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広くて美しいこの世界を、遊び尽くしたい【月報】2023年10月

再びアジアへ!
ということで東南アジアに引き続き、東アジア旅をしている、りなです。


4月から、自分で大学を設立し、運営し、学び、立派に卒業するという試みに挑戦しています。

「問いを深め、疑い、仮説を立て、あらゆる方法で検証する」
その繰り返しを通して、 世界を観る目を養い、認知の解像度を上げた上で、 世界の広さと美しさを自分ごと化させ、未来に希望を持ち、自己と世界を愛せる人の育成を目指します。

リナ大学理念

リナ大学では、月に一度、月報という形で振り返りをしています。
先月分はこちら▼

10月のハイライト

①人生かけて遊びを極める

「あそび」が次の私の人生のキーワードかもしれない。
自分が面白いと思うこと。やってみたいこと。これをやったらどうなるんだろう?ってなんかわくわくすること。
「人生かけて、この世界を遊び尽くしたい」そう強く思わされています。

きっかけはジーニアスファインダー。
ずっとやりたいと思いながらしていなかったので、本を買いました。
そこでビビッときたのは、この図。

ジーニアスファインダーより

これを見て、「え、これ今の私がやってることじゃん!!」と、とんでもなく驚いた。「とげぬき」ができているかは少し怪しいけれど、「愛」というのは私が絶対的に根底に置いていることで、大事にしていること。

次の自由生活。これは高校を卒業して、自ら何にも縛られない期間を作ったことで、徹底的に自分のストレス源を排除して、自分の心地よい空間を探究し、18年の間に、この社会で生き抜くために身につけた常識やこうでなければならないなどの縛りなど様々なものに覆われてしまった自分の皮をひとつひとつ剥ぎ取り、何者でもないまっさらな自分と周囲のペースに揺るがされない落ち着きを、少し手に入れた。

さらに遊び。これはまさに今やっていること。

心の赴くままに、ピン!ときたままに、行動してみる。感じてみる。

別にそこに社会的価値をかけ算しないとなんていう今までみたいな思いは一切ない。自分を満たすために、自分が楽しむために、自分のために全部やってる。社会のためでも未来の誰かのためでもなく、単なるエゴ。
高校生の頃までは、自分のわくわく×社会にも還元できるプロジェクトが良いものであるという意識が強く(私がよくいた活動界隈では、そういう風潮なものが多かった)ので、「社会の役に立つ」「社会に価値を生む」ことにとても重きを置いていた。し、それを求められた。「ここに課題感を感じていて、こういう原体験があって、だからこんな社会を創るために、私はこれをやりたい!やってます!」みたいな。
この図でいうところの「遊び」をすっ飛ばして「社会」に向かおうとしていたの。

だけど今は「遊び」なくしては、「社会」では在れないと感じてる。遊びの延長線上で、気づいたら社会にも還元できてた、っていう状態が理想なんじゃないかな。少なくとも私はそう思いながら生きています。

せっかくこの広くて美しい世界に生まれ落ちたのだもの。あちこち訪れて、実際に自分の目で見て体感して、いつまでもこの世界を舞台に面白いことをやっていたい。
これはどうなっているんだろう?なんで?どうして?って、子どもみたいに目をキラキラさせながら目に映る世界を見続けて、その度に実験を繰り返えしながら、この世界を生きていきたいのです。

②東アジア周遊

再び旅に出ています。

マカオ🇲🇴→香港🇭🇰→深圳🇨🇳→マニラ🇵🇭→高雄🇹🇼→台南🇹🇼→花蓮🇹🇼→台北🇹🇼

東アジア周遊ルート

大まかなテーマは「アート」や「都市設計」。マカオではヨーロッパの街並みを、香港や深圳では美術館やアート地区を巡り、マニラでは経済発展の様子、台湾ではアートと自然と教育に注目して各地を訪れました。
ざっくりと振り返り。

▶︎マカオ🇲🇴

未知の国マカオ。正直訪れるまで、国名を聞いたこともなかったし、どんな国かのイメージもまるでなかった。ポルトガル植民地だったため、街並みはヨーロッパでカトリック教会が点在。

集合住宅?が密集している街並み

さらにカジノがとっても盛んで、街中にはギラギラに光るカジノのエリアも。雑多なアパートが並ぶ横にギラギラカジノ。そのギャップが面白いの。今まで見たことも想像すらもできなかったような世界観の街並みで、異世界に来たかのような不思議な気持ちになった。私の知らない世界が、この地球にはまだまだある。

カジノが集まるエリア

▶︎香港🇭🇰

アートフェアが盛んな香港。今回は、デジタルアートフェアを訪れ、NFTアートを初鑑賞してきました。

実際に展示/販売されていたNFTアート(ちなみに入場料は日本円で7500円)

結論、デジタルアート難しすぎた。正直何がどうなっているのかも、作品を前にしても何を感じたらいいのかが分からなくて、頭の中ははてなマークだらけ。テクノロジー×アート。これが次世代のアートなのか、と思いつつ、今の私には良さがあまり分からなかった。知識がなさすぎたのもあるかも。不完全燃焼。
私は自然を感じられる”もの”の方が好みかもしれない。

▶︎深圳🇨🇳

ドキドキの中国上陸。正直なところ、あまり中国にはいいイメージがなくて、今回はそれを払拭するために訪れた。
情報統制はどんな感じなんだろう?ちゃんと入国できるかな帰れるかな?なんて思いながらいざ入国。

アートなエリア

入国審査には信じられないほどの時間がかかった(朝7時半に国境到着、入国できたのは12時)けれど、いざ市内に出てみると、当たり前だけど普通の街だった。
特に深圳は、経済特区で金融都市なこともあり、高層ビルが立ち並び大きなショッピングモールもある大都会。アート地区では雑貨店やカフェや展示スペースが広範囲に並び、中国らしさは一切ないおしゃれなエリアだった。SNSは拍子抜けするほど普通に使えて、閲覧も投稿もできた。

深圳中心部

唯一不便だったのは、あまりにもキャッシュレス社会だったこと。と言ってもまさかのクレジットカードは使えない。主流は、中国の電話番号が必要な中国で流通しているアプリ決済でした。もちろん現金もどこ行ってもほぼ使えない。コンビニさえも。使えたのは私の知る限りは、電車のチケットを買う時だけ。
旅行者にとってはとても不便だったけど、それだけキャッシュレス化が道沿いの小さな露店でも進んでいるのは、他のアジア諸国と比べると純粋にすごい光景。かつて小さな漁村だった深圳は、飛躍的な経済発展を遂げていました。

ちなみに物価は、香港よりはグンと安かった印象。コンビニでの水600mLが香港は日本円で約180円、深圳は約60円。3倍も違ったのです。ちょっと電車で1時間くらいなのに。アジアなのに、恐るべし香港の物価。(香港は日本よりも圧倒的に高かったよ…!)

▶︎マニラ🇵🇭

この旅の中で一番訪れたかった場所マニラ、とっても刺さったんです。
近代的で、とても発展して洗練されたシンガポールのような街並みと、スペイン統治時代の面影が顕著に残る、中世ヨーロッパに迷い込んだかのような街並みと。さらに貧困で家を持つことのできない人たちの暮らしと。
それらが同時に近距離に存在していたマニラ。
だけれど、混ざり合っているようで、完全に分断されているような気もして。

外資系企業のオフィスなどがあり駐在員が多く暮らす、経済発展の中心BGC
マニラ最古の旧城壁都市、イントラムロス
現地の方の暮らしが垣間見えるローカル食堂

家のない家族が暮らす路上の横に、とても綺麗で洗練された公園があって、そこでは軽快でポップな音楽とともに光と噴水ショーが行われていた。
観光客が多く集まる中世ヨーロッパのような街並みの場所イントラムロスは、塀に囲まれて街とは完全に分離され、だけれどその中で現地の方の日常生活も営まれていた。

局所的な大都会と中世ヨーロッパとザ・アジアな景色の混在。それは私をとても不思議な気持ちにさせた。非常に興味深い国で、エネルギーにも溢れていて、この先の、この国の未来を見てみたいと思った。

11月の予定

①小さなアウトプット

月イチ、作品制作を始めます。
久しぶりに会った、台北に住むお友達と。ちょうどお互いのフェーズやニーズがマッチして、ものづくり同盟を結びました。

自由だからこそ、強制力が時には必要なんです。
やりたいなと思いながらも、「何をどんな手段でどんなふうに」がクリアになりきっていない事は、考えるのが大変だから面倒だから、ダラダラと後回しになってしまいがち。義務でもなく期限もない上に、1人だと余計にね。

だからこそ、強制的にできる仕組みづくりが私には不可欠。
小さく仲間を作って、期限を設ける。そうすることで自分を縛ることにしてみました。

ガチガチにコンセプトを決めて、何か納得するものを作る。
というよりは、こうでもないあーでもないと日々モヤモヤぼやぼやしているものを、そのまま形にしてみる。ことをやってみるつもり。

分からないから思い浮かばないから、やらない。ではなく、分からないなりに何も思いつかないなりに、とりあえず「形あるもの」にしてみて、そこからすこーしずつ深堀して深化させていけばいいよねという思考です。
ひとつを納得いくまで完璧に、じゃなくて、拙くても小さくても納得いかずに不完全燃焼でも、とりあえず世に「生む」ということをやっていって、試行錯誤をしていきます。

作品づくり自体が目的なのではなくて、あくまで作品を小さく作ってみることで思考をより深化させることが目的なのです!

②日報、週報、四半期報の導入

ぼんやりしている1日、1週間をもっと濃くさせたい。学びをきちんと可視化させて自分のものにしたい。もっと日々のPDCA回したいよね。

ということで、日報、週報、四半期報の導入を始めます。
でもいきなり日報は続かなそうなので、まずは週報と四半期報から。

▶︎週報

やりたいこと。いつまでにどこまで進めるか。
週ごとにそれらを洗い出して、事実と感情と思考と共に振り返る。
そうすることで、日々の進歩と思考の深化を着実に行います。

人間は弱い生き物なので。何もないから、自由だからこそ、ぼーっとしているだけで、すぐに時間が過ぎ去ってしまう。
ぼーっとする時間はとっても大事と思っているから、それ自体に危機感を感じることはない。だけどなんだか1日を有効活用できていない気がして、もったいないなぁとは感じてきた。だから日々のタスクを作ることで、もっと人生を楽しめるのでは?生きている醍醐味を最大限引き出せるのでは?という仮説の元、生きることを楽しむために、あえて自らを「管理」してみることにします。

▶︎四半期報

月報だけでは物足りない気がするの。

出来事をつらつら書き綴っているだけで、実際リナ大学ちゃんと運用できてるって言えるのかな?最初に立てた理念や目的に基づいてきちんと学べてる?思考、深化してる?

リナ大学を初めて半年。そんな不安やモヤモヤや消化不良さが出てきています。

そこで、「最初に立てた問いと仮説に基づいた振り返り」を3ヶ月に一度行うことにしてみます。(もう半年過ぎているので、初年度は半年報という位置付けになりそう)
それを行い明確に言語化させることで、自分の思考の変化や深化がより明確になるのではないか。自分が進むべき方向性が見えてきやすくなるのでは?と考えました。

③バッケットリスト作成

上記の週報/四半期報を行うにあたり、中長期的ビジョンの再設定が必要だと感じています。ゴールがなければ、いくら日々の振り返りをやったところで意味がないからね。

でもそんなことを言ったって、すぐに中長期的ビジョンの設定はできないので、まずはバケットリストを作成します。その先のフローも、11月中に決定し2023年以内にはビジョンの設計を再構築したいな。

俯瞰感覚がとても強く、生きている実感がなくなっているここ数ヶ月の自分が、バッケットリストによって感じられるであろう未来へのわくわくを通じて、主体の自分を取り戻すことがまず先決です。

理想は、主体と俯瞰を自由自在に行き来すること。
人生遊び倒していきます。


今月もお読みいただきありがとうございました🌿
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しているので、ぜひそちらも覗いてみてください🌟


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