したのは、ゆるふわブラック。
毎日午前様になるほど働かされる訳でもないし、過労死した社員もいないし、給料が未払いだった訳でもない。(あっ、未払いは一社あったな。)

ただ、そうなる手前まで行っていた会社が多かった。

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過労死...の手前、働きすぎて寝不足が続き、帰宅時の運転中に寝て一歩間違えば大事故になっていた先輩。
午前様...の変わりに、始発で行って終電(バス)で帰る生活。
休憩を取ることが許されず、業務時間内ほぼ飲まず食わずで、トイレに立つのも周りの顔色をうかがいながらの職場。
お局からのイジメは当たり前。ゴミを投げられた事もある。セクハラパワハラ日常茶飯事。
***

過去5回転職したけど、内4社が上にあげた事例に一つづつ当てはまる。
最後に転職した会社が結構ホワイトだったなーって印象。

これでどこがゆるふわなんだと思うかもだけど、社内にはイイ人もいて、直属の上司には常に恵まれていた。
だから、そんな環境の中でも楽しく仕事はできたんだよね。
この過酷な環境だったからこそ「おりゃー!!」って頑張れた感もあるし。

外から見たらブラックだなーっていう会社でも、中にいると麻痺ってきて、なかなか気づかなかったりもする。
洗脳されている感じかな。
私はいい感じに洗脳されていたので(笑)、退職して初めて「あ、これって異常だったんだね」と気付いてぞっとすることもあった。

きついと思いながらも、実際自分の心の中では「会社ってこんなもんだ」と思い込んでいた部分が大きくて、「ブラックに勤めて辛い、マジ辞めたい」などという感情は特に持てなかったというのが近いかもしれない。

でも、フリーランスになって思うんだ。
私は4社の(多分)ブラック企業に勤めたからこそ、結構シビアな個人事業主界でも踏ん張りがきいているんだってこと。

ブラックと言っても、命を脅かすような無茶苦茶な仕事を押し付けられたわけではない。
しんどい…と思いながらも気力を奮い立たせることが出来たり、辛い…と思いながらもその中でも楽しいことを見出す能力がついたり、今まで勤めてきた会社の存在があったからこそ育った思考が結構ある。

今はなんだか独立起業至上主義みたいな風潮になってきているけれど、会社員を経験するって、結構良いと思うんだ。
会社依存には大反対だけど、経験は賛成。
打たれ強くなるし、嫌な顧客や嫌な仕事のかわし方やこなし方がわかってくる。

それを経験として糧にするかどうかは自分次第だけど、少なくとも私は、ブラック企業に育てられたと言ってもいいかもしれない。
結構良い経験をさせてもらっていたんだね。
なんて思いながら、会社員時代を振り返ってみました。
一つ一つ取り出したら面白いエピソードとかあるから、それはまた気が乗った時に披露するかもしれない。

ブラックはブラックでも、私の所属していたところは、本当に超絶劣悪だったかというと、多分そうではない。
自分に耐性があるだけなのかもしれないけど…
暴力暴言休みなしとか普通だったけど、ほんと、命を絶った人はいないから。
きっともっと過酷な職場環境ってあるんだろうなと思う。

だから、もしそういう過酷な環境に身を置いていて、自分が壊れそうだったら、「経験だ」とか言ってないで自分の身を守ることを優先してね。
これは絶対。

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