恋煩い?それとも、

わたしがもう十年か二十年早く生まれていたら、間違いなく‟Olive”の愛読者だったと思う。
生まれたころには廃刊していたから、シティガールのわたしは、シティボーイのための雑誌“Popeye”を愛読している。何もする気が起きなくてSNSを眺めていたら、今日は発売日だったと知って、さっき最寄りのコンビニで買ってきた。
それが、今日初めての外出になった。22時ごろだった。

あれ、今日は、一日カフェに籠って勉強する予定だったのに。卒論の一セクションを書き終えるはずだった。おかしいな。

起きた後、珍しくぱっぱと着替えて、メイクまでしていたのに、家にいてしたことは、お掃除とお料理だけ。いや、ごはんもちゃっかり三度食べた。
それ以外はずっと、寝ていた。昼寝と呼ぶには長すぎる。

お昼ご飯を食べた私は、せっかく着替えた服を脱ぎ捨てて、下着のまま冷たくなったベッドにもぐりこんだ。
「家を出る前に15分くらい、お昼寝をしよう。そうしたら頭もすっきりして、勉強ができるわ」
と思いながら。

そう、ちっとも勉強の気分になれなかった。なれなかったどころじゃない。なんだか具合が悪いような気がしていた。

理由は分かっている。
好きな人をご飯に誘ったから。

なにそれ、恋煩い?!なんて言われてしまいそう。そういえば、恋煩いなんて言葉、二十二年生きてきた日常生活では一度も使ったことがない。ありふれているような気がするのに。

前にもこういうことがあった。
憧れの先輩と会う約束をした日から、実際に会った後の三日間くらい、ずっと体調不良だった。「先輩のことは素敵だと思うけど、会うだけでこんなに緊張して具合悪くなるなら、わたしにはきっと向いていないわ」と思って、恋になる前にやめてしまった。

そういえば、いつだったか友達が、「あるアーティストが、恋をするとどうなりますかってインタビューで聞かれて、具合が悪くなりますって答えていたわ」って教えてくれたっけな。
わたしは確実にこの種の人間だわ、とつくづく思ったし、思う。

今年中に声を掛けると決めていた。12月になっていたことにふと気づいたわたしは、そろそろ予定を聞かないと!と思った。
そこでまず、なんて誘おう、と、何パターンもメッセージを作る。
それを数日置く。
送ろう!と決めたとしても、あんまり夜中はよくないからと言って次の日にまわす。
午前中に送ってしまえばいいものを、気分じゃないからと夜に送ると決意する。
夜の十時ごろ、やっとあの人のラインを開く。送るメッセージを選ぶ。それをコピペする。
……そして、ここから送信ボタンを押すまで二時間くらいかかる。本当に馬鹿だと思う。

やっと送信して、寝る。起床する。
どうせ返信は来ていないと思いながら、それでも一応携帯を見ると、来ている。
大パニック!
裏も表もない単純な返信の意味について、深く考えてしまう。そのメッセージへの返信もまた悩む。……用件が片付くまで、これが続く。
―――そりゃあ、具合も悪くなるよ。

これは恋煩いなの?そもそも恋煩いって、なに?
わたしの場合、原因こそ恋にあれど、本当に「具合が悪い」だけなんじゃないかな。それを理由にしたただの「怠惰」なんじゃないかな、と思う。

そんな感じで家に籠っていたら、帰ってきたパパに「どうせ勉強しないんだったら、たまには早く寝たら」と言われてしまった。そうしたいけど、今日は寝すぎてもう眠れないんじゃ!
そうして、ふとポパイが発売日だと思い出した。
眠るくらいなら、じっくり雑誌でも読みたい。
なんなら、いつか彼とできるかもしれないデートについて考えた方がいいかもしれない。
なによりもまず、家の外に出たい……!!!!

というわけで、今夜は「シティガールたちよ!」特集を読みふけりたいと思います。
みなさん、よい週末を。

。o O

ただの日記でした:)

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ラムネ

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