面接で活きる ”我が子”とは?
はじめに
「お受験は子供と向き合う、いい時間だよね~」
私が幼稚園受験をしようかと相談していたママ友(小学校受験経験者)にふと、かけられた言葉です。
親子一緒に取り組んでいくから、向き合っていかないとね…という
そこまで深く捉えずにさらっと受け流していたものの、
終わってみると、「我が子はこんな子です!」と自信をもって表現できるようになりました。向き合うという本当の意味に気づかされたのでした。
ここからは
面接対策として始めた”我が子を知る”という準備期間に思ったことや実際にやったことをまとめていきたいと思います。
情報収集
幼稚園受験を意識し、まずはじめたことは
兎にも角にも情報収集!
まずは、書籍検索からはじめました。
幼稚園受験の面接や願書対策ができる書籍を見つけます。
こちらは各幼稚園の願書がそのまま例題で掲載されており、
志望理由の書き方、教育方針の書き方など、
かなり参考になりました!
受験対合格セットを発見!
こちらもCD付でしたが、正直CDはあまり聞きませんでした(笑)
ペーパーの内容は良かったです。親子面接の全体像やちょっとした知育テストなどが盛りだくさんでした。これを一通りやって慣れておくことも大切かなと思います。(学芸大の場合はですが)私立の場合は各々出題傾向があるのでそれぞれ対策は必要だと思います。
お受験塾へ通うという選択肢がない我が家(笑)(詳しくはコチラ)
こちらの合格セットを一通りやってお受験塾の直前講習に臨みました。
なのであまり抵抗感なくなじめたかなと思います。
例えば、トラのキャラクターの通信教材などカラー印刷で慣れていると、
こちらは全面白黒なので、なかなか面白みにかけるという点は否めません。受験教材ならではかなと思いますので、慣れておいた方が無難かと感じました。
書籍から得た出題傾向をまとめると
・教育方針
・志望動機
・長所・短所
・習い事
この当たりに目星をつけて考え始めました。
夫婦のアウトプット時間
この項目一つ一つ考えていく時間は、
夫婦の考えをまとめる時間。
家族の在り方を考える時間。
になったと思います。
父母のどちらが当日行っても大丈夫なように
アウトプットする時間を大切にしていきました。
主人は空き時間にちょこちょこ考えては
何気ない時間にふと話はじめるタイプ。
私はいつも聞き役で、主人の話すキーワードから解釈を広げ、あーでもないこーでもないと話を広げる役。
正直私はものごとについて、あれこれ深く考える方ではなく、アウトプットも苦手。どちらかというと文章派です。
主人の話すキーワードを受けて、
そう思ってたんだ!!と発見することもあれば、
お!的を得てるじゃん!同感!って思うと、拝借することも(笑)
たまに、ん?違うなってことは正直に、でもさ・・・と反論する時もあります。でも、対立はあまりしなくて、そういう考えもあるよねと、お互いの考えを一旦は聞くというスタンスです。
主人が話し始めたらメモる…メモる。(これがネタ帳です)
子供にはどんな風に育ってほしいか。
そのためには私たちは何をすれば良いか。
が主な論点。
今取り組んでいることをなぜ始めたか、
これをやって、こんな風に変化したよね!とか
習い事をやらせてみて感じたことや
彼女の生活にどんな良いコトを与えられたか。
成長した点なども話題にあがりました。
ノートを作る
願書・アンケートは文章で伝える。
面接は言葉で伝える。
これは当たり前ですが、
どれも文章で考えをまとめて話せれば、両方に対応できると考えました。
そこでノートを作りはじめました。
まずは軸となる
キーワード選定
キーワードと文章だけでなく
そこからイメージできるかがポイント。
具体的にどんなエピソードと結びつけて話すか。
映像で出てこないと話せない、
伝わらない。
文章の丸暗記ほど相手に届かない話はない。
拙くてもいい、辿々しくてもいい
リアルな体験を語ることに重きを置きました。
教育方針
教育方針はどんな子に育ってほしいかという論点にもなります。
出てきたキーワードは
・心身健康
・コミュケーション
・チャレンジ精神
心身健康
心も体も健康でないと何もできないよね!という
大前提の上、生活しているので真っ先に浮かんだのは心身健康です。
エピソードしては、やはり食事にはこだわりをもって生活しているので、なるべく手作りのものを食べさせていることなどを話せるねと一致しました。
コミュニケーション
人は一人では生きていけないですし、他者との関わり合いの中で自分を確立し、他者の考えも知る。どの年代になっても必要になるのは円滑なコミュニケーション力だと思ったからです。
エピソードとしてはこのコミュ力を高める方法として実践しているのは、
いろんな世代の方と触れあうこと!
歌の習い事をしているせいか、歌うハードルがものすごく低い娘は童謡を武器に先生方と歌でコミュニケーションを図っています。
保育園では0歳~年長さんまではカバーできますが、
それ以外の年齢の方とはなかなかご縁がありません。
そこで我が家は、中学校や高校の学園祭をうまく利用していました。
これは親子で楽しめるおすすめの行動の一つ。
学園祭でよかったのは縁日的なコーナーや買い物コーナーです。
学生さんたちと気軽に話せるいい機会になります。
・的あてや射的などやり方の説明を聞いて実際にやってみる。
・わからないことを学生に聞いてみる
・買い物して、「これください、ありがとう」のやり取りをする。
これは4歳児にとっては刺激の宝庫だと思いました。
チャレンジ精神
前出の学生さんたちに話しかけることもそうですが、
前向きに何事に取り組んでみよう!という気持ちがないと行動できないし、
気持ちがポジティブでないとチャレンジ精神は生まれないよね…という話から親が積極的にポジティブな声掛けをするということを心掛けていることや、朝活の取り組みを話せるね!となりました。
朝活では運動遊びを行っています。
縄跳び、ボール遊び、バドミントン、自転車、かけっこ、
鬼ごっこ…毎朝20分ほど、親子で遊んでいます。
天候はほぼ関係なく、公園・屋内外をローテションで(笑)
この20分ほどの朝活時間があることで
運動して気持ちが上向きになり、
明るくはつらつとスタートできていますし、
朝のぐずぐずが少なくなりました!
また、運動能力も上がっていくことを実感しています。
できなかった縄跳びが5回飛べるようになった!!
ラケットに羽が当たるようになった!ラリーが続いた!など、
スモールステップの”できた!”という達成感を味わうことで
気持ちが前向きになっていくのです。
これが塵積で、
次もやってみよう!というチャレンジ精神につながっています。
長所と短所
私の場合、あまり深く考えないタイプなので、
いざ聞かれると悩んでしまうのです。
主人に 「こりんご(娘の仮名)は片付け苦手だよな・・」
と言われて、そう?と注意深く観察すると、
ほんとだ!この子の遊んだ軌跡を辿れる(笑)
とその短所に気づくことも多かったです。
毎日生活していると当たり前になってしまって、
気にすることもないと、スルーされてしまうこともちらほら
見つけることもありました。
またその際にどんな声掛けするか? これは結構頻出の質問です。
その時の自分の声掛けや自分の行動を客観的に把握し、
面接の時に話す内容として覚えておきました。
(ノートにメモしておきました!)
保育園の先生にヒアリング
面接を控えていたある日、保育園でタイミング良く個人面談が実施されました。日中の多くをみて下さっている保育園の先生方です。
貴重な情報源で、大変役にたちました。
保育のプロが様々な子供を見てきたからこそ気づくことや
我が子ならではのことなども発見できるのかなと思いました。
あと忘れてはいけないのが、
「娘の課題」ここできるといいなと思う点を聞きました。
目に余る行動等なども聞いておくとよいと思います。
先生からみてできていないな、ここできるといいのにという点は、
行動観察の試験においても内容によっては目に付くと思ったからです。
このヒアリングでは
娘は
”モノに執着しない”
→ 片付けも疎かになりがち(短所にもつながっていた)
”人が好き”
2時間以上ごっこ遊びをしているらしい(笑)
友達が飽きるほど…
”トラブルを未然に防ぐ”
けんかにならないように、そっと身を引く…
”先を読み行動ができる”
先生の行動を見て次の準備をそそくさと始める
という長所や短所を知ることができました。
そう思って日頃から観察してみると、
ほんとだ!と納得することも多く、
より娘を深く知るきっかけになりました。
習い事について
習い事は2つ
・お歌
・スイミング
お歌のお稽古
お歌のお稽古は歌を通して、
様々な情景や言葉を想像しながら歌うということをします。
童謡や唱歌を中心にゆったりと日本文化を感じるような歌が中心です。
途中リトミックのようなこともするので、体を動かしながら
楽しくやっています。
3歳~20歳前後の方まで所属している合唱団なので、
年齢差の交流は大変有意義なものになっており、
我が家の教育方針である、
コミュニケーション力アップにも繋がっています。
自然と年長者の歌を見聞きして、
自分も歌いたい!と見本にして模倣したり、
数千人規模の大きな舞台でマイク1本で独唱したりと、
人前で発表して拍手をもらえる、喜んでもらえるという感覚は
なかなか日頃の生活で経験できません。
この習いごとは、チャレンジ精神も育つ良いものだと感じています。
礼儀作法・舞台マナーはまさに行動観察にも大変活かされました!
スイミング
ごく普通のスイミングスクールです。
水に抵抗もあまりない子でしたので、進みも早く、
上から観覧し、しっかりと褒めてあげることで、着々と技を磨いているところです。
前回の彼女の泳ぎとどう違うかを見て、できるようになったところと課題をしっかりと本人と話しあって臨むようにしています。
テストで級が上がる、合格することも大切ですが、
取り組んだ過程をしっかりと褒めてあげることが大切だねと
夫婦の共通認識として考えています。
面接で活きる ”我が子”とは?
当たり前ですが、面接という短時間の間に
どんな質問がくるかはわかりません。
その1問1答にキラッと我が子をプレゼンする力は必要です。
そのためにはどんな状況の時、我が子はこんな子だ!と
的確に述べることが必要です。
キーワード+エピソードで イメージをもって話せるか。
ここが伝わるポイントだと思います。
拙くてもいいし、たどたどしくでも
映像として頭に映し出されるくらいにすると
堅苦しい文章暗記するより
リアルに相手に響くのではないか思うのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
読者さんの面接対策に少しでもヒントになれば幸いです🍎
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