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10月25日 蠍座日食〜これからの自分にリサイズされた世界での棟上げ式



10月25日19時49分頃、蠍座で新月を迎えました。

この新月は、日本では観測できませんが食を伴う新月(部分日食です)となります。
ちなみに、11月8日の牡牛座満月は皆既月食であり、こちらは日本でも観測できるようです。
日食・月食は、太陽と月の軌道の交点であるドラゴンヘッド・ドラゴンテイル付近で起こる新月・満月です。ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは、集合意識や魂が蓄積してきた情報を蓄えている場所であり、その場所と個人個人の意識が相互的にアクセスし、集合意識の変化、魂レベルでの変容、魂ルートの変更が起こるタイミングでもあります。


今回、新月を迎えたのは蠍座3度。
『棟上げ式』
● 過去を手放し、これからの自分の生き方に合う形にリサイズされたものを、これから共に過ごすであろう人と協力して創造し始める。
● 仲間と共同で創造的な作業をすることで生まれる連帯感を大切にする。
● 一人ではなく共に創造することで得る清々しい達成感や喜びに価値を見出す。
● それぞれの持つ力を合わせて、連帯感や絆を深める。
● 自分の存在、相手の存在、それぞれが共にある重要性を実感する。

という意味の度数。

この新月には金星が同じ度数でぴったりと重なっています。
一人では感じ取れなかった愛や歓び、豊かさを見出し、それが魂に刻まれていく新月となりそう。

新月+金星は5ハウスに。
5ハウスは自己表現・自由な創造、自分を生きる楽しみや歓びを思う存分味わうハウスでもあります。
自分が自分の世界のクリエイターであることを自覚する。
秋分の天空図でも、太陽と向かい合う形で木星が5ハウスに輝いていましたが、外側にある条件によって自分のルートを定めていくという世界観が終わり、自分の魂の望むことを基に、そこに共振・共鳴する仲間やパートナーと共に、自分の世界を自らの意志で創造していくサイクルに切り替わっているのだと感じてます。

この日食・月食の辺りで、実際に誰かと何かを始めることがあるかもしれないし、誰と・どんなことをしていきたいというビジョンが見えてくることもあるかもしれません。
自分が手に入れたい人生の豊かさに思いを巡らせ、少し長めのスパンで見通しを立てるにも良いタイミングだと思います。
2022年の日食・月食は、牡牛座–蠍座のラインで起こっていて、自分の本来の才能を発現させることと、自分の持つ資質を発揮できる場(人を含む)との縁を結んでいくことがテーマになっていると思います。ここからは、それらを携えて、自分の生きる世界を創造していく。
5月に起こった牡牛座–蠍座の日食・月食の一つの回答を今回の日食・月食で得ることもあると思います。
その頃に描いていたことを思い返してみることで、自分の魂が意図する人生設計について何か見えてくるものがありそう。

そんな新月+金星に、社会を示すMCと火星がグランドトラインという大きな調和の配置に。

MC水瓶座30度。
『アーダスの咲いている野原』
● 空間性・時間性、地球の意識と別の次元や宇宙意識とを自由に行き来する魂。
● 人間の意識における究極の到達点。終わりと始まりの場所。
*アーダスの咲いている野原=臨死体験者が語るお花畑のようなものと想定できる。

宇宙意識との共同創造。
魂の意識は宇宙全体の意識を個人性に合わせて発現させたものとも言える。
自分の魂の望むことは宇宙の意識の一部であるとも言える。
宇宙・魂・肉体を貫くラインを見つけ出すこと。それが宇宙との共同創造につながっていく。
また、それは宇宙的な調和の世界を導くものでもあると思います。
宇宙意識というと、難しく感じる人もいるかもしれませんが、これは、自然界や地球との共存共生にも通じるものだと思います。
そのために、今は自分の魂の望みではない余計な意識をクリアリングしていくことが最重要な時。
この辺りは、天王星が逆行しながら調整しているところですが(逆行は1月23日まで)、
この日食では、深い領域でそのルートに乗ったことが示されている感じ(これからは魂がクリアリングされている前提になっていくというイメージです)。

火星は双子座26度。
『森の中の冬霜』
● 逆境の中で生き残ったものこそ価値があると考え、条件の良くない厳しい環境で自分の力を試そうとする。
● 援助が得られず孤立した状況の中で、自分の成長の力を鍛える。
● 逆境の中で強さを作り出す。
● 逆境の中で、真に自分にとって必要なものをはっきりと自覚する。
● 無駄を削ぎ落とし、本当に大切なものを伸ばす。

新月と共にある金星は女性性、自分の望みの根源・インスピレーションを、火星は男性性、それを具現化していく力を示します。
この新月では金星と火星が調和の配置となっています。
自分の魂からの望みを具現化していく力を身につけていくこと。
魂の望みとそれを具現化する力が分離していないことが重要です。本当に望んでいることを見極め、それを具現化して下さい。
火星はただいま、双子座に約半年という異例の長期滞在でパワーを放ってますが、この長期滞在で特に情報の扱い方について様々な角度からテーマを投げかけています。
この新月では、自分の魂が抱える余分な情報(こうあるべき、これが理想の形だ、これを叶えるためにはこれが必要、みたいな固定観念等々)を削ぎ落とし、自分を豊かで幸せにする真に必要な要素は何かを問いかけているように思います。この辺りはとても大切なので、これまでも何度となく問いかけられています。
余計な情報に振り回されず、自分に集中すること。
同時に、どんな状況であっても魂にとって真に大切なものを貫ける強さのようなものを持つよう促しているようにも思います。
火星は決断力や実際の行動を示す天体でもあります。
これまでも心では大切だと感じていても実際の行動に反映してなかったことがあらわになるかもしれません。
また、これまで曖昧にしてきたことに決着をつけたり、厳しい条件だったとしてもこれを選びたい!という堅い決心ができたりと、自分の望んだ意志に確信を持てたりすることもあるかもしれません。
望んだ状況と違うことが訪れた時ほど、自分の魂の真意がどこにあるのかを感じてみること。
自分の意識で感じていることと無意識で感じていることのズレを修正していくこと。
起こる事象を見ることで、自分の無意識で感じていることが見えてくると思います。
現実と望む世界との差異を修正していくすべを具体的に見出せる時でもある。
火星は1ハウスに。
自分の存在をこの世界に押し出していくハウス。
自分の原動力となっているものは何か、自分が生きている歓びを実感できることは何か、など感じてみると良いと思います。
火星はエネルギータンクです。自分のエネルギーを無駄に消費してしまうものを削ぎ落とし、自分の原動力となるもので満たして下さい。自分のパフォーマンスを最大に発揮できるよう整えていきましょう。
自分のエネルギーの流れを感じてみて下さい。
双子座の火星が調和的な配置にあるので、ポジティブに意識を合わせ軽やかに行動を起こしていくことで、エネルギーが湧き起こり巡り出す時でもあると思います。

火星はこの後、30日に逆行を開始します。
動き出したものがありつつも、動き方などの調整はしばらく続くかもしれません。
また、今、自分のエネルギーの使い方に改善点がある場合は、物事が進まない、やる気が出ないなど、逆行の影響が出始めているかもしれません。
今回の火星の度数の意味なども参考にして、意識して見直してみて下さい。

全体的には新月+金星、MC、火星のグランドトラインなので、宇宙の意志との繋がりを取り戻した自分の魂の望みと、地上での具体的な行動が結びついていき、魂が活き活きとし動き出す。そのことで集合意識が新たな方向性を見出し大きな変化が起こっていくようなイメージ。
魂の望みを尻込みすることなくストレートに発していくことが、大きな流れに結びついていきそうです。本来の自分を愛し、信じてあげること。

今回の日食はドラゴンテイル側で起こっています。
ドラゴンテイルは蠍座14度。
『仕事をしている電話接続士』
● 自分に必要な繋がりを確保し、それほど重要でない繋がりを断ち切る。
● 対人関係や人脈を制限して、自分ができることに集中する。
● 開く回線・閉じる回線

という意味の度数。

ドラゴンヘッドは魂のこれからの方向性を示しているのに対し、ドラゴンテイルは魂のこれまでの経験の蓄積を示します。
魂レベルでの縁を含めた、人との縁に関して大きく整理されることが起こりやすいかもしれません。縁切りもあれば縁結びもある。
魂の望むこと、自分にとって真の歓びや豊かさを繊細に感じながら選択して下さい。
もたらされる縁によって、これからの自分の魂の方向性を感じ取ることもあると思います。


今回の新月では、土星と天王星がタイトにスクエアという葛藤の配置に。

土星は新月直前の23日に逆行を終了しました。
土星はただいま水瓶座にあり、水瓶座時代、風の時代に相応しい新しい感覚を身につけるよう促しています。
この逆行では特に、思考や計画、これまで蓄積してきた固定観念に捉われず、また力押しで進めることなく、大いなる流れに心を開き、シンクロなどのメッセージから流れを感じ取る感覚や調和のとれた宇宙的ベストタイミングで流れに乗っていくような感覚、自分の純粋なセンサーを研ぎ澄ますこと、
そういった水瓶座時代らしい宇宙的な新しい感覚を開いていくよう促していました。

今回の土星・天王星のスクエアは、そんな土星の働きを受けて、牡牛座にある天王星が、自分に蓄えられてきた過去のエネルギーをリセットするようなイメージ。
天王星は牡牛座18度。
『バッグを窓から外へ出している女』
● 自分が溜め込んだこだわりや考えなどを一気に解放し表に晒すことで、自分の内面をすっきりさせる。
● 隠し持っていたものを全て自発的に公開することで、後ろめたさや恐れが無くなり、行動範囲を広げることが出来る。
● 自分の核心となるもの以外の不要なノイズを手放す。

という意味の度数。

これまで自分が握りしめてきたつまらないこだわりや方法論は、先へ進むために手放すことを促されるかもしれません。
過去へ縛るもの、恐れを捨てて、新しい世界に挑戦してみて下さい。
食の時間は、自分の潜在意識下に溜め込んでいた不要なものが大きく整理されるときでもあり、特に蠍座での日食なので、自分の深層に深く潜り自分の真実に到達する、という作用が天王星と相まってかなり強く働くと思います。
新しい感覚へシフトするために、これを機にすっきりと軽く整えていくこと。
古いエネルギーを手放し切ることで、新しい感覚へのシフトも早まると思います。
今回の日食は、縁切り・縁結びの要素もとても強いと思いますが、新しいご縁も土星の逆行終了を受けて、シンクロなど宇宙的な力を感じるような流れの中で結ばれていくようにも思います。
アンテナを張っていて下さい。

11月8日の牡牛座での月食は、今回の日食を経て、更なる変化のエネルギーが強くなりそう。


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