[体験記]RINEN MATCH ができるまで その3
こんにちは!書き手はMでお送りします。
前回で仮説検証の為のインタビューの実施をお伝えしました。
それに当たって私たちがインターン開始前にどんな内容のサービスを考えていたか、どのようなことを検証しようとしていたのか、を知ってもらいたいと思います。
なので今回は、少々時間を遡り…インターン開始前、
「私たちが受けていた授業」と「そこで何をプレゼンしたのか」を説明します。
最後までどうぞよろしくお願いします。
インターンのきっかけとなった、授業「リーダーシップ開発」
授業名は「リーダーシップ開発」。
初めに授業内容について説明すると、これから社会で求められるであろう「リーダーシップ」について学び、習得する為の授業です。(その名の通りですね)
こんな漠然とした説明じゃなんとなくわかりにくいですよね。なのでちょこっと、説明を加えていきたいと思います。
そもそもこれから求められるリーダーシップって?
まずは対比例として、古いリーダーシップの考えを出します。
古いリーダーシップの考え
1・〜長、係など役職にある人、年長者、優れた人物だけがリーダシップをとる。
2・リーダーシップとは要するに権限や地位を前提とした命令の出し方である。
3・混乱するのでリーダーシップを発揮するのは一人の方が良い。
それに対して新しいリーダーシップはこのように習いました。
新しいリーダーシップの考え
1・リーダーシップは引っ張るより支えるイメージ。
2・リーダーシップを取る人は他の人より優れた人に限定しなくても良い。
3・リーダーシップを取る人は何人いても良い。
4・リーダーシップを取る人は固定せず次々に交代しても良い。
5・リーダーシップを取る人が周囲に支援を求めることは自然である。
比べるとその考え方の違いがわかりやすいですね。このようにチーム全員が状況に合わせて各々のリーダーシップを発揮できるようになる、それが新しいリーダーシップの考え方です。
授業ではその実践の場として、例えばビジコンでのチーム活動を通して身につけます。その中でメンバー同士の相互FB、協力、トラブル等々を通じ、リーダージップを学んでいこう、それがこの「リーダーシップ開発」の授業設計です。
ビジコンの話〜私たちが提案したビジネスプラン〜
「RINENMATCHができるまで その1」で一度お伝えしましたが、授業の提携先であるOZvisionさんから定時されたテーマは以下のようなものです。
「日本企業の新卒採用を変えるサービスを提案してください」
「とりあえず大企業を受けとこう…そして数多くの企業をエントリーし、やっとの思いで内定を受けた企業。しかし結局退職してしまう学生がたくさんいる…。」そんな課題感がこのビジコンの始まりでした。
その課題に対して私たちは現在のメンバー3人に加え2人、合計5人のチームで挑みました。期間は約2ヶ月半、他の授業もある中での限られた時間でしたが、各々がリーダーシップを発揮して発表まで乗り越えました。
それでは肝心の私たちの発表についてです。
タイトルは「企業を肌で感じる密着型1dayインターシップ」です。
私たちが焦点を当てた課題点は大きく2つです。
・学生は長期インターンをすることで自身の仕事の適性やキャリアを考えるきっかけを得ることができる。
しかし現状、参加に対する心理的ハードルなどが原因で、長期インターンを経験している学生の割合は少ない。
・現在、新卒者の早期退職者が増えている現状、社風・理念などのミスマッチによる退職者を採用の時点で減らしたいのではないか。
その為、長期インターンないしそれに代わる学生との関わる手段が重要となる。
そしてこの課題を解決するために、「長期インターンの参加人数増加」を目標とし、その「きっかけ」を提供することに着目しました。
具体的には学生には以下の2点を行なってもらいます。
・企業を1日見学し、社風・業務などを感じてもらう。
・その1日見学から学んだことを文章化し、ポートフォリオを作成してもらう。
詳しく説明すると、学生には1日インターンと称して見学のみをしてもらいます。そこでは社風・業務等、実際に見ないとわからない、HPや採用ナビ媒体の文章で説明しにくいものを感じてもらうことが目的です。
長期間では無く、1日、と限定することで学生の心理的ハードル、時間的ハードルを解消できると考えました。
そしてその時感じたことを元に、2つのポートフォリオを作成してもらいます。
その1つが「社風などの雰囲気が体験してどうだったか」という感想文です。これは他の学生に公開され、さらなる1日インターンを促すとともに、他の学生にとっての企業選びの参考情報の一つとなります。
そしてもう1つ、「学生が体験から何を学んだか」という振り返りの文章です。これは学生自身に振り返りを促し、今後のアクションプランの構築、そして就活に対する動機付けを行うのが目的です。
また、これは企業にとって学生のPDCA能力、成長の過程を見ることができ、採用の貴重な判断材料になるのではないかと考えました。
そして、採算の取り方についてですが、長期インターン採用への成功課金型と先ほど紹介した学生ポートフォリオの販売を考えました。
以上のように授業のプレゼン内容を締めくくりました。
文章では中々伝わりにくいところもあると思いますがお分かりいただけたでしょうか?
次の記事からは企業インタビュー検証の結果と、その後の行動について紹介できればと思います。
今回も長い文章となりましたがありがとうございました。
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