SIGMA fp について
2019年10月25日にシグマからふるサイズミラーレスが発売になりました。
2日使用しての所感を書いてみようと思います。
1.「一言でいうと」
「広くそれなりに深くどの分野にも対応できるカメラ」
スナップ・風景・ポートレート・動画撮影・・・どれにも対応できるカメラであることは間違いないです。
そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、今までのシグマのカメラを使用していた方からすると「AFが他社ミラーレス並みに早い」「ISO6400が普通に使える」と驚かれると思います。
2.「とにかく小さい」
「なによりも小さく、撮影機材の一部品としての捉え方」
見た目からわかることでもあるのですが何よりも小さいことです。ボディー本体だけで370gの質量とAPC含めてもトップクラスの軽さです。フルサイズならぶっちぎりの軽さですね。小さなMマウントレンズでもつければ通勤用のカバンに入れても大丈夫なんじゃないかなと思うぐらいです。カメラの形状もミノルタのTC-1のごとく四角くカバンの隅にでも入れやすいところも気に入っています。
あとは拡張性も高く、3DCADデータも公開していることから他メーカから、これからアクセサリーがいろいろと発売されるのではと期待してます。小型のジンバルとも相性がよくこれからは動画撮影も初めてみたいなという気にさせてくれます。
3.「高感度に強くなった」
こちの写真はISO2500で撮影していますが、DP時代ではISO400がぎりぎり使えるかもぐらいだったのですが、さすがベイヤー方式のセンサーといったところです。ライカMMやフィルムカメラばかり使用していたので他社ミラーレスと厳密に比較はしたことないですが、自分的には全然使えるんじゃないのかなと思ってます。これで夜の撮影もシグマのカメラが使用できちゃいますね笑
4.「ティールアンドオレンジ」が素敵
今回から新しく追加された「ティールアンドオレンジ」のカラーモードが個人的には気に入っています。海外の映画ではよく使用されている色調らしくオレンジ色が少し強調され、暗部はブルーよりになります。よくインスタグラムとかでも結構このテイストは見られので流行りなのかもしれません。ライトルームやフォトショなど使わなくってもカメラの設定でできてしまうので、このカラーが気に入ったらfpはおすすめなんじゃないかなと思います。
5.「ここは少し残念だなというところ」
・AFが迷う
コントラストAF方式ですので迷う場面は結構あります。AFスピードについては全然不満はないのですがコントラストが一様の被写体を撮る場合は注意が必要ですね。
・小さすぎて持ちにくい
小さいことはメリットなのですが、やはり持ちにくいですね。スナップ中心に撮影しているのでたまに片手で撮ることもあるのですがやはり安定感にかけます。自分はこのカメラを使用するときは小指をカメラ底に添えて撮影してます。※グリップかえばいいのですが。。。
・若干コントラストが高く色も飽和・白飛びしやすい
シグマのFOVEONセンサーと比べてなのですが白飛びは色飽和もしやすいかなと感じてます。どこかFOVEONのテイストを残したような表現になっているのでベイヤー方式の弱点がでているのかもしれません。昼間の撮影ならやはりDPシリーズやSDミラーレスのほうが画質は間違いなくいいかなと思います。また、シャープネスも高めでジャギーが少し目立つなっていった場合もあります。このあたりは現像時にマイナスに振ってあげてますね。
6.「買うべきかどうか」
現在他社のミラーレスを使用しているのであれば無理に買い換えるほどでもないかもといったところかもしれません。出来上がる写真についてはレタッチできればそれほど差はでないですし、小さいといってもレンズ含めればやはり大きいので、Mマウントレンズを使用してのスナップとかでなら優位になるかなと思います。もちろんカメラとしての完成度は全然高いので自信もっておすすめはできます笑
動画撮影はまだ始めたことがないので、現状はスナップをメインで撮影する方には強くおすすめできますね。
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