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12月23日 山羊座新月+冬至からの流れ 〜魂の願いをこの世界で実現するための実力をつける。本気スイッチ発動〜



12月22日6時50分頃、太陽が冬至点を通過しました。
冬至は、3月21日春分からの新しい1年を迎える前に、ここまでで収穫したものを整理し、土壌を整え、新しい種まきの準備をする期間でもあります。
その冬至のエネルギーを個人の領域に落とし込むタイミングとなる山羊座新月。
冬至の翌日、23日19時16分ごろ、山羊座での新月を迎えます。


今回の星読みトピック
◉ 山羊座新月のエネルギー 〜魂の願いをこの世界で実現するための実力をつける。本気スイッチ発動〜
◉ 冬至からの流れ
 木星牡羊座入り、水星逆行開始など、年末年始から春分に向けて気になる星の動きあれこれ


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◉ 山羊座新月のエネルギー 〜魂の願いをこの世界で実現するための実力をつける。本気スイッチ発動〜


新月は山羊座2度で迎えます。
『三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で破損している』
● 思想・信念・など、これまで自分を支えていた精神的な価値観が、現実の出来事や立場・環境の違うものに直面する事によって崩壊する。
● 挫折のような経験をし現実世界における自分の実力を知ることで、改めて真に目指すべきことが浮き彫りになり、そこへ向かうための現実的な力を蓄えることに力を注ぐ覚悟を決める。

という意味の度数。


山羊座は、超リアリストな側面があります。リアルの中で確かな実力をつけ、現実を確実に登り詰めていくサインでもある。
この新月は、山羊座の最初の領域で起こる新月であり、射手座の影響を脱出していく力が強く働きます。
射手座は、理想や希望を抱いて邁進し、自分の可能性を広げていくサインでもあります。
その中で生まれた、机上の空論、あてのないワクワク感で動いていた余分な活力、希望的観測や大雑把な見積もり、自分の中の情熱だけで完結していること、などなど地に足のついてなかったことが粛清され、現実の世界へ放り込まれるような感じ。
この世界で本気で実現したいことがあるのなら、目指すもののために現実的にやるべき事が浮き彫りになるかもしれません。
一見厳しく感じられますが、何が足りないのか、どこに力を注げば良いのか、など、自分の願いを現実化するための道筋や現実世界における自分の課題が提示されるチャンスでもあると思います。
もし厳しい結果を目の当たりにしたとしても、真摯に受けとめそれをバネに跳躍することに意識を向けること。
現状を把握するのは少し勇気がいることかもしれませんが、自分の目標を達成するためには厳しい努力も厭わない、山羊座の底力を身につける時。

新月は、5ハウスから6ハウスへ差し掛かる場所に。
5ハウスが示す自己の創造性、自分から湧き起こる自由な発想を最大限に発揮するために、6ハウスの示す自分の環境や自分自身のコンディションを整えていくイメージ。
瞬発力も大切だけど、それを継続できる山羊座的底力を蓄えるというイメージも湧きます。
小手先の調整ではなく、長い目で見て理想的な環境や自分自身をじっくりと整えていく感じ。


山羊座には現在、金星・水星・冥王星が緩く寄り添いながら滞在しています。
金星は山羊座17度。
『密かに裸で入浴する少女』
● 大人意識の中に隠された、純粋な心理や個人的感情を解放して、人間的に自由に振る舞う。
● 表面的な大人意識ではなく、まず裸の心と向き合い、真の人間性の伴った成長を目指す。
● 自分に巣食っている、社会的ルールや制限を外し、のびのびと自由に過ごすことで、本当は自分が何を望んでいるのか、生きるために必要な要素は何かを問い直す。

という意味の度数。

1月7日に迎える蟹座の満月では、太陽がこの度数に位置します。
今回金星が位置するこの度数の示すことは、山羊座新月ー蟹座満月を通して大切なメッセージであると思います。
新しい時代に突入中の今、旧社会で身につけてきたルールや常識感覚、疑いなく受動的に受け入れていた自分に課したルールや制限などを一旦解放し、素直な自分の心の声を聞いてみること。
本来の自分と不調和な刷り込まれた意志は、矛盾や葛藤を生み苦しい生き方を強いるかもしれません。
枠組みや、〜すべき、といった信念から外れてしまう恐れを手放した時、自分が心で求め続けているものは何か。柔らかい人間らしさを取り戻し、安らぎや幸福感の伴った自分らしくのびのび出来る人生とは。制限を持たなくても純粋に人間的であれる生き方とは。社会とは。
その根底に、金星が示す愛や本当の豊かさ、本当の調和があるということを示しているように思います。


水星は山羊座22度。
『敗北を優美に認める将軍』
● より優れた成果を得るために、表面的な勝敗から降りる。
● 小さなことで負ける代わりに、本当に価値あるものを手にする。

という意味の度数。


冥王星は山羊座28度。
『大きな養鶏場』
● 自分が目指してきたピラミッドの頂点に立つと、そこにはこれまでの自分が想像もつかなかったような別の世界が広がっていることを知る。
● 進化の極には全く別の座標がある。
● 社会の投影する欲望のモデルから少しずつ自由になる。

という意味の度数。


自分が大切にしたいこと、自分の純粋に求める生き方を基に、旧社会でのゲームを降りていく。
登り詰めた旧社会の頂上で見える新たな座標を、それぞれが見出していく時なのだと思います。


新月の度数は、現実の社会の中で自分が取り組むべき課題が見えてくる。というようなメッセージではありますが、金星・水星・冥王星が示すように、旧社会的なルールに則ったやり方ではなく、もっと新しい、何にも縛られない自分の価値観で自分らしい取り組み方を見出していくのではないかと思います。
そのために、外側から強いられた制限を取り払いつつ、目指す生き方をするために自分を律する力も必要。
自分の心が求めるものに添い、新しい世界で生きる新しい方法で自分の環境を整えていく。現実の壁を切り拓いていく力を蓄える。

ひとりひとりの魂からの願いを実現するために能動的に社会に本気でコミットしていくこと。
その、願いに向かい現実世界を切り拓こうとするエネルギーの高まりが、人間本来の生命エネルギーを爆発的に解放し、社会を大きく動かしていくような雰囲気も、この新月の配置から感じられます。




◉ 冬至からの流れ
 木星牡羊座入り、水星逆行開始など、年末年始から春分に向けて気になる星の動きあれこれ



ここしばらく、集合意識に強く働きかけるエネルギーが続いていましたが、それを受け、冬至から春分にかけて、現実の社会に大きなインパクトが起こりそうな星の動きになっています。

・木星牡羊座入りについて
冬至の直前12月20日に、木星が牡羊座入り。
木星は約1年かけて一つのサインを通過しますが、今回は逆行の関係で、魚座と牡羊座を行ったり来たりしていました。
5月17日には木星は牡牛座に移動していきます。
牡羊座は12サインのトップバッターであり、赤ちゃんのような未知の可能性と爆発的エネルギーを持ったサインでもあります。
3月6日まで双子座に長期滞在している火星との相乗効果で、新しい世界を創造していく動きが一気に加速しそうです。と同時に旧社会の崩壊も一気に進んでいきそう。
これまでベースとしてきた社会システムが崩壊していく流れが押し寄せるかもしれない雰囲気ではあるので、大混乱や窮地に追いやられるようなこともあるかもしれませんが、その中で、新しい世界に向かう底知れない生命エネルギーが爆発していくような感じ。
この辺りで、これまで魂からの願いをクリアにしてきたことが効いてくるのだと思います。
やると決めたことは一気に進んでいく感じなので、方向を見誤らないよう冷静に、しかし必要な行動を起こし、進むべき方向にしっかりと舵を切っていくこと。
社会的な動きも加速しそうなので、流されてしまわないよう、自分の中心をしっかりと保って下さい。
2023年は、牡羊座での新月を3月22日と4月6日の2度迎え、2度目の牡羊座新月は日食とも重なっています。
牡羊座の爆発エネルギーがかなり強調される時。
ここからの木星牡羊座期は5月17日までと短めではありますが、旧社会の崩壊との強いコントラストで、人間の持つ生命エネルギーが爆発的に発動する、色濃い木星牡羊座期となりそう。

・12月29日 水星逆行開始
前回の双子座満月の回でも触れましたが、12月29日水星が逆行を開始します。
金星と正確なコンジャンクションしながら逆行を開始。
逆行開始の度数は山羊座25度。
『東洋の敷物を扱う商人』
● 自分の所属する場、地域、社会を活性化するために、他所から新しいものを持ち込む。

という意味の度数。

2020年の冥王星・土星・木星のトリプルコンジャンクションの頃、この度数でもコンジャンクションが起こっていましたが、その頃に感染症が爆発し、ステイホームを余儀なくされ世界中が一時ストップしてしまいました。
外にばかり向いている意識を、自分の内側に向けること。自分の足元にある豊かさに向き合いそれをしっかり育むことを促すメッセージだったと思います。それは、日本という国の単位でも言えることだったと思います。

今回の水星逆行は、金星と正確なコンジャンクションと同時に、冥王星ともコンジャンクションしています。
水星・金星・冥王星が共通で示すことと言えば、経済や金融に関することです。
なので、その辺りで大混乱が起こることもあるかも知れません。(もうだいぶおかしなことになっていますが)
また、度数の示すように、物流・輸入輸出などの大混乱や、交渉や契約に関する混乱などが引き起こされることもあるかも知れません。
アメリカの3度目の冥王星リターンも重なっているので、何もないかも知れませんが、少し心配な配置ではあります。(1度目はロシアのウクライナ侵攻、2度目は安倍元首相銃撃が起こりました)

その後、
1月13日に、火星逆行終了。
1月18日に、水星逆行終了。
1月23日に、天王星逆行終了。で、全天体順行期間開始。

これまで定まらなかった事に明確な方向性が見え、そちらへグッと舵をきるイメージ。
旧社会崩壊の流れと、新しい世界創造の流れが同時に一気に加速しそう。
天王星逆行終了の前日、22日は天王星がルーラーである水瓶座での新月ですが、この新月も旧世界から脱出していくような雰囲気が強いです。
大きな変革の時。

・3月7日土星魚座入り。
価値の分解と再結晶。
土星魚座期は、ここから約2年半続きますが、旧社会での価値観やシステム、国家という概念さえ崩れていき、これまでに見出してきた本当の豊かさや大切なものを基に、改めて新しい社会の価値観や概念、システムが構築されていくのではないかと思います。

3月21日春分。翌日22日、冥王星の1度目の水瓶座入り。
この流れも、かなり大きなインパクトがありそう。


社会はすでに崩壊寸前な感じですが、どんな感じで崩壊していくのか、どの程度崩壊が進むのかは分からないし、もしかしたら大きな事も起こらないかも知れませんが、今ある社会に疑問を抱いている人は、脱出していく後押しが来ると思います。
この冬至は、旧社会脱出後の生き方なども見据えた、長いスパンでの準備を意識してみると良いかと思います。
金星は、自分本来の素直さや本当の豊かさ、大切にしていきたいものを大切にしていく生き方にシフトすることを促しています。
恐れからの行動ではなく、歓びのための行動を起こしていきましょう。

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