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アゲハ蝶が教えてくれたこと

   5月末、長年福岡県保育協会で一緒に勉強していた田川市の先生が、アゲハ蝶のサナギを2ひき持って来てくれました。

 田川市には自然がいっぱい残っているので、自宅の庭の樹にたくさんの虫がやって来るそうです。りんごの花保育園の園庭には、だんご虫かゾウリムシしかいないので、子ども達はとっても喜んでいました。

 りんご組(3・4・5歳児)の子ども達に見守られながら、2ひきのアゲハ蝶は羽化しました。この出来事は、子ども達の心を大きく動かしたようです。

 さなぎが蝶になるのを図鑑で確認し、蝶にもたくさんの種類があることがわかりました。
    図鑑には名前が書いてあるので、字が読めるようになりたいと思った子もいます。
    蝶の羽の美しさに、自分で羽を作って、蝶になって自由に表現して楽しんだ子もいます。

    心を動かされて、自分で〇〇したい、〇〇のようになりたいという気持ちが遊びを広げ、表現が生まれ、学びへと繋がっていきます。

 アゲハ蝶の羽化という感動的な出来事に触れた子ども達の姿を担任のM先生がドキュメンテーションにしてくれました。子ども達の生き生きした表情やアゲハ蝶の一人立ちを見守る心配そうな顔が写真に残っています。

 来週、このドキュメンテーションを田川市の先生に送ろうと思っています。予想以上の活動の拡がりを見られて、きっと喜ばれると思います。

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