至高のエンタメ、ドリカムワンダーランド

DREAMS COME TRUEのWONDERLAND 2023、2023年8月25日@福岡paypayドーム公演へ参加しました。
私はガチのファンではなくてパンピなんですが、ドリカムのLIVEには何度か参加しています。トータルで5回以上は参加していると思います(初ワンダーランド参加は2011年でした)。家族や友達がドリ好きで、一緒に入らさせていただいています。
私は関西人で、過去に参加した公演は京セラドーム大阪や大阪城ホールなど、すべて大阪の公演でした。今回はドリカムでの初遠征をキメました。友人に誘われたときに「福岡ぁ!?しかも平日!?」と思いはしましたが、ドリカムのLIVEのクオリティの高さは身を以て知っているので、今回のワンダーランドも体験させていただこう、と仕事を調整して有給休暇を取って行ってまいりました。
ちなみに、今回誘ってくれた友人は初ワンダーランドです。

前情報(ネタバレなど)は一切なしで参加しました。会場内の撮影はNGだよ!とSNSで注意喚起がされていたのは知っています。(それはどのアーティストでも当たり前のことだと私は思っているので、特に意識を改めることはありませんでした)

センターステージ、観客360度

会場に入って、まず感激したのがセンターステージで観客を360度入れていること!どの座席のどの角度からでも全員楽しませてやる、という意気込みを感じます。(勝手に)

余談。
私が大好きなL'Arc~en~Cielはアリーナクラスの会場で360度でセンターステージを組まれたことがあります(ARENA TOUR MMXX:2020年、30th L'Anniversary TOUR:2021年)。電子チケットで、公演直前に座席番号が判明する仕組みだったんですが、私はツアー初日の城ホール公演のチケットの座席番号を見た時点で「今回のツアーは360度では?」と悟っています。これは過去にドリカムの城ホール公演で、ステージ裏が解放されたときに入ったことがあったためです。ドリで経験したおかげ。

ついでに、ドリの大阪城ホールで360度を経験したときのツイートも掘ってきましたので貼ります。

フライング

ワンダーランドといえば吉田美和さんのフライング!私は過去のワンダーランド経験者なので、登場がフライングかな~と予想ついていましたが、初ワンダーランドの友人はめちゃくちゃ新鮮にビックリしていました。ガチファンを隣に呼びたかった~。新規の反応、絶対嬉しいやつじゃん~!
しかも吉田さんのフライングは全方向に行かれるので、友人は「すごい!」と感激しっぱなしでした。
フライングしてても吉田さんは歌めっちゃうめぇ。ほんとに人間なんでしょうか?特別な訓練をされていますね?(笑)
世の中には、歌よりもパフォーマンスを優先されるアーティストさんもいらっしゃるわけで(要するに口パク)、それはそれとしてひとつのエンターテイメントショウなので否定しませんし、そういうものとして受け止めて私は楽しんでいますが、やっぱ生歌の迫力はシビれる~!吉田美和さんは「いま」の感情を乗せて歌ってくださるところが、本当に素晴らしいなぁと思います。感受性が豊かでかつ表現力も豊かなお人なんだなぁ、と惚れ惚れします。歌声にこんなに想いを乗せられる方、他にいないのでは…。

アウェイで聞くホーム曲、気分がいい

「大阪LOVER」のことです。
私(関西人)はこれまで大阪での公演にしか参加したことがありません。「大阪LOVER」が演奏されたら客席みんな「きたきた!俺らの曲きたで!」って感じで「ウオオオ!」ってなります(なってますよね?)(私はなってる)。みんな「大阪LOVER」を聞きたくて大阪公演に来てるんでしょ?ってくらいの大歓迎ムード。過去には、序盤とアンコールで大阪LOVERを2回歌った公演もあったと記憶しております。俺らの曲なので嬉しかったです。
それを今回、福岡というアウェイの地で聞いてしまいました。ホームだと「俺らの曲きたで!」ですが、アウェイだと「アッ、すいませ~ん、ウチらの曲きちゃいましたぁ~ ちょっとだけ一緒に歌わさしてもらいます~」でした。福岡ベイビーズの方々も一緒に歌っていたので「ありがとうな!」って感じでした(ジョークなのでどうか怒らないでください)(厚顔無恥)。

感動して、通天閣のくだりで泣けてしまいました。ぶっちゃけ通天閣に思い入れそんなないですけど…あなた(概念)と通天閣見たことないねんな…

でも私の中ではトークの引き出しに「通天閣の天気予報」をノミネートしておりまして、関西外から来られた方をご案内するときとかに「通天閣のてっぺんは天気予報になってるんですよ。雨予報のときは青色。じゃあ、晴れ予報のときは何色やと思います?曇りのときは何色やと思います?」というトークをします。
正解は↓にあります。「なんでやねん!」って言いたくなる色。

一度知ったら忘れないと思います。ぜひ、通天閣トークをしなければならない状況に陥ったら活用してください。

吉田さんも中村さんもめっちゃ動き回る

円形のセンターステージは、メリーゴーランドのような、サーカスのテントのような形をしていて、中央の支柱部分がどっしりしており、向こう側が見えません。よって、曲によっては死角(メンバーが見えない時間)が生じるだろうな、と思っていました。
が、ドリのお二人、めっちゃ動く。四方八方360度めっちゃ動く。そんなにうごいてくれるんだ!?ってくらい動く。友人に誘われて福岡にヒョイと来た自分をフッ軽♪とか思いましたが、ステージ上のドリはフットワーク激軽でした。あの軽さには誰も勝てない。
もちろんモニターにもお姿は映っているので「常にステージの方を見ていたらOK」という状態でした。親切~!おたくは「目が足りない」現象をよく起こすんですけども、ドリはステージの方見ときゃほぼ目が足ります。目を足らせようとしてくれている親切設計、まじ感謝。
あと、動き回っていても吉田さんは歌めっちゃうめぇ。

舞台装置豪華すぎん?

センターステージから四方向に花道が伸びているんですが、四つとも装置(仕掛け)が違う。
ステージ正面方向から左右に伸びている花道は、床面がLEDパネルになっているんだけど右と左でリフターが違うし、背面方向に伸びている花道にはローラーコースターがあるし、それぞれの花道で「できること」が違っていて面白い!

花火!!!!!

途中で、火をモニターで演出されているところがありました。本物の火を使えそうなのに、映像で火を表現している…?と訝しんでおりましたところ、花火曲で
「花火、見よっか」
というフリから全方向全力火力の花火!!!!!集中業火、圧巻でした。あまりにド派手で宇随天元さんが見えた(おたくの虚言)。実際の公演に映像でご出演されていたのはガンダムのキャラクタです(Gの主題歌)。

ここに火薬全投入するために、途中では一切火を出さなかったのか~!と、演出のメリハリというか潔さに感心感激しました。

2023年8月25日…今日って金曜日じゃん!

この日一番オーディエンスが盛り上がった曲は、「決戦は金曜日」だったと思います。
ドリの公演は人生の先輩方が多く参加されていらっしゃいまして、公演中のスタンド席にはお座りになって楽しんでらっしゃる方が結構いらっしゃいます。立っている方もいらっしゃるし、座っている方もいらっしゃる。「決戦は金曜日」のイントロ(アレンジされたものでした)が始まったら大体の方がスタンダップしてました。
そして私はやっと気が付いたわけです…「今日って金曜日じゃん!」と。もしかして、みんな「決戦は金曜日」を聞きたくて金曜日の公演に来てます!?
ここまで私は2023年8月25日について「平日」「推し俳優の44歳の誕生日」くらいの要素しか認識していなかったんですが、重大な要素「金曜日」に気が付きました。
よっしゃ~!来たぜフライデーナイトフィーバー!!!(テンションガン上げ)
もともと盛り上がる曲ですが、めちゃくちゃ盛り上がっていました。

絶え間ないウエーブ

めちゃくちゃ盛り上がって本編が終了したので、ガチファンたちが開始したウエーブがすぐに会場全体の大きな波に化けました。みーんなノリノリ。多すぎやろ!ってくらい連続で波が来る。ガンガン来る。立って座って、また立って座る。
アンコール待ちの時間もめちゃくちゃ盛り上がりました。それくらいオーディエンスの満足度が高かったし、テンションも上がってた。ドリカムさん、さすがっす…!

中村さんからの宿題

なんか…公式YouTubeをポチッとして回せという宿題を課されまして…私はまじめな人間なのでホテルでポチッポチッとちゃんとやりました。
LIVEで「YES AND NO」が特に印象に残ったので(この曲をLIVEで聞くのは二回目でした)、リピート再生の設定にして過ごしていました。

わけもわからず涙する友人

公演中「何度でも」で、友人が涙を流しました。私は友人の肩にトントン触れて、軽く肩を抱いて、「いい曲だね~」ってテレパシーを送りました。
終演後に友人は「なんか急に涙がでてきて、わけがわからなかった」と言っていました。私は、涙している友人を見たときに「メッセージ性の強い歌だし、歌詞が胸に響いたのかな?」と思っていたのですが、この話ぶりからするとそういうわけでもなさそう。「音楽」とか「表現」とか「その場の空気」とかLIVEならではのもの・言葉では表現しづらいものに心を揺さぶられたんだろうなと思います。
演出やセトリやパフォーマンスが素晴らしかったのはもちろん、こんなに人の心を動かすなんて、ドリカムはエンターテイメントを極めていらっしゃると感じます。

ガチファンじゃないので贔屓目ナシです。
ドリカムのワンダーランドは至高で極上のエンタメでした。


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