死者の探し物 ➀
これは、以前働いていた会社の「同僚K」から聞いた、
彼の身に起きた実話。
俺がまだ、石川県金沢市に住んでいた時のこと。
当時同じ会社に勤めていた、同僚のK。
ある日、車のブレーキパッドを交換して貰うために、
山手に住む、彼の家の近くまで車で向かったのだが・・・
待ち合わせたのは、彼の家ではなく、
家から離れた場所にある、広い駐車場。
俺は不思議に思い、Kにそのことを聞いたら
「家に、人(死者の霊)がいてさ・・・」との返事が。
聞いた話に寄れば、彼は金沢市の山手に住んでいるのだが、
実家に近い場所に、安い物件を見つけたので、そこに引っ越したのが始まり。
それが「いわくつき物件」だとは知らずに・・・
どうやらそこには、高校生くらいの女の子の霊が住んでいて、
「俺が外に出かけると、窓から寂しそうな目で、こっちを見てるんだよ」とKは話した。
そういうこともあり、窓ガラスにはよく、彼女の手跡がついているんだとか。
正直、なぜそこに彼女がいるのか、
詳しいことまでは、わからないけど、
いつも窓から眺めているその女の子は、もしかしたら、
大好きだった Kに告白する前に、何らかの事故で亡くなった女の子なのかもしれない。
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