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『推し活時代』のマーケティング~全方位ハッピーの精神で~

🍫マーヤ:
今回のテーマは”推し活時代のマーケティング”について、代理店様やインフルエンサーマーケティングを行いたいと思っている企業様向けに話していきたいと思います。よろしくおねがいします!それでは、改めて『推し活』って何ですか?

🌛おーつき:
『アイドルや俳優、アニメなどの自分の推し、いわゆるご贔屓を愛でたり応援したりする活動』のことを推し活といいます!

🍫マーヤ:
 ちなみに。おーつきさん推しいますか?

🌛おーつき:
・・・いますね。(小声)

🍫マーヤ:
具体的にどんな『推し活』をしていますか?

🌛おーつき:
・・・私はライトな推し活をしているので、
CDを買ったり、ライブなどの本人たちに会えるイベントみたいなものがあれば行ったりしています。周りには握手会のためにCDをウン十枚買ったり、グッズを大量に購入したり、、そういう熱量がめちゃくちゃ高い子もいたりしますね。

🍫マーヤ: 
そうですよね。最近では、自分の家計簿の一部に”推し”っていう項目がある人が多いですよね。
『推し活をしている人の消費行動が強い』というのは、前提としてありますね。『推しを応援したい!』とか『推しと同じものを持ちたい!』という気持ちが根源かもしれません。
そうなると、やっぱり推しとマーケティングの相性は良いですね!

🌛おーつき:
ですよね。
とはいえ、推し活をマーケティングに取り込むのであれば『全方面ハッピーでなければいけない』っていうのが持論です(笑)
ファンも、推しも、企業もみんながWin-Winになるようなプロモーションができたらいいなと常々思っています。
どちらかの意見を押し付けるだけだと、こういう熱量の高い文化って、フラストレーションがお互いに溜まっちゃうと思う。
だからこそ、より一層気を配って、ネガティブな感情に繋がってしまわない、みんながハッピーになれるようなプロモーションを考えるのが我々の仕事かなって思ってます。

🍫マーヤ: 
そうですよね。
我々も、推しに頑張ってもらい!、応援したい!という気持ちが根底にあるからこその消費行動だと思うので、全方位幸せになるようなことを考えられたらいいですよね。

🌛おーつき:
とはいえ例えば「推しが広告に起用されました!」とかなったらやっぱり嬉しいし、応援したいなって思うのが、我々の性(サガ)じゃないですか。何とかして貢献したいなって思う側面もありつつっていう感じですよね。

🍫マーヤ:
そういう意味だと直近、良いなって思ったのが、ファンと企業が共同して、広告を出すプロモーションとかがすごく良かったなぁって思います。
例えば、JO1さんの結成3周年記念日に『AmazonとJAM※から』と新宿に広告をだしていました。

Amazon Music、人気グローバルボーイズグループJO1の結成3周年を記念し、ファンとアーティストをつなぐキャンペーン「#JO1へ想いよ届け」を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001608.000004612.html
※※JAM・・・JO1のファンの愛称

PR TIMESより


🍫マーヤ:あと、佐藤ノアちゃん所属のバンド「suga/es」の再結成を祝って明治が購入したレシートの応募数によって、応援広告を出していたのが印象的でした。

suga/es推しチョコ大作戦!!

https://sugales-oshichoco.online/

🌛おーつき:
いいですね〜!全方位幸せなプロモーションですね。こういうプロモーションができるといいですよね。


🌛おーつき:
一方で、『推し×商品』だけではなく...
推し活思考が主流な今だからこそ、『なぜ我々は推しを愛でるのか?』という考え方をブランドに落とし込んでいくのも面白いかもしれません。
推しに対する熱量が高い時代だからこそ、きちんとブランドのコアファン(オタク)をつけていきたいですね。
ちなみに、推しっていつ・どの瞬間から『推し』として認識するんでしょうか?

🍫マーヤ:
その人の内面を感じられる言動しかり、ビジュアルしかり、様々なパターンがあると思います。私は割と内面でおもしろいなーと感じると推し始めますね。

🌛おーつき: 
てことは、マーヤさんはビジュアルよりもコンテンツに魅力を感じてるってことですね。

🍫マーヤ:
そうなりますね。あとはその人がアイドルをやりきった先に何か他の目標があって、それを一緒に応援したいとかもあるかもですね。その背景にあるものを含めて応援しているというか・・・

🌛おーつき:
ええ、それめっちゃ良くないですか?
つまり、商品とかサービスもそれ自体だけじゃなくて、その背景にある、ブランドが何を実現したいとか、どういう意図を持ってやっているかをちゃんと打ち出さないと、ファンがついて応援されるまでには至らないってことですよね。
一過性で『好き!』とか『流行りだから』で購入することはあっても、それを継続させていくためには、ちゃんと中身のあるものを作っていかないといけないよっていうことですよね、きっと。

🌛おーつき:
今まで話してたのって、そもそもブランドのファンを作りましょう!
そのためには、ただ単に流行とかトレンドを追いましょう!というだけではなく、『トライブさせるためにはその背景(メッセージ)まで作りましょう。
そして、その背景は翻訳者としての立ち位置でインフルエンサーに語ってもらえたらより共感や親近感が得られるよね。』みたいな話じゃないですか。
一方で、推しコミュニティに参入しつつ、そのファンたちをブランドのファンに育てていくみたいな文脈ってあると思うんですよ。

🍫マーヤ:
ちょっと話は脱線しますが、
『推し×商品』のコラボも出た時は嬉しいですが、いまいちなものだとみなさんの購入数は減りますよね?一方で、我々オタクと同じ熱量と同じ目線ののコラボ商品が出るとテンションが上がると思うんです。
それと一緒で、やはり商品(ブランド)に対して熱量があるオタクをつけることはとっても大事だと思います。

🍫マーヤ:
それこそ、小嶋陽菜さんがやっている『Her lip to』とかは作り手の思いや情熱が分かりやすく反映されていて、ブランドファンを定着させているイメージがありますね!
ブランドの世界観に共感して推し始めると、自然とそのブランドに対して発信をしてくれる人たちは増えていきますね!ブランドだけで発言してても、情報が溢れているのでなかなか消費者には届かないんですよね。それこそ、例えば、私だっておーつきさんの推しに全く興味なかったのに、逐一推しの話を聞いたりすると、嫌でも目につくし意識しちゃうじゃないですか。私の日常には意図せず、おーつきさんの推しがいるわけですよ!
だからこそ、発話者を増やすっていう行動はすべきなんです!

🌛おーつき:
なるほど(笑)色んな人から聞くことで、想起する。それが親しい人だとなお、みたいな。

🍫マーヤ:
そうなんですよね。例えばですけど、JuliaちゃんがBitStarに所属しているということを色んな人に知ってもらうとするじゃないか。で、その後にクライアントさんとかが、Juliaちゃんにお仕事してもらいたいなーと思ったときに、自然とBitStarに連絡が来るじゃないですか?それってJuliaちゃん=BitStarが本能的に刷り込まれているってことじゃないですか。

Julia in Style
日本とアメリカのハーフクリエイター。センス溢れるファッションとライフスタイルや柔和な物腰が多くのファンに支持されている。

🌛おーつき: 
確かに。

🍫マーヤ:
ちょっとお仕事文脈で語っちゃいましたが、インフルエンサー本人がその商材について語るっていうのもあるし、ファンがその商品やブランドを見たときに推しを思い出すっていうのもあるから、より色んなものが溢れているデジタル上では、発話や発信を増やすべきなんですよ!

🌛おーつき:
そうなんだよね。たくさん発信しないとやっぱ届かないからこそ、ブランド以外の発話者を増やしていく必要がありますね。
で、発話者の話を聞いた人がまた友人に口コミや投稿をしてくれて、よりみんなが認知していくって座組ができる。

🍫マーヤ:
そうです。ブランドの根強いファンに発信してもらうっていうのはめちゃめちゃ大事ですね、結局。

🌛おーつき:
そういう意味でもファン(推し)が喜ぶことをブランドもしていかなきゃですね。


🍫マーヤ:
 次回は『タイパ思考』について話していきたいと思います。さよなら〜

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e-mail : sales@bitstar.tokyo
URL : https://bitstar.tokyo/



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