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リングスケアセラピスト紹介⭐︎

はじめまして!
リングスケアセラピストの上野榛華です。

私は大学卒業後、有料老人ホームに就職し介護士として勤務をしていました。
一度他職種へ転職をしましたが、現在はリハビリデイサービスで介護士をしながら、リングスケアセラピストとして活動をしています。

簡単に自己紹介を…と思ったのですが少し長くなってしまいました…
是非、読んでいただけると嬉しいです!


なぜ介護士を志したのか


私は、祖父母が大好きだったので、幼い頃から自然と高齢者に携わる仕事がしたいと思っていました。
人手不足・3K・給料が低いなど、世間的にあまり良いイメージが持たれていない業界ではありましたが、日本は世界で最も高齢化が進んでいる国でもあり、高齢福祉に関わる仕事は、今後ますますニーズが高まるに違いないと考えていました。

誰もが必ず通るであろう「介護」という道が、暗いイメージではなく、明るいものであってほしい。
自分や、自分の大切な人が、幸せに歳を重ねられる社会を実現するために何ができるのか?
そんな想いから高齢福祉に関心を持ち、介護士を志すようになりました。

理想と現実のギャップを感じた介護士時代


介護実習や研修では、ご入居者様とゆっくり関われる時間が多かったので、お一人おひとりに寄り添った介護ができそう!と期待を胸に現場へ出たのですが…
実際現場に出てみると、目の前の業務に追われ、ゆっくりとご入居者様と関わる時間を持つことも難しく、イメージしていた介護とは異なることも多かったのです。

また、ご入居者様と関わる中で、
「長生きなんてするものじゃない、人に迷惑をかけるだけだから…」こんな言葉を聞く機会が多くありました。

ご入居者様は、想像し難い辛さや寂しさを抱えていること、なるべく周りに迷惑をかけないようにと遠慮しながら生活していること、「長生き=幸せ」とは限らないという現実を、現場に出て初めて知りました。

身体状況・生活環境の変化に伴い、このような感情を抱くのは普通のことかもしれませんが、当時の私には、そこまでの想像力はなく大きなショックを受けたのを覚えています。

ほんの少しでも、ご入居者様が「長生きしてよかった」と思える瞬間をつくりたい。何もできなくても、その想いそっと寄り添える介護士でいたい。
そんな事を悶々と考えながら働いていました。

美整容ケアとの出会い


日々もどかしさを感じながらも、介護士として自分なりに出来ることを模索していた時に出会ったのが『美整容ケア』でした。

きっかけは、新入居されたAさんとの出会い。
Aさんは、80歳過ぎまで宝石店に勤めていたのですが、認知症とADLの低下が見られ、86歳の時に施設入所されました。

「地味な服は好きじゃない」
「化粧をしないと1日が始まらない」

そう言いながら、入所後も毎朝化粧をし、色柄物の洋服に着替え、髪の毛をきれいに整えている、とてもオシャレでパワフルな方でした。

ADLが緩やかに低下していく中でも、
「ちょっと手伝って!!」と
スタッフに声をかけながら、毎日欠かさず自分らしい姿に整えてゆくのです。

化粧へのこだわり、洋服の選び方、外見を気遣う心。
「昔は化粧をしていたけれど、ここでは必要ない」と、
施設という環境に順応しようとしているご入居者様が多かった中で、自分らしさを大切に、これまでの生活習慣をしっかりと新しい暮らしの場に持ってきていたAさんは、とてもかっこよく、いつも輝いていました。

そんなAさんを見ているうちに、私はあることに気づきました。

身なりを整える過程や、その行為全てにAさんらしさがぎゅっと詰まっていていること。

「施設だから」化粧もしないし、オシャレもしないという勝手なイメージを持ってしまっていたこと。

(社会的にもそのようなイメージが広がっていること。)

私自身、そして業界全体として「整容ケア」に対して意識が低かったこと。

決して特別ではないはずなのに、いつも外見を気遣い、身なりを丁寧に整えているAさんの姿が、私にはとても新鮮な光景に映っていたのです。

身なりを整える「整容ケア」。

それは、その方らしさを尊重し相手を想いやること=その方に寄り添うことなのだと気づき、忙しくても、お一人おひとりに寄り添うことのできるツールの1つとして、美整容ケアを学ぼうと決めました。

一人ひとりの顔にお触れる瞬間は相手への敬意を忘れずに


リングスケアセラピストとして感じていること

介護現場では、食事・排泄・見守りなどのケアが優先されることが多く、整容はどこか後回しにされやすい現状があるのですが、今はもっとフォーカスの当たるべきケアだと感じています。

それは、外見を綺麗に整える整容・化粧は、健康やQOLとの関連性が非常に高く、身体的・心理的・社会的に様々な影響をもたらす、広い可能性に満ちた分野であるということを知ったからです。

お元気な時から人生の最期まで。

その方に寄り添うことのできる大切なツールの1つとして、当たり前に美整容ケアが提供される日が来るよう、関わる全ての方々と手を取り合いながら、多くの可能性と愛に溢れたリングスケアを1人でも多くの方に届けていきたいと思っています!

リングスケアセラピストの仲間♪




リングスケアでは首都圏を中心に高齢者を対象とした訪問型化粧・整容ケアサービス(Rings Care®︎)を提供しています。大切な方に喜んでもらいたいという家族様はお気軽にお問い合わせください。

また、医療・介護職の方で一緒に活動をしたい!私もやってみたい!と思われた方はまず、セミナーにご参加ください。

お申し込みはPeatixから


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