【文字数：約400文字】

　出先に入った建物で塗装工事をしており、作業員らしき人が一斗缶を持って歩いていた。

　りんどん　の　コマンド

　　たたかう
→　まもる
　　じゅもん
　　なかまをよぶ
　　にげる

　さぎょういん　は
　かべ　を
　ぬりはじめた！

　あたりに
　どくがす　が　みちる！

　りんどん　は
　×♨ω￥　の　ダメージ！

　次第に頭が痛くなり、目は痒かゆく、咳が止まらなくなった。

　げっほ、ごほごほ、げぇっほ、ごほん！

　がほほ、うほほ！

　うっほほ！　　

　まだ用事は残っていたけれど、このまま留まり続けるのはゴリラになってしまうと判断。

　りんどん　は　にげだした！

　りんどん　の
　いのちだいじに　の
　レベル　が　あがった！

　一方で、壁を塗る作業員さんはノーマスク、ノースマイルであり、激しく咳きこんでいる私が変なのかと思った。

　有機溶剤らしき、あのすっぱい臭いが充満する空間で、何事もなく平然としているのは、スキル・毒耐性を獲得しているに違いない。

　前回の記事 ↓ を思い出して、そんなことを考えたのだった。