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好きなものがあるという幸せ。

好きなものがあるのは幸せだ。
誰かと共有するのはもちろんのこと、自分だけのひっそりとした世界を持つことも、この上ない幸福感に満ちていると思う。

勇気にも繋がる、好きという気持ち。
物でも人でも、動物や食べ物でも、色でも匂いでも、ふわっとした世界でもなんでも良い。説明出来ないような世界でいい。
そんな「好き」を、大切にしたいと思えるようになったのも、ここ何年かかもしれない。
それこそ、新しい世界に出会えたからかもしれない。

「好き」は様々なところに散らばっているような気がする。
一つのものの中にたった一箇所でもグッとくるものがあったら、それは私の好きな世界だ。人に説明するのは難しいけれど、それでいいのだ。
ひっそりと、こっそりと、それを好きでいる自分にやっと出会えた。

その「好き」は、自分にとってなによりも大きな味方になってくれる。
勇気はもちろんのこと、自然と笑顔になったり、心が軽くなったり、とにかく幸せな気持ちになったり…逆に弱っている時は、それを思い出すことで涙を流せたり…。

そういう心の支えみたいなものを、大切にしたいと思えるようになったことが、嬉しい。

自分の「好き」を肯定するのって、意外と難しかったりするのだ。

特に大切な人達が周りにいればいる程、「好き」をアピールするのにはちょっぴり勇気が必要だったりする。いつの間にかその気持ちを誤魔化してしまったり…少なくとも私は、そんなことが多かった。

新しい世界を好きになってから、それを大切にすることを知った…のかもしれない。
なんだかずいぶんと気持ちが楽になったような気がするから、きっとそうなのだ。

もちろん落ち込むことはたくさんあるけれど、自分の中にそういう「好きでいていい」世界があると、こんなにもそれが支えになってくれるのかと驚く。

そして、また一歩前へ踏み出せるのだ。
そうやって生きていく人生を、私はなんだか愛しいなと思う。ちょっとくすぐったくなるような、自分だけのあたたかい世界だ。

自分の気持ちに素直になるって、とっても幸せだと思う。

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