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#17 町田ゼルビアvs徳島ヴォルティス

前節はアディショナルタイムに失点し、追いつかれ引き分け。点は取れているが、勝てない。難しいシーズンを今のところは過ごしています。さて、今節は徳島に乗り込んでの鳴門カレーフェスティバルです!!!(結果的にそうなってしまっただけですが…)

スタメン


[町田]
ジョンがスタメンから外れ、ポン太がケガ明け初スタメン。前節の終了間際に負傷したロメロはベンチにも入らず… 森村がCHの位置に入り、戸高が右SH、ユーキさんが左SHに!!!

[徳島]
前節の3バックから4バックに変更。チーム得点王の清武がベンチスタート。アンカーの岩尾を抑えることができるかがカギに。


攻撃

ロメロに代わってCHに入った森村もロメロと同じように積極的にSBの裏に侵入してきます。ですが、ロメロのように1人、2人と独力で剥がすことができないので、時間が作れません。この2人の差が出てしまった形です。
素早いプレスや、圧縮で相手に思うようにパスを繋げさせなかった前半は守備から攻撃といい循環ができてしました。そのため、何度も決定機が訪れる展開となりました。前半に何度も訪れた決定機を逃したため、後半は前半とは正反対の展開となってしまう訳ですが。

この試合の攻撃は左サイドを中心としながらも、決定機となる時は右サイドからボールが入ることがほとんどでした。相手の攻撃が左サイド中心に組み立てられている中、ゼルビアが中盤でボールを奪い、攻撃に繋げることが出来ていたことが理由の1つだと思います。

前節の栃木戦のレビューに載せた図の逆サイド版です。全く同じ形が64分のジョンのシュートのシーンがいい例です。


攻撃で気になったのが、クロスボールが入った時にゴール前で待つ人間がファー狙いなことです。ユーキさんが中にいたら、ニアを狙うんでしょうが、基本的にはクロスをあげるかサイドにいることがほとんどでしたから。81分の海舟のクロスのシーンはゴール前の2人はどちらもファーでもらう動きでした。 ファー狙いでもニアに動くなどして、相手の意識を引き付け、自分と一緒に相手も移動させ、ファーの選手にスペースを作ることは重要です。


守備

徳島は試合開始から15分くらいは様子見なのかキック&ラッシュとゼルビアに合わせてきました。ですが15分を過ぎると最終ラインから丁寧にビルドアップをしてきます。ですがゼルビアの切り替えの早さ、ボール保持者にプレスをかける早さに戸惑う徳島のビルドアップ隊。この日の2FWはキーパーへプレスは行かず、徳島の"ピッチ上の指揮官"(勝手に命名)の岩尾は町田の2FW・2ボランチ(森村がCHで井上がDHかな)で取り囲んでいるため、岩尾にパスを出せばボールを取られるとわかっている徳島の選手は中央ではなくサイドから前進してきます。

岩尾を取り囲む4人の距離感的にパスが通せそうだからいやらしい。

左サイドから前進し、右サイドに張った岸本へボールを逃がし、ビルドアップする形は岸本が交代するまで試合を通し見られました。海舟は岸本との1対1は上手く対処できていたかと思います。

なんやかんやで前半は守備が上手くいっていて、岩尾を消せていたので、町田優位でした。

ですが後半は劣勢と言える状況でした。それはなぜか。自分なりの理由はこうです。

①ビルドアップ時に岩尾がCB間に落ち、ボールを受け、ボールを握る時間を増やす。そして、町田の守備の基準点をずらしたことで、ゼルビアのDF陣は混乱に。

②野村がトップ下(もしくはFW)の位置に上がり、守備をある程度免除されたことで、前線に残りカウンターに迫力が出た。

③杉本、岸本の両翼が0.5列ほど下がり、守備に参加する事で、ゼルビアのラッシュ攻撃に人数をかけて対抗。攻撃の時は、サイドライン際にポジション取りをすることで、ゼルビアのSB-CB間の距離を長くさせることで、野村や河田、小西が飛び込むスペースを作る。

④野村や攻撃参加してくる小西がDF-MFの中間にポジションを取るため、誰が見るのかがハッキリせず、マークがずれた。

自分なりに試合を読み取った結果、以上4つほどの理由があると思います。


さいごに

鳴門カレーフェスティバル(イエローカードが多く出た)試合でしたが、レフェリングにはコメントはしません。カードが出たことで、積極性を失い守備から攻撃といい循環ができなくなって行ったのは事実だと思います。ですが、決めるべきところで決めきれない。いろんな意味で試合を難しくしてしまったのは自分たちです。失点をしない、勝ち切るためには何をすべきなのか、優秀なコーチ陣、選手は考えていると思います。



日曜のお天気は微妙ですが、ホームでヴィヴィくんとモフモフする準備を私はしたいと思います。

今節も最後までお読みいただきありがとうございました。



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