見出し画像

FC町田ゼルビア 2024シーズンプレビュー

我が、FC町田ゼルビア、初のJ1リーグでのシーズンもあと少しで開幕。昨シーズンを軽く振り返り、今シーズンの展望を述べていきたいと思います。最後までお付き合いいただければと思います。

昨シーズンの振り返り

昨シーズンは、藤田晋社長、原靖FD、黒田剛監督の3トップ体制での初年度として、J2リーグではかなりの予算を投じて強化を行い、プロ1年目の黒田監督をバックアップする体制を整えた。

一方の黒田監督もキャンプの段階から守備の決まり事をチームに植え付け、強固な守備を構築することに成功。攻撃はエリキ、ミッチェルデューク、平河悠などの前線の個を活かすような直線的なフットボールを志向。結果、10節から一度も首位を譲ることなく、優勝。初のJ1昇格を果たした。

ただ、攻撃面の課題を選手の質だけで解決してしまった感は否めず、この辺りをどのように改善していくかは開幕を迎えないと分からないだろう。

In / Out 整理

以下はFootball LAB から引用

In
Out

今オフも昨シーズン同様に In が非常に多いが、今オフはそれ以上に放出ができなかったように見える。複数年契約の選手が多くて、出すのが難しかったのだろう。また、ウィンドーが閉まってから、レンタルで数人は出るだろう。

今シーズンの目標

黒田監督からは「5位以上、勝ち点70を目指し、ACL出場権争いに食い込んでいきたい」という趣旨の発言が聞こえてくる。

具体的には、J1が今シーズン同様の20チームだった2021シーズンの鹿島の勝ち点69がターゲットとどこかで言っていた気がする。(どこで見たか、有料記事かも忘れた)

こちらが実現可能な数字かはさておき、昨シーズンも具体的に勝ち点や順位目標を何度も対外的に発信していくことで、自らチームや自分自身にプレッシャーをかけていたので、今シーズンもそういうやり口だろう。

個人的にはあり得なくもないが、まずは残留が目標。選手が39人いても、J1で1シーズン試合に出続けた選手も少ないし、そう簡単に行かないでしょ、と思う。ただ、今の自分がゼルビアとJ1との差を計る指標って、天皇杯の横浜FM戦と新潟戦しかないし、今と選手も違うし、自分の中の基準も参考程度にならないだろうなと思う。でもカテゴリーが1つ違うだけでこんなにスピード感に違いがあるのかとは驚いた経験がある。ので、今年は手を使ったファウルが増えそう。これだけは予想できる。

現状のメンバー序列予想

あくまでも個人的な予想。チームから出てる映像を見て、あれいないぞ、とか思ったら下げたりしている。

4-4-2

一応、今シーズンも4-4-2が軸と予想。3-4-2-1や3-5-2もできそうな選手たち。なんなら、3-5-2の方がハマりそうな試合もありそう。

GK

現状は谷晃生が一番手か。開幕のガンバ戦に出れるように自分で出場を認めさせたって話もあるし、とにかく失点を防げるGKを求める監督なので、J1での経験も含めて頭1つ抜けているか。

CB

右昌子源、左ドレシェビッチが1stチョイス。昌子はキャプテンとして経験と安定感をチームにもたらす。ドレシェビッチは、谷も昌子もヨーロッパでの経験があって英語でのコミュニケーションが取れているので、連携は問題なさそう。パスとかシュートの映像しか確認できてないけど、守れるのだろうか。昌子は通年稼働が難しそうなので、チャンミンギュにかかる期待も大きい。3バックならミンギュ、池田樹雷人もかなり出番ありそう。

SB

右は鈴木準弥、左は林幸多郎が一番手か。鈴木は3バックなら右HVもできる。ただ、SBが一番ウィークポイントになりそう。サイズもないし。報道あった選手だけでも代表クラスに振られてますし、ここが一番補強上手くいかなかったんだろうなーってのが分かる。守備力がJ1のレベルにあるか疑問点。攻撃面はそこそこって感じ。でも右はキャンプで新卒の望月ヘンリー海輝の評価が高くなっているようで、ロングスローも投げられるらしい。ルヴァンが一発勝負になったのが残念であるが、試合に出ているところが見てみたい。

CH

中盤の2枚は、ディフェンシブなタイプとオフェンシブなタイプが1枚ずつらしい。特に後者は仙頭啓矢の評価が高いっぽい。ただ、監督交代後の柏での起用法を見る限り、途中出場が増えているので、フィジカルサッカーの中で異端な存在としての起用なんだと思う。

ディフェンシブなタイプは宇野禅斗と柴戸海が2人で争っているのだろうか。ただ、どちらも通年稼働が難しそうなので、下田北斗と仙頭の2人みたいなこともあり得そう。

SH

右はバスケスバイロン、左平河悠という感じ。ただ、バイロンが日本国籍をまだ取得できていないとなると、エリキの復帰と同時に枠の問題でメンバーから弾かれるなんてこともありそう。その時は平河が右で、左にナサンホ、藤本一輝というのもありそう。ここは、平河以外の序列が見えてこない。でも平河はパリの当落線上にいるので、3月末の代表活動に呼ばれる前にもう1人誰か出てこいって感じ。

CF

キャンプの感じだと藤尾翔太は調子が良さそう。相方はナサンホ。でもデュークがアジアカップから帰ってきたので、ここの人選は読めない。3人を共存させるなら、ナサンホがサイドに回りそう。ただ、藤尾はパリ世代の常連なので、デュークとナサンホのセットの練度も上げておきたい。

また、エリキの復帰は4月末以降になりそうなので、ブースト的な感じになると理想的。Jリーグ最高年俸の力を見せて欲しいし。本当にいい奴エピソードしかないブラジル人なので、早く来日して欲しい。キャンプ来てないのに、キャプテンにエリキで投票した選手がいるのは謎だけど。

今シーズンの基本のゲームレビュー

何度も言っているように、4-4-2と3-5-2(3-4-2-1)の併用になりそう。

ただ、配置が異なるだけで、戦い方は昨シーズンと変わらず、前線からのミドルプレスと強固な4-4ブロックの使い分け。志向するものは変わらないけど、人をアップグレードしていくことで、強さと速さをJ1基準に上げていきたいんだろうなと感じる。

攻撃はポジトラでスピードのある選手でカウンターを完結したいというのは昨シーズンと共通。前からハマれば1.5軍のマリノスにも通用するのは昨シーズン証明済み。丁寧に後方から繋いできてくれるチームとの相性は良さそう。ただ、プレスがハマらなかったり、蹴ってこられると後ろが晒されたり、背後取られての失点は昨シーズンもあったので、そこのリスク管理はしかりしておきたい。

セットプレーはデュークやオセフン、CBの2人あたりがターゲットになりそう。ロングスローは翁長聖が移籍したので、鈴木しか投げる人がいないかな。今シーズンはタオルでボール拭いてたら遅延行為取られて、イエローが連発しそうなので、柔軟に対応していってほしい。

昨シーズンもあったが、持たされると厳しい戦いを強いられていたが、持たされた時にどうするのかは気になるところ。神戸とか福岡みたいにゼルビアの上位互換みたいなチームが多いので、そういうチームに勝てるかどうかが順位が決まってきそう。

最初の11人の名前だけ見たら下位レベルではないと思うので、2番手以降の選手たちが突き上げて、日常の基準を上げて、来シーズンもJ1で戦えるように、これからのFC町田ゼルビアに繋げていってほしいと思う。


さいごに

各々が各媒体で言うこと言っているので、チャカチャカしたチームに負けないように、東京のチームで最上位になるように、日々積み上げていきたい。

ただ、奥山政幸がずっと言っているが、せっかくのJ1なので、まずは楽しむことを忘れずに、色んな感情をチームと共に感じて過ごせればと思う。


お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?