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やる気が見えない子に将来を説くなら、『見える形』にして伝えよう!

「なぜ、うちの子は勉強に対してやる気が起きないのか…」
 
子どもたちのやる気のなさに、親としてやきもきさせられることって多々ありますよね。ただ、私たちの経験からは、「今、学んでいる内容が、今後の学習にどうつながっていくのか」が目に見えてわかれば、目の前の学習にやる気を出すお子さんが多いようです。
 
そこで、『子どもが見える形』というところに焦点を当てて話をしたいと思います。

現在、小・中学校で習っている算数・数学を一例にあげてみると以下のように学年・単元毎につながりができるように学習カリキュラムが組まれています。

◆算数・数学学習内容系統表◆

 これを見ると小学校低学年から積み上げてきたものが、中学生の基礎になっていたり、一つの単元から分岐して新たな単元につながっていたりしているのがわかると思います。
 
例えば、小学4年生の「垂直と平行」で出題される問題は、中学2年生の「角と平行」の単元で出題される問題と同等レベルのものを扱います。小学4年生ではハイレベルな問題に挑み、中学2年生では小学4年生の時にマスターした知識を生かして授業やテストに取り組んでいきます(もちろん、実際に小学4年生の時に学んだことを覚えていて、ガンガン問題を解いていく生徒もいます)。
 
大人は、どうしても自分の経験から「こうしたほうがいい」、「こうすべきだ」という話をしてしまいますが、子どもにとっては、それが「これからの経験」になるため、イメージできずに反発しやすいと思います。ですから、こうした表などを活用して『子どもが見える形、わかる形』にして伝えてあげれば、子どもも自分の今後の学習をイメージして行動や考え方を変えやすくなり、やる気UPにつながっていきます。 

「算数・数学 学習内容系統表」は、臨海セミナーの小中学部が設置されている教室で、保護者様との面談時やお便りとして配布していますので、ご興味がありましたら近隣の教室までご連絡ください!