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どっちも大切

6月27日 カフェゼミのサブゼミでは、上田さんの「プレイフル・シンキング」という本を、超参加型読書会"Active Book Dialogue"で読むという体験した。元木さんにファシリテーションをお願いし、学生で企画・運営を行った。

今回のカフェゼミのサブゼミで1番印象に残っているのは「目標設定」の話だ。本を切って、20人で読み、リレープレゼンしていくなかで、"どうすれば納得のいく目標設定ができるのか"という問いがあった。わたしはそれを見てプレゼンテーションの後の対話の時間に「どのように目標設定の高さを決めてるのか」班の人に聞いてみた。数値で目に見えてわかる具体的な目標と、おおまかにこうありたいという大きな希望や憧れの目標両方持つようにしているという方がいて、すごく自分の中ですっと心にくるような納得感があった。なるほど!と。達成したことがわかりやすい目標であれば達成できたときに素直に喜ぶことができるし、失敗してしまった時も自分のせいと落ち込むことなく大きな目標を見返すことができるため、また頑張ろうと思える。両方持つのっていいな〜と思った。他にも高い目標をあえて周りに宣言する、や大きな目標からどんどん小さな目標に具体化していくなど、さまざまな意見が飛び交った。

その対話の後、長岡先生と元木さんのパネルセッションで、そもそもわたしのたてた問いって「目標が達成するべきゴール」だと思い込んでいたからこそ生まれたのではないかとはっとさせられた。高すぎてもなかなか達成できない理想論、絵に描いた餅で終わってしまうし、低すぎても簡単に達成できてしまうから意味ないし、、、でもこのパネルセッションでその目標はものすごく自分に向けられた個人的な目標だったんだなと気づいた。他者と共有したくなるような社会的な大きな憧れや希望の目標は、達成するべき課題でもないし、ゴールを定めて逆算していくような目標ではない。単に自分の努力でできる目標ならば、他者と共有して協力を得るようなことをする意味がない。もちろん高い目標を人に宣言することで周りから応援してもらえたり、自分の意識が高まってサボることや逃げることからセーブできるし達成しやすくなる部分はあると思う。それにもちろん個人的に具体的な達成したい目標を持つのも大切だ。それに向かって努力していくことに繋がるから。けれども中学生から大学に入るまで今までの目標設定はあまりにも他者評価を気にして、自分を成長させるためだけにあるような目標設定の仕方だったのではないだろうか。そのことに今回のカフェゼミのサブゼミで改めて気づいた。1人では達成できないような目標を持ち共有することで他者との関係性を大切に大きな憧れを持つことができる。シェアすることで憧れの誰かとコラボレーションできて思いもよらぬ発想が生まれたり、難しいと思っていた大きな目標が叶うかもしれない希望あふれる目標を持つことができたらいいなと思う。そのためにはやはり、自分にしか関心がない状態から脱する必要があると思う。もっと越境していろんな人に会い、憧れの人のようになりたい、社会をこうしたい、と語れたらいいな。

そして去年よりも「どっちも大切なんじゃない?」って考え方に慣れてきたように思う。物事は両面ある。時と場合によってこっちの方が大切だよねって常に考え続けることが大事なんだと思う。今までのマインドであれば、「どうやって目標を設定するのがいいのか」わかりやすい方法の答えを求めてたと思う。でもそうじゃない。社会的な大きな目標も個人の目標もどちらも大切であり、常に問いを持ち続けて考え続けることが大切なんだと思う。

#MELCブログ #カフェゼミのサブゼミ_mb

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