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アイドリッシュセブンと私の奇跡。

前回の最後に触れた、アイドリッシュセブンというコンテンツ。
これがもう隅々まで素晴らしくて、語りはじめたら本当にキリがないのだが…
今回はこのアイドリッシュセブンが私に与えてくれたもの、という部分にフォーカスを当てて書いてみようと思う。

一言で言えば、1番に出てくるのは「勇気」だろう。

ストーリーや楽曲からはもちろん、語りつくせないその他諸々の部分からも、たくさんの勇気をもらっているのだが…。

その中でも私にとってはまさに勇気を出せたぞ!ということを証明するような出来事がある。
それは今夏、東京で開催されていたアイナナ展へ行けたことだ。

普通に考えれば、それのどこがすごいのか…と思われるだろう。だが私にとって、この行動はものすごく大きな意味を持つことになる。何故なら、私はパニック障害だからだ。

開催地は池袋サンシャインシティ。期間は夏休みの真っ只中。これだけで、今までの私だったら諦めていた条件だ。それはもう、考えただけでゾッとしてしまうような。

しかし今回ばかりは、アイナナが好きすぎるあまり…「うー、、、これは行きたい!!どうしよう、行ってみたい!いや、、、もしかしたら行けるのでは!?」という、今までだったら1ミリも想像出来ないような選択肢が、自分の中に生まれていた。
これだけで既に、私にとってはとても大きな進歩だった。ここでは詳しくは触れないが、パニック障害というのは、、まぁそれくらいには厄介なやつなのだ。

とにかく、その選択肢が自分の中に生まれたということが何よりも嬉しかったし、大きかった。

決めたらあとは、勇気を出すのみ。

そして…
本当に行くことが出来たのだ!!!

もちろん事前に色々と確認したり、出来る準備はしていた。だけどなによりも、楽しむことを大切にした。
そして当日も。絶対に無理はしないと常に言い聞かせながら、こまめに休憩をしながら、自分のペースを意識しながら…少しずつ、でも確実に!無事に見に行くことが出来た。

これは当たり前のようで、私にとっては奇跡みたいな出来事だった。

正直見ている最中も、自分が夏休み真っ只中の池袋にいるなんて!と信じられない気持ちの方が強く、またアイナナ展の素敵な空間への嬉しさも相まって、終始ふわふわした気持ちだった。

いや、病気のことを差し引いても展示に関しては本当に現実との境目がなくて、色々な意味でふわふわしていたし、逆にリアリティもすごかった。さすがだ。

常に気を張っていたので、欲を出せばもっと展示をじっくり味わいたかった…などと思ってしまうが、行けただけで充分すぎるほどだ。

兎にも角にもこの事は、私に大きな自信をくれた。
そしてここまで私が動けたのは、間違いなくアイナナが大好きだからで…それ程までに心を動かしてくれるもの、好きなもののパワーというのは本当にすごいなと実感した。
だから、こちらこそありがとう!という気持ちでいっぱいだ。

そして付き合ってくれた旦那にも感謝しかない。色々と大変な時だったのに、本当にありがとう。
ちなみに旦那もアイナナにハマりまくっているので、当日は大変楽しんでいた。

他にもアイナナが与えてくれているものは本当にたくさんある。
最初に書いたように、語り出したらキリがない。

ただ、今声を大にして言いたいのは、私に一歩踏み出す勇気をくれてありがとう!ということだ。

今年の夏のこの出来事は、私にとってなによりも大きな宝物になった。

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