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12月8日 双子座満月 + 海王星逆行終了 〜澄み切った心で言挙げする〜



12月8日13時07分頃、双子座で満月を迎えました。

今回もトピック順に書いていこうと思います。


◉ 満月のエネルギー 〜魂からの願いを言挙げする〜
・月と火星の正確なコンジャンクションと、満月と海王星が形成するTスクエア/土星とのトライン

◉ 海王星逆行終了について 〜幻想の崩壊〜

◉冥王星とリリスの正確なオポジションについて 〜畏れを乗り越える〜


    
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◉ 満月のエネルギー〜魂からの願いを言挙げする〜
・月と火星の正確なコンジャンクションと
満月(月+火星と太陽)と海王星のTスクエア/土星のトライン



今回の満月は、月に火星がぴったりと重なっています。
今、火星は地球とかなり近い位置にあり、赤い火星が存在感を放ってますね!
月と火星は双子座17度に。
『知力の頭に溶けていった健康の頭』
● 意志と言葉が連動する。言葉によって感情が動かされる。
● 人物や本など、特定の何かから強い影響を受けて、自分の人生が変わったように感じる。
● 外部からの影響を受けやすく、たくさんの情報や交流からの影響により、自分の考えを見失うことも。
● 様々なものを柔軟に受け入れることが出来る、という側面も持つ。

という意味の度数。

月を照らす太陽は、射手座17度。
『復活祭の日の出の礼拝』
● 人の中の失われた情熱を煽る。
● 集団に働きかけ、みんなを鼓舞することによって、自らも力を奮い起こすことが出来る。

という意味の度数。


前回の射手座新月は、自分の心の奥底から湧き起こる情熱、魂からの願いのようなものを引き出し、自分の内からビッグウェーブを起こしていくようなエネルギーでした。
今回の満月では、その願いをしっかりと言挙げしそこへ向かう意志を強めていく感じ。
言挙げすることで、願いを叶える意志がより具体的に定まっていくようなエネルギー。
サビアンから、言霊というイメージが湧きます。
言葉にしたことに命が宿っていく満月。
イメージが現実の世界で形を持ち始める。

月とコンジャンクションしている火星は、男性性、具現化する力、決断力、行動力、などを示します。
自分の望むことを言挙げすることによって、ビジョンと現実がより近づく、ビジョンが現実味を帯びてくる。現実化が加速する。といったイメージ。
自分の意思が明確になり、そこに近づくための道筋、具体的なアイデアや学ぶべき事、現実的にやるべきことなどが更に明確に見えてくるのではないかと思います。
自分がやっていきたいこと、どんな生き方をしたいのか、など、具体的なイメージを膨らませてみて下さい。
モチベーションを上げて、具体的に動いてみたり、いろいろ挑戦してみるのも良さそう。

月と火星は3ハウスに。
自分の望むことを言葉にし、発信する。コミュニケーションをとることを心掛ける。
これから共に進んでいく仲間やパートナーと、これからやっていきたい事や目標を話したりして、ワクワク感を高めるのも良さそうです。 
難しそうなことであっても結束力を高め挑戦しようという意欲が高まる時。
その情熱の高まりが、現実化へ向かうエネルギーとなっていきそうです。
また、望みを外に向かって発信したり動いてみることが、新しいアイデアや有益な情報に結びつくイメージも。 玉石混合の情報が錯綜する感もあるので、つかんだ情報をただ受け入れるのではなく、自分の向かいたい事としっかり照らし合わせて、自分の意志で舵取りをしていく事が必要となるかもしれません。そうすることで、更に自分の進みたい方向が明確になってくると思います。


この満月には、海王星がTスクエアという大きく成長を促す葛藤の配置に。
海王星は12月4日に逆行を終了し、リフレッシュされた強力なエネルギーを放っています。
嘘や誤魔化し、隠していたもの、見えてなかったもの、幻想のベールが取り払われ真実が炙り出されるエネルギーが強まっています。
潜在意識の奥深くに触れていく時間が続いていましたが、その奥深くに眠っていた自分の魂の願いが、この満月をきっかけに表に噴出するかもしれません。
魂の本当の願いの全貌がよりクリアに見えてくる時。
本当は薄々気づいていた、いよいよ腹を括る時がやってきた、という感覚になることもあるかもしれません。腹を括りましょう。
また、願いに対する思い入れが強過ぎたり、これまでやってきた事や今ある現実とのギャップがあり過ぎたりして、感情が大きく揺れたり、尻込みしたりと、戸惑ってしまうようなこともあるかもしれません。
ですが、その思いが、今の自分の殻を破り次のステージへ押し上げるものになると思います。
願うことを深く受け止め、それを叶えてあげられるよう、自分の器を大きくすること。
また、真実が炙り出されるエネルギーが強くなっているので、場合によっては、自分だけではなく、仲間やパートナーの本心を知ることもあるかもしれないし、これまで信じてきたことが崩れ去るようなこともあるかもしれません。
魂が本当に望む道へと進む、軌道修正のチャンスでもあります。
思ってた現実と違うことが提示されたり、全く知らなかった真実を知ることで、一時的に自分の心が分からなくなることもあるかもしれませんが、そんな時ほど外側に答えを求めず、自分はどうしたいのか?何を望むのか?しっかりと自分の内側に問いかけてください。
この満月は言霊の力が強く、また海王星のそばには木星もあるので、勢いで言ってしまった事、やってしまった事が思わぬ方向へ拡大してしまうこともあるかもしれません。
感情が乱れ、溢れ出してしまうこともあるかもしれませんが、感情に任せて思ってもないようなことを口走ってしまったり、行動に移してしまわないよう注意が必要な時でもあります。
表層の感情に惑わされないよう心の奥底にある思いをしっかりとつかみ、魂と心と言葉や行動を一致させていくこと。


満月は、海王星とは葛藤の配置である一方、土星とはトラインという調和の配置に。
本心や真実を知ることで、一時的に感情が揺れることもあるかもしれませんが、それを基に、より建設的な方向へ進むことが出来るイメージ。
なので、真実に触れることを恐れず飛び込んでしまい、次のステージへ進みましょう。
土星は、感情の扱い方について提示しています。
土星は水瓶座21度に。
『絶望し幻滅した女』
● 大きな目標を達成するために、個人的な感情を抑えて、理性的に行動する。
● 理想的な自己と、未熟さを残す自然体の自己との葛藤を抱く。

という意味の度数。

感情は意図せず湧き上がるものなので、どんなに情けない感情が湧き上がったとしてもそれは今の自分である。それを嘆き責めたり、無かったことにするのではなく、その現状を受け入れつつ、どう建設的な方向に進んでいけるか、に、意識を持っていくこと。
まやかしではなく事実に基づいて、意味のある効果的な行動をとる。
何故こんな気持ちになるのか、本当はどうしたいのか、そうするためにどうすれば良いのか、と、感情を冷静に客観的に分析し、ロジカルに捉えていくことで、次にとるべき行動が見えてくると思います。

また土星は、未来のビジョンを追い求め過ぎることで焦り、現状を嘆きながらすっ飛ばすのではなく、現状と仲良くすることも伝えていると思います。
ゆっくりでもひとつひとつクリアすべきものをこなしていき、今の状況から着々と積み上げていくこと。今やる作業に集中。それが、ビジョンに辿り着く近道になると思います。


天体が見事にタッグを組んで、向かうべき道へ進めるよう成長を導いてくれる満月。
湧き上がる感情をしっかりと整理して、魂・心の一致した澄み渡った言挙げをして下さい。




◉ 海王星逆行終了について 〜幻想の崩壊〜

12月4日に海王星は6月28日から始まった逆行を終了しました。
今回の海王星逆行は、自分の魂の目的をはっきりと自覚し、これまで無自覚に築き上げてきた魂の目的に沿わない環境を手放していく事。
そのために、魂が思い込んできた幻想だったものと真に大切なものを選別していく。
というテーマがベースになっていました。

今回の満月は、それを経ての言挙げ。
魂の願う生き方に気づき、潜在的に自分がブロックしていたものを理解し解放していく事で、現実的に手放す事や始める事が見えてくる感じなのだと思います。


このトピックでは海王星逆行終了時の星の配置について、社会的なことを絡めて書いていきます。

逆行終了時、海王星と金星がタイトにスクエア、火星も海王星とスクエアとなり、海王星・金星・火星でTスクエアが形成されていました。


海王星は魚座23度。
『精神主義的な現象』
● 精神世界、言葉には出来ないもの、概念、イメージなどを、実生活の中で具体化しようとする。
● 目に見える世界と同時に、感じ取る世界、人間以外の意識などを含めた世界観を形にしようとする。
という意味の度数。

金星は射手座23度。
『移民が入国する』
● 自分が求める新しい環境や生き方の中で、自分の本性や長所を改めて発揮することで、どんな場所でも完全に自分らしさを発揮する事ができる完全な適応力を身につける。
という意味の度数。

火星は双子座18度。
『中国語を話す二人の中国人』
● 何にでも影響を受けてしまう危険性を回避するために、信頼の置ける関係でのみ、影響の侵入を許す。
● 悪影響を受けないために、対人関係のリミッターを設ける。
という意味の度数。


海王星逆行終了と金星のスクエアは、豊かさや経済にまつわる事の幻想の崩壊なども示していると思います。
誰かの発言によって円安になったり円高になったりと、実体のない机上の経済によって社会が不安定に動かされている感じを筆頭に、実体のないものが膨れ上がり、それに翻弄される経済のあり方に綻びが見え始めているのではないかと思います。
経済活動というものに含まれる大きな幻想の崩壊。
また、中国で大きなデモが起こったり、Twitterが買収されたり、日本の防衛費が増額されたりと、怒り・不信感・経済・戦争・情報の錯綜やコントロールなどが混沌とした状態になっています。
その根底には、これからの人類にとって本当に大切なものとは?という問いかけがあると思います。

この後、12月29日には水星が逆行開始します。水星の逆行開始時には、水星と今回海王星とスクエアを形成していた金星とが同時に正確なコンジャンクション。
水星・金星は山羊座25度に。
『東洋の敷物を扱う商人』
● 自分の所属する場、地域、社会を活性化するために、他所から新しいものを持ち込む。

という意味の度数。

物流などにも関係する度数です。
2020年の冥王星・土星・木星のトリプルコンジャンクションの頃に、この度数でそれぞれの天体が何度もコンジャンクションしたのが印象的だったのですが、ちょうどコロナが流行りだした頃でした。
コロナが流行し出しステイホームを余儀なくされる事で、過剰だった人類の活動は足止めをくらい、外側に向かっていた意識が内側に向けられ、外側に何かを求める前に自分の足元にある豊かさをもう一度見つめ直すよう促されるような時間に入りました。


12月29日に開始する水星逆行は、今回、逆行終了の海王星と正確なスクエアをとった金星とコンジャンクションするので、自分の魂の目的を思い出した自分で、改めて、自分の足元にある豊かさ、大切なものを見つめ直すよう問いかけられるかもしれません。
豊かさや価値観についての意識の変化、見直し。不自然なもの、過剰なものの調整というイメージも。
サビアンの度数的には、物流や移動、交渉ごとの関係で何か混乱があるかもしれません。
また、この水星逆行時には、冥王星もコンジャンクションしているのですが、ちょうどアメリカの冥王星リターンと重なっています。
アメリカの冥王星リターンは、冥王星逆行の関係で、これまでも2度ありましたが、1度目はロシアのウクライナ侵攻のタイミング、2度目は安倍元首相の銃撃事件と、アメリカ国内ではないけどアメリカと関係する大きな出来事が起こっています。
なので、何があるかは分からないし、何もないかもしれませんが、少し心配な配置ではあります。


いずれにせよ、これからの人類にとって、そして自分にとって本当に大切なものとは?
自分の手の中にすでに持っている豊かさとは?という問いかけが、根底にあるのではないかと思います。
起こる事象に翻弄されず、そこに意識を合わせていて下さい。




冥王星とリリスの正確なオポジションについて 〜畏れを乗り越える〜

今回の満月時、冥王星とリリスが正確にオポジションの配置となっていました。
リリスは、月の軌道上にある、地球から最も遠い地点であり、奥深くに眠る抑圧した欲求と同時に畏れていることを示します。冥王星は、破壊と再生。壊れるべきものを壊し、救うべきものを再生させる、シシガミさまのようなエネルギーです。

リリスは蟹座27度。
『渓谷での嵐』
● 何かを維持しようとすると、その安定を壊そうとする力がやってくる。
● これまで守ってきたものは、守り続けるべきものなのか手放すべきものなのか、葛藤する。

という意味の度数。

冥王星は山羊座27度。
『山の巡礼』
● 自分の到達したい目標に向かって、大変な厳しさを持って集中力を発揮する。

という意味の度数。


社会全体でも、維持する事が困難になりつつあるものの破綻が、あちこちに見られますね。

畏れは一概に良くないものとは言えませんが、畏れの力はとても強く、潜在的に足を引っ張っているものでもあります。その足を引っ張っている畏れが、冥王星によって炙り出されるかもしれません。
今は全体的に、大きな変化の時ですが、未知の世界に突入する時は、変化に対したくさんの畏れが噴出するものだと思います。
それを乗り越え、手放すべきものを手放し、自分の魂の目指す場所へ向かって力強く前進していく時。
表面的に決断するのではなく、自分が畏れている事をしっかりと納得しながら手放していく事が大切です。
自分の中にある畏れに気づいたなら、ゆっくりと向き合う時間をとってみて下さい。
12月23日の山羊座新月は、現状を受け止め、畏れを乗り越えて自分の殻を破っていくような新月になりそうです。

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