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夢中に一途。(最近みた作品の感想です)

今回はおっさんずラブの話から始めます。



2018年、私はおっさんずラブにドはまりしていた。
天空不動産に勤務している春田創一と黒澤武蔵の物語を、
ライバルの牧凌太とのテンション高く勢いあるコメディが大好きでした。

ライバルでいうと2016年版の1時間ドラマの長谷川幸也も2、019年に放送された‐in the sky‐の成瀬竜も四宮要も、ライバル以外のキャラクターたちも勿論みんな好きでした。

天空不動産編と天空ピーチエアライン編の時のスパンが短かったため、急にパラレルになって驚いたのは私も同じだし、いろいろと事情があるだろうというのは感じつつ、人によってはこのシリーズはちょっと……というのもあるだろうけれど私は全部まとめて好きです。

今回、不動産編の続編ができるなんて予想していなかったが楽しみにしていたし、リアルタイムで見ないとすぐにネタバレがTLに流れてくる状況を作ってしまったため、見るまではSNSを断ったりして、夢中になって楽しんでいました。

毎回「流石に今回は前回みたいな胸のときめきはないでしょう~」といいながら毎回沼!すごい沼!動けない!が多すぎる。
いままでも田中圭さん、林遣都さん、千葉雄大さんの写真集を買い、戸次重幸さんの所属するファンクラブに入り、チームナックスなどの舞台に足を運ぶ。

とにかく私への影響力がすごい、狭い世界しか視野に入っていなかった私の趣味は明らかに広がっていきました。
私がいま推している濱尾ノリタカさんだって、戸次さんをおっさんずラブで知ることがなかったら仮面ライダーリバイスをみることはなかっただろう、そしたら出会っていなかったかも。
手を広げ過ぎている感覚はあるが、それでも楽しい。世の中には知らないことがたくさんあるのだ、と。

というわけで。

ここで井浦新さんと三浦翔平さんに嵌らないほうがおかしいんです。逆に。


そもそもアンナチュラルで中堂系に足を滑らせていたオタクが和泉幸を好きにならないほうがおかしいし、おっさんずラブにおける今回の「切ない」担当”六道菊之助”。その事実を4話まで隠されていた感覚にめちゃくちゃ踊らされた。キスシーン全部綺麗すぎる意味がわからん(理解を止めた頭)目がバキバキのやばいにーちゃんじゃなかった!と思った瞬間ギャップにやられて今に至ります。

やばい具合は、そこまでフットワークが軽くない私が井浦さん出演映画「青春ジャック~止められるか、俺たちを2~」の舞台挨拶を勢いで観に行くくらいアレです。いま入っているサブスク内でドラマや映画を見れる分だけ見て、という感じですが、これだけ見てもまだ見切れていない事実に興奮する。

まだ三浦さん関連の作品の視聴は今のところ「あのときキスしておけば」だけなんですが、そこでもバッキバキにちょっとやべえ圧のヒロインの元旦那役だったので、なんかもう、それを求めてしまったらいけないかもだけれど、求めてしまう自分の好奇心を裏切れない。Mと新・信長公記は観ようと思っています。

せっかく色々みたので、一言感想残しておきます!

※良かったところ全部言うと長すぎるので、基本は井浦さんについて言及してます。あと、いろいろ適当に言ってますすみません(先に謝っておけばよいと思っている)

あのときキスしておけば


製作陣がそもそもおっさんずラブのメンツだったうえに麻生久美子さんが好きなので、放送時観よう!と思いながら見そびれていた作品。
……すみません井浦さんと三浦さんがインタビューで「こっちで先にキスしていた」と聞いてから我慢できなかった、キスシーン見たかった。

いやぁ、しかし憑依した蟹釜ジョーがすごすぎる。もう1話最後涙びじょびじょで出てきた瞬間からクライマックス。確かに最初は得体のしれないおっさんが妙になよなよしているだけ?なんだけれど、話が進むにつれ、この人は間違いなく”蟹釜ジョー”なのだと理解できちゃうのがすごい。高見沢さんやマディウォーターなど、主人公の桃地に対して悪意、敵意を持つ役もありながら、コメディのノリでストレスなく見れるし、切なさとあったかさがある良い作品でした。高見沢さんが巷で「やばみざわ」って呼ばれてて草と思っていたら最終的にそっちの呼び名のほうががしっくりくる出来でやっぱり草。

にじいろカルテ


こちらも貴島彩理プロデューサーやスタッフがおっさんずラブに関わった方が多い作品だったため早めの視聴。医療系はあまり得意じゃないのでいつもは後手に回しがちでしたが、どちらかというと村社会に飛び込む天然ヒロインの話、という感じで、身構えた分楽しく見れた印象。面白かった。
でもさぁ……ま~~~~~た井浦さんが最愛のひとをなくしているじゃん(役です)……なんだ、みんなアンナチュラルで目覚めてしまったんか?それとももともとそういう気配を纏っていたのか?亡くしたひとを思い続けて引きずってめちゃくちゃになる美しさを………(誰か老後までラブラブにしてくれよ)
ちょっとサングラスで滑ってるくらいの朔先生がとてもキュートで……デリカシーというか時代遅れの価値観全面に押し出しても憎めない塩梅がとても良くて、これ毎週見てたらめちゃくちゃ好きになってたな……「きちんと俺に怒られろ」で落ちかけた。

脚本が岡田惠和さんということで、私が「泣くな、はらちゃん」が大好きすぎる故に、ちょっと台詞回しなどになつかしさを感じたりしていました。言い方良くないかもだけれど、現状に適合出来ずさ迷っている人間の居場所を作るのが上手だよね。(泣くな、はらちゃん、久々に観ようかな……)


ピンポン


タイトルは有名だったけど観てなかったな……!あまりにも井浦さんが若くて、というか背は高いけど少年と青年の間で、そんな前の映画だっけ??と思ったけど2002年なので22年前だって、怖。
コミックス原作(著:松本大洋)クドカン脚本。癖と個性が強いが、まっすぐな青春ストーリーだったし思った以上にペコとスマイル、二人の話だった。スマイルは2000年代に間違いなくモテる、主人公を抜いて人気が出るタイプだったが、私は放映時に観たところでガキだったので「いけすかねえ」と切り捨てただろうと思う笑
だからこそ、この歳になってスマイルの思いが少し理解出来て甘酸っぱい気持ちになりました。種類の違う、奔放な天才のペコとの関係がこじれる感じ、青春だったな。映像的にはペコがドラゴンと戦うときにゾーンに入るところが好きです。過去の神社のシーンも好き。


ニワトリ★スター・ニワトリ☆フェニックス


ろくに調べもせずに流れるように観てしまったがこの2作、話は繋がっていなかった。フェニックスが完全に続編だと思っていたので、暫く混乱しながら見ることになってしまった。
(☆フェニックスは★スターをロードムービーとして再構築した内容、ということらしい)

まず★スターを年齢制限のあれとか何も観ずに再生して、ちょっとえぐめのお色気シーンとか全裸とかいろいろびしゃびしゃ!とかかなり暴力!!って感じだったので、慣れない私は「ヒェ……」と思ったけれど、主人公二人のちょっと路の逸れた生活を覗きつつ、それをアートとして映像表現を駆使し作品にする感じなのかなあ、と。悪夢の描写が実写なのかアニメーションなのかCGなのかわからないまま見続ける感じ、初期ディズニー映画感があって好きです。(普段いろんな映画を見ていないことが浮き彫りになる感想)エンディングの何か無くしたことで得られたような感覚……受け取った箱の中身は空だったけど、確かに箱を受け取ったんだよな、という後味だった。

☆フェニックスは、まず表現が幾分マイルドになり、私みたいな臆病者はとても観やすくなった。そしてファンタジーの色が前よりも濃くなった。あの妖怪がいる飲み屋怖すぎる。
★スターよりも勢いがある気がする。どことなく寂しい気配もあるけれど、こっちは観た後すっきりできるのかな、前作でちょっと落ち込んだ人は続けてみると明るくなれるのかも。

井浦さん演じる草太の温厚なのに、やばいところに足突っ込んでる感じが変にリアルでぞくっとする。なんだろう、ふとした色気がある。撮り方だろうか。表情も一般人なんだけど、どこか昏い目をしていて。楽斗は見た目がかなり派手でちょっとやばいなーという感じから、歪んだ線路を直そうとあがいているところで急に人間臭さが出て不思議な男だったし、★スターだと二人で住んでるの不思議だなあ、と思った。ただ、☆フェニックスの旅は何だかふたりの姿がしっくりきて、このコンビがすとん、と心に落ちてきた。

止められるか、俺たちを


ノリで舞台挨拶のチケットを手にしてしまい、青春ジャック~止められるか、俺たちを2 を観るため視聴しました。
どこまでフィクションで実際にあったのはどの部分なのか、無知にはわからないのですが、感想としては、この時代の映画製作の裏側は大分ハードだな……と。
ただその世界の中で若松監督は現場では荒れていても、大分周りの人間思いな人間だな、という印象です。助監督が女優さんを路でスカウトする時代……ピンク映画すらよく知らない自分にはあまりにも新鮮だった。邦画についての歴史の教科書、という感覚でかなり勉強になりました。映画の楽しみ方が少し変わります。


おっさんずラブーリターンズー

一応最後に……
日常のコメディでちょっとバイオレンスで、それでもラブ。そこが好きなんだなぁ、と改めて思ったリターンズでした。主人公CPはもう、安定していてあぶなっかしくないし、むしろイチャイチャシーンが恥ずかしくて「おおう…笑」という感じだったのですが、武蔵の圧と哀愁と、公安の三人がいい感じに引っ掻き回してくれたのが本当にたのしー!!となりました。公安ずラブありがとう。
和泉幸”幸せ”って書いてコウと読ませるの、良いですよね。菊之助と和泉さん、なんかあの二人だけで並ぶと(回想の秋斗含め)世界観が別次元なのでそれもそれで面白かった、なんだろう、公安パート以外で時々おっさんずラブの世界に帰ってくる感じがある笑
最終回が思ったよりも完成されたラブな和泉さんと菊之助だったので、直前のうぶな感じから一転したため「この二人の関係はここまで進むんですか?????」と宇宙猫でしたが、そのおかげで上記のように私は元気です。感謝。


以上、最近見た作品感想、そして井浦さんメインの独り言でした!!!!意外と長くなった!!!!

映画を見る、作品に触れる、人生には必要だわーって改めて思ったここ最近です。
溢れかえって選べないからと閉じこもりがちだったから、もう少し世界を広げて、もっともっと学び続けたいです。


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